田中 賢

ライブ情報、日々の思い、音楽と日常などを記載していきたいと思います。

9月28日(土)THE WAREHOUSE、USJハードロックカフェにて歌う!

2019年09月29日 | 音楽
 1週間前、舞子でのライブを終えてから、頭はピアノモードへとシフトした。自分のオリジナルをしばし心の片隅に追いやって、大好きな曲たちのことを思い、ピアノに向かう時がきた。
 毎日ほんの少しずつではあるが、仕事のあとでピアノに触れた。徐々に感覚がもどってくるのを感じながらの個人練習。木曜日の夜には9時~11時の2時間、樫本くんとスタジオに入り、たくさんの曲たちと向き合ったら・もう二人ともへとへとであった。
 ライブ当日はユニバーサルシティー駅で樫本くんと待ち合わせた。唐突に、「田中さん、たいへんなことが起きてるんですよ」と彼は言った。何事なのか、途轍もなく悪いことでも起きたのかと僕はとても心配になったのだが、その次の言葉にほっとした。「ラグビーです、日本がアイルランドに勝ちそうなんですよ~!」
 初めてのUSJハードロックカフェ。ひょんなことから始まったTHE WAREHOUSE、このユニットのおかげでこのようなステージに立てることがうれしかった。そして、自分にできることはわずかだが、それでも自分なりに魂を込めてピアノを弾こうと思った。
 遠くから聴きに来てくれた人たちがいる。たいへんな状況のなか足を運んでくれた人たちがいる。偶然そこで居合わせた人たちもいる。二人の演奏の根本にある気持ち、この歌が大好きなんだ、この歌が秘めている力を届けたいと願ってピアノを弾いた。
 エルトン・ジョン、ビリー・ジョエル、イーグルス、ビートルズ、ジョニー・ミッチェル、ポール・サイモン、ランディー・ニューマン・・・。この場所には似合うだろうと、久々にピアノマンも演奏できた。何とも幸せな時間と空間だった。
 気にかかることもあった。頭上からくる照明が鍵盤に反射してとても眩しい。こんな弱い視力でもやはりそれをたよりにしてピアノを弾いているから、この眩しさは大きな不安材料となった。照明の具合で演奏の質が左右されることは僕には多々あって、それを無くすには鍵盤など見ずに弾くことが最良の解決策なのだが、その勇気はなかなか持てないままだ。けっきょく人は、頼れるものには頼ってしまうのかもしれない。ともかくやるほかにはない。2部ではモニターのボリュームがかなり小さく、自分の音をしっかりと聞くために、つい鍵盤をハードに叩いてしまいそうになる。優しく弾くことに心を砕いた。
 本番ではいろんなことが起きるが、それでも、ぐっと聴いてくれている実感があったし、僕らもこの日の最大限の力を出し切れた感覚があった。実際に2ステージを終えると、やはり二人はへとへとであった。
 そして、噛みしめる、楽しかったな。こうして大好きな歌たちをTHE WAREHOUSEで表現できたことがとてもうれしい。
 そこにいてくださったみなさん、ありがとうございました!
 ハンバーガーも完食しました。大満足!そして、日本はアイルランドに歴史的な勝利!すごいね!
 さて、次回ライブは、10月19日(土)、いよいよたなかまさるワンマン、谷町九丁目ワンドロップにて!その後、10月25日(金)にはTHE WAREHOUSEで大阪本町ハードロックカフェに出演です!

USJハードロックカフェにてTHE WAREHOUSEのライブは明日!

2019年09月27日 | 音楽
 たなかまさるの気分はもうビリー・ジョエル、エルトン・ジョン、おもいっきり演奏したい!魂込めてピアノで歌う!どうぞおこしくださーい!

●洋楽カバーユニット・THE WAREHOUSEのライブは明日!  

