田中 賢

ライブ情報、日々の思い、音楽と日常などを記載していきたいと思います。

なぜ歌は生まれてくるのか

2015年07月20日 | 音楽
  7月11日(土)、大阪中崎町コモンカフェにてのウェアハウスのライブ、樫本くんと僕が大好きな曲たちをしっかり味わいつつ演奏できました。彼のMCも絶好調!みんな彼の音楽に対する情熱に引っ張られては、何度か大爆笑もあって、僕も二人でこの日の演奏を作っていることを味わいながら、歌っているような感覚でピアノを弾いていました。ヒポポタミさんの暖かなステージやそこにいてくださったみなさんとの時間に感謝します!ところで、こんなに素晴らしい歌たちはいったいどうやったらできるんだろうか?なんてふと考えてしまいましたね。僕らの気持ちをここまでかきたててくれる歌たち、さすがは一流のソングライターたちだなあ。数日後、とある音楽家と話していた時、「若いころとは比べ物にならないくらい歌が作れなくなった」って僕がいうと、「作品を作り続けることができるのは、その人がずっと苦しみを抱えているからではないでしょうか」と彼が言ったのです。若いころに比べれば、確かに苦しみは減っているのかもしれない、いやいや、そうだろうか?、苦しみに対して鈍感になっているのかもしれない、それは生きていくための無意識のうちの防衛反応なのかもしれない・・・。という観点で考えてみれば、こんな僕の歌にしても、なぜ生まれてきたのかといえば、その時々の苦しさや痛みを乗り越えていくためだったのかもしれないですね。悲しみを乗り越えるっていうのはそのままなんですが、例えば、幸せな歌にしても、その幸せはいつまで続くのだろうか・・・みたいな不安と隣り合わせなわけだし・・・。苦しみがそこにあるからこそ作品が生み出される、もしもそれが真実なら、僕にはまだまだ歌を生み出していくチャンスがあるのかもしれない~、なんて、それはそれで苦しいことですね~!ひとつだけ確かなことは、苦しい思いを前向きな力へと変換してくれる、歌にはそんな力があるんだと感じています。7月25日(土)大阪道頓堀かつおの遊び場でのライブ、6時30分オープン、7時スタート、今回はまだ席に余裕あり!ぜひぜひ遊びに来てくださいね!