Truth Diary

あんぽ柿

 会津身知柿(みしらずかき)木の枝が折れるほど身の程を弁えずたくさん実を付けることからこの名がある。福島から戴いて来たモノを干し柿にして甘くするために皮を剥いて竿に吊した、例年ヒヨドリ、カラスが甘くなった頃を見図って無断で食いに来るので鳥よけ除けにネットを張った。
 鳥も心得たもので渋が抜けないうちは絶対近寄らない、食べごろを見計らい美味しくなったモノだけをツッツキ汚らしく食い散らしてゆく。
 鳥だけではないハクビシンというイタチのような小動物も下から飛びついて食いちぎってゆく、無事仕上げるのは簡単ではない。
 しかしアンポ柿名産地の福島ではありふれた光景なのか、誰も採らず、鈴なりの熟した赤い柿の実を荒らす鳥は居な。
 いっぱいあり過ぎると欲しくなくなるのだろう、人間心理と同じだ。
 そうした意味では宮城、仙台はは柿の実が少なく珍しいという事なのだろう。仙台では甘柿は殆ど見かけないほど珍しいのだ。

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