SEゴルファーのOJTレポート ~職場のゴルフコンペブービー から THE OPENロイヤルトロフィー への挑戦 ~

このブログは、私のゴルフ理論を書く「ゴルフ雑誌の連載コラム」のようなものです。日記(私生活の記録)ではありません。

平均の法則

2009年11月29日 | メンタル
平均の法則とは、前半にベストハーフが出たようなときはたいてい後半は崩れて18ホール終わってみればいつもスコアになる、とか、良いスコア(パーやバーディ)が何ホールか続いたと思ったら大叩き(トリプルボギー以上)が連続して18ホール終わってみればいつもスコアになる、といったように、18ホール終わってみれば結局いつものスコアになってしまうという現象を表現した言葉です。
ゴルフ雑誌では「平均の法則を超えろ」とか「いかにして好調状態をキープするか」といった論議がなされていますが、私は平均の法則は「ほぼ」絶対的なものであり、「意図的に」逆らうことはできないものと考えています。中部銀次郎さんは「長いバーディパットが入ったら次は短いパーパットを外すことが往々にしてあり、それは幸運と不運が相殺されているだけである」という主旨の考えを持っていたようであり(著作を読んでそう判断しました)、私の考え方は中部銀次郎さんの考え方に近いと言えます。確率的な考え方をすれば、18ホールは100打前後打つ長丁場ですから、幸運もあれば不運もあるのは当然であり、幸運の数と不運の数は相殺されて18ホールのスコアは実力通りのスコアに落ち着くのは当然のことと思います。

ホールの目標スコアに対してアンダーの数とオーバーの数のどちらを意識するか

2009年11月25日 | 課題・向上計画
2009/04/22の記事でホール毎に目標スコアを決めましょうという話をしましたが、今回は目標スコアに対するラウンドでのスコアについて、ホールの目標スコアに対してアンダーの数とオーバーの数のどちらを意識するべきかという話を記述します。
オーバーの数を減らす(オーバーのホール数を減らす、大叩きによる大オーバーをなくす)ことは、安定して良いスコアを出すことに繋がりますので、平均スコア向上のために重要と思います。
アンダーの数を増やす(バーディやパーのホール数を増やす)ことは、達成できれば上のレベルのパフォーマンスができることに繋がりますので、ベストスコア更新のために重要と思います。
私は、平均スコア向上を重視しますので、オーバーの数を減らすことが重要と思っています。
なお、石川遼プロは「ジュニア時代はボギーを減らすこと(オーバーの数を減らすこと)を重要と考えていたが、プロ転向後はバーディを増やす(アンダーの数を増やす)ことが重要と考えるようになった」そうです。

腕前からスコアを予想するソフトウェア

2009年11月21日 | スコア分析
ドライバーの飛距離、アイアンでのナイスオン確率、寄せワン成功率などの腕前に関するデータを入力すると、コースをラウンドした場合の予想スコアを算出するという珍しいソフトウェアがあります。Golf Score Simulatorというソフトウェアです。
自分の今の実力を入力してみるのも良いし、ドライバーの飛距離があと30ヤード伸びたら、寄せワン成功率が2倍になったら、などと目標とするパフォーマンスを入力して、そのパフォーマンスを達成できたらどのくらいスコアが良くなるかを想像するのも良いと思います。
このソフトウェアはExcelのワークシートなので、そんなに複雑な計算はしてないと思いますが、そこそこ当ってる感じで面白いです。計算方法を見るとホールの距離を元にそのホールのスコアを算出して18ホール分積み上げています。そのホールの距離からそのホールのスコアを算出する部分は2009/06/10~2009/07/15の記事に書いているような発想と同じ考えが盛り込まれているようです。

※Golf Score SimulatorはVectorにて公開されていて、無料で使用できます。
http://www.vector.co.jp/soft/win95/home/se478652.html

集中すべきショットは何か

2009年11月17日 | メンタル
本当ならば全てのショットを集中して打ちたいと言いたいところですが、それは無理と言うものです。人間の集中力はそんなには続かないと思います。
集中すべきショットとそれほど集中しなくて良いショットがあると考えます。集中するべきショットは「ピンチの場面」と「グリーン周りおよびグリーン上」と思います。
ピンチの場面では最小失打で切る抜ける(大叩きを防ぐ)ために集中するべきと思います。林の中からは、1打でフェアウェイの良い場所に出せれば1打を失うだけで済みますが、木に当てて林の奥深くへ入れてしまったら3打以上失うこともありえます。
グリーン周りおよびグリーン上はスコアに直結するので集中するべきと思います。1メートルのパットを外してしまったらそれだけで1打追加です。20ヤードのアプローチが1メートルに寄るか、ミスしてカップから5メートル以上離れたの場所に行ってしまうかでも、ほぼ1打違ってしまいます。
逆に、「平常時」と「グリーンから遠い場所」では適当な結果(適切かつ妥当な結果、ピンチに陥らない結果)になれば良いと考えて、精神力を温存しながらプレーするべきと思います。例えば、パー4、パー5のドライバーのティーショットなどは200ヤードくらい飛んでくれて次が普通に打てる場所に行ってくれれば何でも良いと思うべきです。少しでも飛ばそうと思って精神を消耗するのは賢くないと考えます。

決断ライン

2009年11月14日 | メンタル
今回の話は54ビジョンで述べられていることの受け売りです。
どういうショット・パットをするかを検討する作業(ターゲット設定)は、ボールから離れた場所(思考ボックス)で行い、ボールから1、2メートル程度にある仮想的なライン(決断ライン)を越えてボールに近づいたら(実行ボックスに入ったら)、イメージしたショット・パットを実行することだけに集中するべきという考え方です。
アドレスしている時にターゲット設定に疑問を感じた場合、一度ボールから離れて(決断ラインを逆戻りで越えて思考ボックスに戻って)からターゲット設定をやり直すべきと考えます。