 たなかまさると、アランスミシーバンドの樫本英之の洋楽カバーユニット、THE WAREHOUSE、いよいよUSJのハードロックカフェに登場です!たなかまさるのピアノと、樫本英之のボーカルのみというシンプルな構成で、熱いライブをとどけます。

日時:2019年9月28日(土)
場所:ハードロックカフェ・ユニバーサルシティーウォーク大阪店
ステージ:19時00分、21時00分の2ステージ
出演:THE WAREHOUSE

JR環状線「西九条駅」より、ゆめ咲線で「ユニバーサルシティ駅」下車。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンへ向う途中、
右側にあるユニバーサル・シティウォーク大阪の一番奥。
巨大なギター型の看板と1670万色の色味を実現できるレインボーカラーのLED照明が目印。 
TELEPHONE 06-4804-3870 (RESTAURANT)

ご予約はお店に直接お願いします!

9月21日(土)兵庫県舞子こずみっくにて歌う!

2019年09月23日 | 音楽
 約8か月ぶりの舞妓こずみっく、シモムラソウシさんは相変わらず熱いメッセージソングを歌ってくれた。仕事で少々お疲れぎみのようだったが、少しアルコールに酔いながら、日常のあれこれを語りながら、まっすぐに歌うスタイルはいつもとまったく変わることがない。板の上に乗ったら、すべてを吐き出す、そんな心意気が伝わってくる。この表現力は大きな才能だと思う。
 そんな彼が僕を舞子まで時々よんでくれるようになって、もう4年が経った。何でも、京都のお店で共演した時に、僕の歌に何かを感じてくれたらしく、そこからずいぶんとお世話になっている。ありがたすぎる出会いなのだ。
 そんな僕はこのごろはウクレレで歌うことが多くなり、この日もギターとウクレレを使って弾き語った。この空間にいられること、集まってくださった音楽好きな人たち、暖かなお店の人たちに感謝のほかには言葉がない。
 歌い終えたあと、シモムラさんは、最初京都で僕を見た時の印象を話してくれた。全編ピアノで弾き語っていたらしい。その歌たちに心を動かされたという。そして、今度ここで歌う時には、どうしてもピアノのオリジナルを歌ってほしいというのだ。
 最近こずみっくで歌う時、僕はピアノをまったく使わなくなっていた。ギターやウクレレで新たな歌ができてきたということもあるし、こずみっくのステージはとても小さくて、ピアノとギターを同時に置くことができないので、ギターを弾きたい時には、ライブの進行を止めて、ピアノをかたずけてもらわねばならないのだ。そんなこんなの事情もあって、僕はこの店ではすっかりピアノを使うを歌は歌わなくなっていたのだ。
 ピアノで作る僕の歌にはなぜかメッセージ性の強いものが多い。直球勝負というかんじなのだが、おそらくそれは僕の原点といってもよいかもしれない。子どものころにまず触れた楽器はピアノだった。ギターよりもずっと前に、僕はピアノに触れていたのだ。その頃の記憶にまで無意識的にさかのぼって、ピアノで歌を作る時、僕の気持ちもまっすぐになるのかもしれない。
 じゃあこの次こずみっくに来る時にはピアノで歌ってみよう、何だか素直にそう思って、シモムラさんとそんな約束をしたのだ。
 この日には新たなミュージシャンとの共演もあった。ぱんだ♪なおこさんは小さなマーチンのギターで中嶋みゆきさんやら、エディー・リーダーさんやら、名曲たちのカバーを歌ってくれた。優しい歌声とギター、これもまたよし!
 また舞子で歌うことができました!そこにいてくださったみなさん、ありがとうございました!
 さていよいよ次の週末、9月28日(土)は、大阪USJのハードロックカフェにてウェアハウスのライブ、10月19日(土)には大阪谷町九丁目ワンドロップにて、たなかまさるワンマンライブと、歌の旅はまだまだ続く!

1.サボテン
2.芋虫の嘆き
3.りんご
4.何かの間違いでしょう
5.笑う人
6.もやもやしてる
7.はるかぜらいふ

共演:シモムラソウシ、ぱんだ♪なおこ

9月20日(金)HARUライブ at Lazuri-Cafe終了!

