SEゴルファーのOJTレポート ~職場のゴルフコンペブービー から THE OPENロイヤルトロフィー への挑戦 ~

このブログは、私のゴルフ理論を書く「ゴルフ雑誌の連載コラム」のようなものです。日記(私生活の記録)ではありません。

河川敷コースの特徴

2012年04月28日 | コース
河川敷コースは丘陵コースとは違った特徴があり、注意する必要があります。河川敷コースが丘陵コースと違うところと、その違いによってゴルフが簡単になるか難しくなるかについて書きます。
(1)特徴:ホール内での打ち上げ打ち下ろしがない
結果:飛距離の計算はしやすくなるので簡単である
(2)特徴:ライが平坦である場合が多い
結果:ナイスショットが出やすくなるので簡単である
(3)特徴:樹木などの物体が少ない
結果:距離感が狂いやすいので難しい
(4)特徴:谷、池、バンカーなどのハザードが少ない
結果:ハザードに捕まる確率が減るので簡単である
(5)特徴:ほとんどのホールがストレート(ドックレッグがない)
結果:ひたすら真っ直ぐ打っていけるので簡単である
(6)特徴:グリーンが砲台になっている
結果:斜面を転がし上げるかフワリと浮かすアプローチが必要であり、丘陵コースのピッチエンドランに慣れた人には難しい
(7)特徴:グリーンの芝質によりグリーンが遅い
結果:初心者には簡単であるが、丘陵コースのグリーンに慣れた人には難しい
(8)特徴:バンカーの砂が少なくて硬い
結果:丘陵コースの柔らかい砂のバンカーに慣れた人には難しい
(9)特徴:パーの値のわりに距離の長いホールがある
結果:飛距離が短い人はパーオンできなくなるため難しい
(10)特徴:パー値のわりには距離が短すぎるホールがある
結果:ハーフスイングのアプローチが必要になるため難しい
(11)特徴:コース全体の距離が長い
結果:飛距離が短い人はパーオンできないホールが多くなるため難しい
(12)特徴:風が強い場合が多い
結果:風を計算したり球の高さを変える技術が必要なため難しい
12項目の結果をまとめると簡単が5項目で難しいが8項目です。項目の加重を(コース毎にも)考えないと全体的な判断はできませんが、河川敷には意外と侮れない難しさがあると考えた方が良いと思います。

山岳コースの特徴

2012年04月25日 | コース
山岳コースは「丘陵コースではそれほど気にしなくて構わない点」に非常に注意してラウンドする必要があり、ゴルフは難しくなります。山岳コースで注意するべき項目を記述します。
(1)ホールの横の傾斜
例えばフェアウェイがピンに向かって左から右に大きく傾斜しているなどです。こうした場合、コースの真ん中にボールを止めたい場合には、傾斜の大きさに応じてより傾斜の高いサイド(左サイド)に打っていく必要があります。ショットしたボールはバウンドして転がっている間に、どんどん傾斜の低いサイド(右サイドの方へ)に転がるためです。
山岳コースではホールの両サイドはOBである場合が多く、傾斜の低いサイド(谷側)のOBには特に注意する必要があります。
(2)打ち上げ打ち下ろし
2010/03/30記事のように、同じ距離を打つにも、打ち上げならばより大きい(長い)クラブで、打ち下ろしならばより小さい(短い)クラブを選択する必要があります。
(3)足場の傾斜
山岳コースではホール全体に大きな傾斜があるため、傾斜している場所からショットする必要がある場合が多くなります。傾斜地からは2009/09/06記事のような考慮をする必要があります。
(4)傾斜地からのアプローチ
山岳コースではグリーン周りも大きく傾斜している場合が多く、大きく傾斜した場所からアプローチする場合も多くなります。傾斜した足場から打つのも難しいことです。打ち上げ打ち下ろしですから距離感が難しくなります。ピンの根元が見えない場合には更に距離感が難しくなります。また、ランの転がり方も予想が難しくて距離感が難しいです。
(5)グリーンの芝目
山岳コースでは近くに高い山がある場合が多く、その場合は、グリーンにいわゆる芝目ができます。2009/10/28記事のように芝目とは傾斜なのですが。芝目がある場合は常に芝目の方向に注意してパットする必要があります。

