久喜市長 田中 暄二(たなか けんじ) ~久喜市の発展のために~

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命がけの戦い

2015年02月13日 | 日記
近年の技術革新により、地下数千メートルの硬い岩盤からの原油であるシェールオイル原油が取り出すことに成功し、商業ベースに乗ったことにより、米国で最近、シェールオイルの開発が盛んになり、『オイル革命』ともてはやされていました。

日本の大手商社も続々と開発への投資をしてきたと言われています。

ところが、中東を中心としたOPEC(石油輸出国機構)が原油生産量を減産せず、生産を続けているため、世界的に原油が生産過多となり、原油安が続いています。

私達が日常使用するガソリン価格も随分と安くなりましたが、同時にシェールオイルの価格も値下がりが続いています。

ついに1月には米国のシェールオイル企業が経営破たんしました。
このまま原油安が続くと、今後も同様に経営破綻する会社が続くのではないかと懸念されています。

今回、経営破綻した会社も含め、シェールオイル開発業者には資金調達が乏しい中小企業が多いとされています。

また、シェールオイルの油井は掘り始めてから数年で枯渇することが多いために、次々と新たな油井を掘り続けないと採算が取れないと言われています。

サウジアラビアなどOPEC諸国は、シェールオイル会社を経営破綻に追い込むために、原油の生産過多からくる原油安を承知の上で原油の生産を続けているとの見方もあります。

日本の資源開発会社においてもシェールオイル開発への投資を見合わせるケースも出てきたといいます。

企業の浮き沈みをかけた命がけの戦いが当分の間続くものと考えられています。












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