2019年09月23日 | 音楽
 ラズリカフェは神戸駅から歩いて10分、お寺の敷地の中にあった。まずまず激しい雨だ。となりにある大きなホールでは何とドラゴンゲートというプロレス団体のイベントが行われていて、出番前に耳をすますと、ゴングの音が聞こえてきた。無類のプロレス好きである僕はただそれだけで興奮していた。それにしてもほんとうに面白いお寺なのだ。
 HARUでの演奏も久々だし、東京からやってきた石田洋介くんとのライブも1年半ぶり、やはり興奮せずにはいられない。
 とはいうものの、1週間の仕事を何とかかたずけて神戸に入ったためか、リハではそんなに調子がでない。それどころか、ステージ上で楽器を持ち換える動きやら移動にはかなり心を砕かなければならず、ラインやらマイクスタンドやらなんやら~、かなり気持ちが散漫になった。マイクスタンドにからんだラインを解いてもらいながら、もっと持ち物をを減らしたいと心から思った。
 そんな僕の気持ちを癒やしてくれたのは、神戸のパンたちだった。おいしい!どれもこれも!ありがたい!カフェの方々の心づかいに感謝だ。
 石田洋介くんの声はやはり人間ばなれしている。声を出すだけで、ものすごい説得力を感じた。やはり歌は言葉では語ることができない。音楽なのだから、やっぱり体の深くで感じるものなのだと思う。彼のソウルフルな歌に酔いしれた。石田くんは僕が20代の頃に出会ったミュージシャンだが、その頃から、間違いなく、僕のヒーローなのだ。あんなふうに歌えたらなあっていつもそう思う。ギターひとつで全国を回っているが、彼のステージを一人でも多くの人に聴いてほしいなと思う。
 神戸はすぎたじゅんじくんのおひざ元、彼のギター教室やウクレレ教室の生徒さんたちがたくさん来てくれていた。ステージに立った時、何だかとてもありがたいなと感じて、そこからはただただ歌い、ギターをかき鳴らし、ハーモニカを吹きつつわくわくし、ウクレレを鳴らし、ピアニカに心をまかせ、ピアノでも歌った。段取りはとてもたいへんだったが、できるだけのことをやって、音楽を楽しむことには成功したと思う。
 サボテンの時にはリバーブが深すぎて、まるで風呂で気分よく歌っているおっさんみたいな気分になった。あれはいけない。もっと歯切れがほしかったが、それも笑いに変えることができた。
 初めて二人でウクレレを弾き、はるかぜらいふを歌えたことはほんとうにうれしかった。さらに、もうずいぶん長く歌ってきた夕焼けという歌、すぎたくんはいつもはギターで歌うのだが、この日はウクレレでちょっと軽めのワルツで歌い、僕はピアニカを合わせた。これまたほんとうに心地よし!
 さらにさらに、何年ぶりだろうか、「心ある人が歌うなら」っていう曲を久々に歌うこともできた。昔っから聞いてくれてる人はこの歌をとても喜んで聞いてくれたみたいでうれしい。お客さんたちはみな暖かく、飾らないシンプルな歌をとどけることができたと思う。
 最後に3人でセッション。イーグルスのTake it easy、これは初めて合せたわけだが、なかなか気分よく歌えたね。あー、音楽を満喫!
 もう3人とも50歳を目前にしている。すぎたくん、石田くん、二人とも体調の変化などなどあるようだ。僕は今のところ元気で変わりなくやってる。このごろは若いころよりもずっとずっと、1日の終わりに飲むビールがおいしくてたまらない。この日もまた、ライブ後にいただいた缶ビールが、ほんとうにほんとうにおいしかったのです!
 そこにいてくださったみなさん、ありがとうございました!

1.翼はなくても
2.サボテン
3.集まって
4.はるかぜらいふ
5.夕焼け
6.何かの間違いでしょう
7.心ある人が歌うなら
8.君のそばで息をしよう

共演:石田洋介

9月15日(土)大阪我孫子うぱさんのカレー屋さんにて歌う!

