goo blog サービス終了のお知らせ 

SEゴルファーのOJTレポート ~職場のゴルフコンペブービー から THE OPENロイヤルトロフィー への挑戦 ~

このブログは、私のゴルフ理論を書く「ゴルフ雑誌の連載コラム」のようなものです。日記(私生活の記録)ではありません。

数字には前提条件がある

2014年03月01日 | スコア分析
スコアを分析するとパット数とかパーオン率とかの数値が出てきます。これらの平均値も出てきます。これらの数値を見る上では、前提条件というか、どのような条件下のラウンドで出た数値か、どのようなラウンドの積み重ねで出た数値なのか、について十分考慮するべきです。
2011/12/22記事で「グリーンが大きいコースではパーオン率が上がってパット数が増える」と書きました。平均値の算出でも一番よく行くコースのグリーンが大きいか小さいかが大きく影響します。2013/10/26記事でラウンドの温度の違いについて書きましたが、これは平均スコアの値に影響してきます。
前提条件を無視して数値だけ比較するのは意味が無いです。違った角度から見れば、数値を良くしたいだけなら前提条件を変えた方が手っ取り早いと言えます。
腕前を上げて、前提条件が同じ中で数値を改善するには、その数値がどのように構成されているかを見て、構成要素を1つずつ改善していけば良いです。例えば、パット数が多いとして、グリーンが大きいコースによく行き、100ヤード超からグリーンオンしてピンから遠いところにオンすることが多く、そこで3パットすることが多いとします。これを2パットで上がれることを多くするには、ロングパットの距離感を鍛えてOKにつけることを多くするか、長めのセカンドパットのカップイン確率を上げるか、となる訳です。はたまたピンから遠いところにはオンしないようにショットを改善するという手もあります。

いろいろな99がある

2012年11月23日 | スコア分析
前回、100、90といったスコアを切っていくためには、各ホールはどういうスコアである必要があるかを書きました。例えば、100切りの99であれば、各ホール1.5オーバー平均です。
私は今まで、「ホールHDCPで難しい9ホールをダボ、ホールHDCPで簡単な9ホールをボギー」での99こそが究極の99であり、99というスコアを目指すならばこの形での99を目指すべき、と思い込んでいました。このブログもそうした考え方に基づいた記事を書いてきました。2009/04/22記事の各ホール均等の目標スコアを設定するという記事などです。
ちなみに私は「ダボ9ホール・ボギー9ホールという99」を1度だけ達成したことがあります。ただし、HDCP値の簡単なホールと難しいホールが合致していない(ボギーとダボが入れ替わった)ホールが8ホールはありましたが。
しかし一方で、「バーディ1・パー6・ボギー2・ダボ3・トリ4・4オーバー2」という出入りの激しいスコアでも99になります。出入りの激しいゴルフというのも本人のスタイルですので、尊重されるべきだと思います。
2012/08/25記事でラウンドのスコアはホール毎の得失点の積み上げという考え方をしました。が、出入りの激しいゴルフではもう少し違った考え方をした方が良いと考えられます。カードゲームのようなイメージが良いです。スタート前に、バーディ1枚・パー6枚・ボギー2枚・ダボ3枚・トリ4枚・4オーバー2枚というように合計18枚のカードを持っていて、1ホール終える毎に、そのホールのスコアのカードを出していくのです。後半で該当するスコアのカードが無くなったら、他のカードとスコアの貸し借りをして(トリなのにダボまでのカードしかなかったら、ボギーのカードをパーに書き換えて、ダボのカードをトリと書き換える、など)、カードを出してゲームを続けます。18ホールでカードを出し切れれば目標スコア達成、カードのスコアの貸し借りが破綻したら目標スコアをオーバー、最終ホールでトリのカードが残ってたのにパーで上がったなどでは目標スコアよりアンダー、となります。