コースの分類

2012年04月22日 | コース
コース(ゴルフ場)をコース自体のレイアウトで分類すると、以下のように分類されます。それぞれ以下のような特徴があります。
・丘陵: アップダウンとアンジュレーションが適度にある
・山岳: アップダウンが多く、狭くて曲がっているホールが多い、ホールの両サイドがOBや1ペナであることが多い
・林間: アップダウンが少ない、ホール間を林でセパレートしている
・河川敷: アップダウンがほとんどない、真っ直ぐのホールが多い
・リンクス: アップダウンはないがアンジュレーションが多い、あえてメンテナンスしていない部分を残している

コースの比較項目・コース自体編

2012年04月18日 | コース
今回からコース(ゴルフ場)について記述したいと思います。まずはコース(ゴルフ場)を比較する上で注目するべき項目について考えたいと思います。コース(ゴルフ場)の比較項目は非常にたくさんありますが、今回はゴルフ場内のコース自体(スタートしてからホールアウトするまでの18ホール)に限定して比較項目を考えます。コース自体の比較項目は大きく分けるとレイアウトとコンディションです。
レイアウトには以下のような項目があります。
・各ホールおよびコース全体のヤーデージ
・フェアウェイの広さ
・各ホール内でのアップダウン
・フェアウェイのアンジュレーション
・グリーンとグリーン周りのアンジュレーション
・グリーン数(1グリーン、2グリーン)
・グリーンの大きさ
・グリーンの形状(円に近いが多い、円でない形が多い)
・各ホールの曲がり具合(ドックレッグかストレートか)
・ハザード(池、バンカー)の数と配置
・OB・1ペナゾーン(山・谷)の配置
・立ち木の配置
・隣ホールとの境目の状態
・隣ホールに打ち込んだ時の処置(1ペナで戻すか、そのまま打てるか)
コンディションには以下のような項目があります。
・フェアウェイ、グリーン、ラフの芝質
・フェアウェイ、グリーン、ラフの芝の長さ
・フェアウェイ、グリーン、ラフの地面の硬さ
・水はけの状態(特に雨の日や雨の翌日)
・バンカーの砂質
・ディポットの数とその状態
・各所がメンテナンスが行き届いているか

シャフトの長さ硬さ重さ

2012年04月14日 | クラブ・用具
シャフトは長さに応じて、適切な硬さと重さ(その人にとっての)が決まってくるものです。
シャフトの硬さについては、物理的な硬度を表す振動数という数値とフレックスという相対的な硬度を表す値を使うのが一般的です。振動数は大きいほど硬いものです。同じフレックスでは長さによって振動数は違ってきます。「ゴルフクラブ数値.com」によると、Sフレックスの振動数は、45インチでは247cpm~260cpmくらいで、43インチでは262cpm~275cpmくらいとなっています。すなわち、短いクラブほど物理的に硬いシャフトを使うことで、使用する人間にとっては同じ硬度と感じるということです。
一般的に「シャフトを切ると硬くなる」と言われます。シャフトを切ると振動数が大きくなって物理的には硬くなります。しかし、シャフトを切ると長さが短くなるので、適正な振動数の値も変わってきます。「ゴルフクラブ数値.com」のデータを見る限り、シャフトを切ると、振動数は大きくなりすが、同じフレックスでのその長さの振動数値までは大きな値になりません。すなわち、シャフトを切るとフレックスとしてはむしろ柔らかくなるわけです。
シャフトの重さについては、シャフトの重量、シャフトとヘッドを含めたクラブの総重量、ヘッドを含めたクラブのバランス値、シャフトとヘッドの重量配分、で判断します。同じバランス値を出すためには、シャフトが短くなるほどクラブ総重量を重くする必要があります。物理的に考えれば、短いクラブほどシャフトとヘッドがバランスして重くなっていき、クラブのバランス値も均一で、シャフトとヘッドの重量配分も均一にするのが良いと考えられます。シャフトを切ればシャフトの重量は軽くなります。アイアンなどで各番手で完全に同じシャフトを切って挿していくと、長いクラブほどシャフトが重く、短いクラブほどシャフトが軽くなって、逆転の状態になってしまいます。そのため同じブランドのシャフトでも長い番手用のシャフトは軽く、短い番手用のシャフトは重くなっているのです。