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Truth Diary

生殺与奪の権

 鈴木大地スポーツ庁長官になって以来、大相撲をはじめとしてスポーツ関係トップの公平性に欠ける組織運営の仕方による内部からの不満が表面化する事態が続き後を絶たない。
 この事は組織のトップに立つべき器量を持たない人がその座について、権限を私物化しているとしか言いようがない。
 組織の上に立つ者はその権限を公私混同しないような、公正中立な人が選ばれるべきだ、そうでない時は、就いてから少なくとも組織を私物化しない公平性と、生殺与奪の権を持つものとしての、倫理観を持つように努力し、日頃から人格を磨くべきだと考える。
 人は権限が自在になる時に本性が現れるとよく言われ、私も在職中にそうした人を見て反面教師にすべきと強く戒めてきた。
 人事や人事評値者などは、その家族を含めた人間の将来を含めた社会的な生命を奪い、与えることになる事を肝に銘じ、わが身を振り返り良心に恥じることが無かったか自問してみることだ。
 現役時代私が管理職になる前、先輩から教わった忘れられない「生殺与奪の権」の認識が、今はあまりにも軽んじられ、身内の保身、蓄財にばかり重きを置かれているようで嘆かわしい。
 人事評価が成績、業績などのみが対象になり、組織をまとめるに値する人間性が軽ろんじられ、トップとしての品格を教えてくれる先達が少なくなったという事か。
 スポーツや武道などは本来神や相手を敬い、最初に敬意を表することから始める競技ではなかったのか、原点に還るべきだ。

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