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SEゴルファーのOJTレポート ~職場のゴルフコンペブービー から THE OPENロイヤルトロフィー への挑戦 ~

このブログは、私のゴルフ理論を書く「ゴルフ雑誌の連載コラム」のようなものです。日記(私生活の記録)ではありません。

悪天候でもゴルフをする意義

2013年01月02日 | 悪天候
2012/12/01記事から悪天候でのラウンドの注意点について書きました。
悪天候の時はゴルフをしていてもあまり楽しくないと思います。良いスコアも望めませんし。はっきり言って「苦行」です。
しかし、この苦行のゴルフをする意義は大いにあると思います。
ゴルフは本来「どんな天気・天候でも行う」スポーツです。降雪でコースがプレーできない状態とか、落雷で屋外にいることが危険、などになり「ゴルフ場がプレーヤーを止める」まではプレーするべきというのが本来の考え方です。これは、ゴルフが本質的に「大自然と自分自身との対峙」であることを考えれば妥当と思われます。ですので、「競技」や「伝統的な考え方のメンバーでのコンペ」などは、相当の悪天候でも決行されます。
競技・コンペは、やはり、どんな時でも(どんな条件下でも)勝ちたい・順位を上げたいのがゴルファーの心情でしょう。悪天候での競技・コンペも、やはり苦行で、しんどいラウンドとなります。なので、ひたすら耐えて、少しでもスコアを落とさないようにという、ディフェンス主体のゴルフとなります。
悪天候の時は、「この状況は全員がしんどいんだ」とまず思うべきです。そして、「自分は悪天候の経験値が他の人より多くて、他の人よりこの状況に耐えられる」と思いたいです。こうした心境に辿り着けるためには、プライベートラウンドも悪天候でもラウンドして、悪天候でのプレーに慣れておくべきだと考えます。

冬の飛距離

2012年12月29日 | 悪天候
前回、冬は飛距離が出なくなると書きました。冬に飛距離が出なくなる(飛ばなくなる)原因は複数あります。いろいろな要素が飛ばなくなる方向に変わっているのです。飛ばなくなる原因を箇条書きします。
・気温が低くて、身体が冷えていて、身体の動きが鈍い。
・厚着をしているので、身体が回りきらない。
・シャフトが冷えていて、硬くなってしまい、しならない。
・ボールも冷えていて、硬くなってしまい、潰れない(反発しない)。
・気温が低いため、空気の密度が高くなり、空気抵抗が大きくなっている。
このように、気温の低い冬は、あらゆる要素が「飛ばなくなる方向」に行きます。これだけの要素が複合して、夏場と比べると相当に飛ばなくなります。ドライバーが10~30ヤード、アイアンは1番手~2番手くらいは飛ばなくなります。
これを、「夏場と同じくらい飛ばしたい」と思って、力んで大振りすると、ショットが乱れてしまいます。「飛ばないのが当たり前だ」と思ってゆったりとプレーするべきです。

冬のゴルフ

2012年12月22日 | 悪天候
今回は気温が低い真冬のゴルフについてです。
まず、冬は飛距離が出なくなります。なぜ飛距離が出なくなるかは次回記述します。飛距離が出ないので、コースが長く感じられます。例えば、350ヤードのホールを400ヤードのホールのような攻め方でプレーする必要に迫られます。
ただし、冬で飛距離が伸びる要素が1つだけあります。ランが出る(長くなる)ということです。地面(特にグリーン)が凍るので、ファーストバウンドの跳ね方が大きいこと、地面が硬く締っているので、転がっている状態からなかなか止まらないこと、があげられます。
グリーンが凍っていることに関しては、グリーン狙いのショットで要注意です。グリーンに直接キャリーさせずに、手前に落として転がして乗せていくべきです。グリーンが凍っているのかいないのかの判断も重要になってきます。夜間にカバーがかかっていれば凍っていないこともあります。日向か日陰かによっても凍り具合が違います。同じコース内でもホールによってグリーンの状態が違うと考えるべきです。
アプローチは「転がし」を軸に考えるべきです。芝が薄くて地面が締ってますので、グリーンの手前のフェアウェイやラフからも転がしていけます。それに、芝が薄いので、高い球を打とうとするとザックリやトップなどのミスが出やすいです。
冬のゴルフでのラッキーとして「池も凍るので、池に入るはずのボールが跳ねて池を越えることがある」ということがあげられます。
冬というものは「悪天候の一種」と考えるべきで、冬のゴルフでは良いスコアはなかなか出せないものだと考えるべきです。ハンデや平均スコアは5打くらい増えるのではないかと思います。冬にゴルフをするならば、あまりスコアに拘らず、調整の一環と思った方が良いと思います。

風の日のラウンド

2012年12月15日 | 悪天候
「風は雨よりも厄介」と言う人もいるくらい、風の吹いている日のラウンドは難しいです。
一番最初に考えるべき(判断するべき)ことは「風の強さが飛距離や左右の曲がりに影響を与えるぐらい強いのか、ほとんど無視できる程度に弱いのか」という点です。影響を与えると判断した場合には、どのくらい影響するかを考え始めます。
縦方向の風(アゲンスト・フォロー)の場合は、飛距離が番手何個分縮むか伸びるかを考えます。アゲンストとフォローで番手の変化分が違うのが普通ですので、片方向だけで番手差を考えるのは良くないです。アゲンストでは2番手縮むがフォローでは1番手も伸びないということも多いです。他の人のクラブ選択、ショットしたボールの飛んでいく感じ(戻される・押される感じ)は、非常に有用な情報になるので、良く見ておくべきです。
横方向の風(右から左から)の場合は、打ち出し方向から何ヤード左右にずれるかを考えます。横方向の風では、サイドスピンの多いフック・スライスのボールは影響が大きく出ます。風の方向のスピン(例えば右からの風でフックボール)では、曲がりはとても大きくなるので要注意です。ただし、風に乗るため飛距離は稼げますから、これをうまく使う手もあります。風と逆方法のスピン(例えば右からの風でスライスボール)では、あたかも風の影響を受けずに真っ直ぐ飛んでいくかのようなボールになります。方向性を出したいときには有用です。ただし、通常のショットより飛距離がだいぶ落ちる点に注意が必要です。
パンチショットなどによる低弾道のボールはどの方向から吹く風にも影響を受けにくいボールです。飛距離と方向の算段が立てやすくなります。
風の吹いている日は、風向きを把握することは非常に重要です。身体で感じる地表面の風向きは、地形による影響があります。さっきのホールがアゲンストだったのに折り返しのこのホールもアゲンストと感じることもしばしばあります。風が舞っていると感じることもあります。しかし、上空ではほぼ確実に同じ方向に風が吹いています。一日の中で風向きが変わることは少ないのです。そこで、コースの全体レイアウト図をよく覚えておき、身体で感じる風向きだけでなく「このホールはこっちの向きに風が吹いているはずだ」という理解をしておくべきです。また、全体レイアウト図を見るときには方角もチェックしておくと良いです。日本ではたいてい夏は南風で冬は北風ですので。

池の上は雨降りと同じ

2012年12月12日 | 悪天候
今回は天候関連の小話です。池の上の空気は、晴天の日でも雨の日の空気と同じような空気であることに注意するべきです。池の上の空気は、晴天の日でも、池の水が蒸発して、湿度が高い状態になっており、空気の密度が高く、空気抵抗が大きくなっています。なので、池越えのショットでは、雨の日のように、空気抵抗によって飛距離が落ちることを想定して、大きめ(長め)のクラブを選択するべきです。