2019年09月15日 | 音楽
 1年前に昼ご飯を食べにたまたま入ったカレー屋さん、店主のうぱくんは音楽をやるってことで1曲歌ってくれた。僕もお返しに1曲歌った。それが始まりである。
 今日は夏みたいな暑い日で、神奈川県からやって来た龍麿さんとの共演だ。ウクレレを持っていこうかと思ったが、もうギターひとつで歌うほうがややこしくなくっていいかなあと、マーチンのギターに全てをたくしてお店に向かった。
 龍麿さんはもともと何かの職人らしく、握手した手はとても大きい。きさくで明るい方だと感じた。お客さんたちは楽しそうにカレー食べつつ話していて、龍麿さんはリハーサル、心地よいギターの音色、ぜいたくな昼の時間だ。
 僕らは1回でライブをやるのだが、2階ではバーベキューパーティーが催されており、肉を焼くにおいもぷんぷんしてくる。何だか体験したことのない不思議な雰囲気のなか、ライブはスタート。
僕は最初の出番で、ともかく自分らしく歌うのみ。今日のお客さんたちはとても楽しそうにコーラスや手拍子をしてくださった。みな音楽好きというのがすぐに分かる。子供たちも騒いだりじっと聴いてくれていたり、時にはボーカルマイクのスタンドをいじりに来たり~、なかなかピースフルな空間のなかで、僕は、サボテンやら神様たちの願い事やらを歌った。
 潔くギターひとつというのは気持ちも絡であった。歌うことに集中できたし、その曲ごとに少しだけ話て、あとは歌とギターに没頭できるのがいいかんじだ。芋虫の嘆きは、こんな真昼間にはそぐわない気もしたが、そのミスマッチもいいのかなと思って歌った。普段はピアノでやってる雨の歌も、やっぱりここではかかせない。
 りんごやら、もやもやしてるやら、何だか自分の歌はやっぱり人の歌とはかなり違って手変わっている、異質な気がする。でもそれがたなかまさるらしさではないか、と今ではそう思って我儘に歌ってる。何かの間違いでしょうは、みんなで盛り上がれたし、ラブソングである世界一もしっかりとみなで歌うことができ、僕はすっかりうれしかったのである。ありがたい時間と空間、お客さんたちに感謝だ。
 龍麿さんのライブは、彼のポジティブなエネルギーに溢れていた。ギターやボーカルの技術はもう申し分なく、ただ聴いているだけで心が動き出すのだ。音楽とはそういうものだ。難しい言葉もいらず、ただ音が鳴っていて、それを感じているだけで心地よくなれる。洗練されたハワイアンやロックのテイストの中に、野性的な魂を感じた。それこそが音楽には大切なのではないかと思う。わけがわからないのに、何か前向きなものを感じる、そんな音楽を心から楽しませてもらえたし、自分の音楽にもそんなものがあるなら、そう感じてもらえるならうれしいなあと思った。
 最近はワンマンでライブを行うことも増えたが、こんなふうに素晴らしいミュージシャンといっしょに演奏できるってことはほんとうに幸せなことだ。まったくの偶然のご縁に感謝する。そして、もうずいぶんと長くこんな活動を続けてきたのだが、50歳を前にして、今ここからまた何かが始まる、今日の一時はまた次へと繋がっていく、そんな実感が沸いてくるこのごろだ。
 こんな場をセットしてくれたうぱくんには心からお礼をいいたい。ほんとうに魅力的な若者だと思う。店主として、シンガーとして、そして人として素敵な若者なのだ。学ぶべきことは多々あり、いやいや、自分にはとうていまねなどできないが、歌を通じてつながれたことがとてもありがたく、僕もここからポジティブなエネルギーを発散させながら歌っていきたいと決意を新たにするのだ。
 そこにいてくださったみなさん、ありがとうございました。ほろ酔いで、帰ってきてすぐにこれを書いています。ほんとうに心地よい音楽ざんまいの1日でした。
 とはいえ、昼間のライブだったからまだ外は明るい。こんな時は大好きな風呂屋にいってひとっぷろ浴びるにかぎる!

 1.サボテン
2.神様たちの願い事
3.芋虫の嘆き
4.この雨の向こうにあなたがいる
5.もやもやしてる
6.りんご
7.何かの間違いでしょう
8.僕は君の世界一になりたい

共演:端山龍麿