ホームコースのスコア分析

2012年06月16日 | スコア分析
ホームコースでのラウンドのスコアを分析する場合、ハーフのコース毎と各ホール毎でスコア分析すると良いです。分析する項目は2009/08/08、2009/08/12記事で記述した項目と同じ良いです。これをコース毎とホール毎に行うだけです。GolfScoreHackerというソフトのコース毎ホール毎分析機能を使用すれば分析できます。
コース毎とホール毎の分析をするとかなり傾向が見えてきます。得意(スコアが良い)ホールと苦手(スコアが悪い)ホールがはっきり分かります。パーオンが全くできないホールとか、OBの発生率が高いホールというのも分かってきます。
分析結果を見たら、何月何日のラウンドで、どういうルートでボールを運んだときに良いスコアが出たのか、を思い出しましょう。そうすると、どのショットをどうすることが重要なのか、例えばこのホールはティーショットのフェアウェイキープが好スコアの絶対条件とか、が見えてきます。

平均的なラウンドのイメージ

2011年12月28日 | スコア分析
各ホールのボールのルートの記録から、平均的なラウンドのイメージというものを把握したいのです。平均的なラウンドのイメージでの18ホールのトータルスコアと実際の平均スコア(いつものスコア)が一致すれば、自分の実力を正確に把握できたことになります。
平均的なラウンドのイメージを把握するためには、2009/11/21記事のGolf Score Simulatorという腕前からスコアを予想するソフトウェアの考え方を利用して、以下のような順番で把握して行きます。
(1)腕前データの把握
・ドライバーとマックスクラブの飛距離を把握します。
・OB、チョロ、林から出すだけになる、などでのミス打数の1ラウンドでの平均値を把握します。
・残り何ヤードからそれぞれどれぐらいナイスオンできるかの確率を把握します。
・アプローチの寄せワン確率、パーオン時バーディ率、3パットの確率、を把握します。
(2)腕前データからホール毎のスコアへの変換
・ドライバーとマックスクラブの飛距離、ナイスオン確率、パーオン時バーディ率、寄せワン率、3パット率から、各ホールのヤーデージをかんがみて、各ホールのスコアを小数点一桁の数値で算出します。
・各ホールの小数点付のスコアから18ホールでのパー、ボギー、ダブルボギーなどの数(比率)を算出し、各ホールのスコアを小数点無しのスコアに変換します。
・上記で算出したスコアに、OBなどのミス打数を加算して、パー、ボギーなどの数(比率)を修正します。

スコア保存の法則

2011年12月22日 | スコア分析
「スコア保存の法則」とは、何かのクラブのショットは一日中良くても、何かのクラブのショットは一日中ダメで、結局18ホールを終えてみるといつものスコアになっているという主旨です。2009/11/29記事に書いた「平均の法則」も、結局18ホールを終えてみるといつものスコアになるという主旨です。
いつものスコアが実力通りのスコアであることは疑いようがないです。が、トータルスコアだけ見ていても自分の実力は見えてきません。スコア保存の法則・平均の法則に悩まされている人には、なんとかレベルアップを図りたいと思いながらも、何をどうすればスコアが良くなるのか分からない、と感じている人が多いのではないかと思います。
アベレージかそれより打数の多いアマチュアでは、体調によってスイングが変わるでしょうから、例えば、一日中横振りでウッドはナイスショットだがアイアンはミスが多いとか、一日中ダウンブローが強くてアイアンはナイスショットだがウッドはミスが多いとか、ということは大いにありえます。しかし、本当に何かのクラブのショットは一日中良くて何かのクラブのショットは一日中ダメだったのかは実は疑わしいのです。グリーンが大きいコースでは必然的にパーオン率が上がってパット数は増えるはずです。それをもってアイアンは良かったがパターが悪かったと考えるのは間違いです。アイアンの調子もパターの調子もいつも通りだったはずです。また、本当に何かのクラブのショットは一日中が良くても何かのクラブのショットは一日中ダメだったとしても、1日の1ラウンドではなく、数ヶ月間での数ラウンドを見れば、各クラブの平均したナイスショット確率というものが分かるはずです。
各ホールでスコアに加えてボールのルートの記録をしておかなれば、平均のナイスショット確率というものは分かってきません。各ホールのボールのルートを忘れてトータルスコアだけを見ていては、何をどうすればスコアが良くなるのか分からなくて当然です。