久喜市長 田中 暄二(たなか けんじ) ~久喜市の発展のために~

職員一丸となって日々公務に励んでいます。

日々の公務や生活を通じ、感じたり考えたりしたことを発信していきます。

2月の職員向け朝の挨拶

2015年02月23日 | 朝の挨拶
※ 私が庁内放送で久喜市職員に向けて話したものを掲載します。

皆さん、おはようございます。

暦の上では立春となりましたが、いまだ厳しい寒さが続いています。

職員の皆さんには、健康に十分留意して職務にあたっていただきたいと思います。
さて、今朝は、交通安全について、お話をいたします。

昨年1年間の全国の交通事故死者数は4,113人で、前年より260人、率にして5.9パーセント減少し、14年連続の減少となりました。

交通事故死亡者数のピークは、昭和45年の1万6,765人で、当時、交通戦争と呼ばれるほどの社会問題となっておりました。

現在では、死亡者数が当時の四分の一以下になりましたが、より一層の対策が求められています。

また、埼玉県の交通事故死者数は173人で、前年より7人、3.9パーセント減少しましたが、都道府県別ではワースト5位という結果でありました。

本市における交通事故死者数は5人で、前年の9人から4人減少しましたが、9月から11月の3か月間で4件の死亡事故が発生し、4人の尊い命が失われました。

このため、埼玉県知事から、平成26年12月23日から平成27年3月22日までの3か月間を期間とする、交通事故防止特別対策地域に指定されたところでございます。

残念ながら、本市では、平成25年4月に続き、2年連続の指定となるものであります。

この指定を受け、わたくし(市長)を本部長とする「久喜市交通安全対策本部」を12月25日に立ち上げるとともに「久喜市交通安全対策推進会議」を設置し、市役所関係各課や警察署、関係団体の方々のご協力をいただきながら、現在、横断幕の掲出や、街頭啓発、高齢者への交通安全啓発など、各種の交通安全対策を実施しているところです。

この対策により、交通事故による死亡者がゼロとなるよう、全力で取り組んでまいりますので、皆様のご協力をお願いいたします。

最近の交通事故の傾向といたしましては、65歳以上の高齢者が関係する事例が増加しており、昨年、本市で発生した5件の死亡事故につきましても、そのうちの3件は高齢者の方が、被害者又は加害者となっております。

交通事故は、被害者とその家族だけでなく、加害者や加害者の家族にも一生後戻りできない大きな悲劇を招きます。

こうした交通事故の犠牲者を減らし、交通死亡事故がゼロとなるためには、市民一人ひとりが交通安全に対する意識を持ち、「交通事故を起こさない」、「交通事故に遭わない・遭わせない」ようにすることが大切です。

職員の皆様におかれましては、交通法規を遵守することはもちろんのこと、交通マナーにも配慮し、交通安全に関して市民の模範となるような行動を実践してくださいますようお願い致します。

そして、久喜市が交通事故のない住みよい街となりますよう願いまして、朝のあいさつといたします。







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