18日から多賀城市東北歴史博物館で開催されている特別展「医は仁術」を観てきた。大杉たかおの音声ガイドで巡り
昔は処刑された罪人の死体を使って「腑分け」という人体解剖が行われ医者たちはそれで人間の身体の内臓器を知り、医学に役立てた。
こうした腑分現場を絵師に克明に記録させた図がたくさん展示され、その絵の生々しさは眼を覆いたくなるようだ。また、世界初の全身麻酔のより、乳がん摘出手術を成功させた、華岡青洲の手術用具なども観られる。
そうした頃、既に進歩していた西洋から精密な人体解剖図がもたらされ、日本ではその正確さに驚き、その解剖図を苦労して翻訳したのが、かの有名な杉田玄白らの解体新書でそれらが展示されている。
手術用具、御典医が持ち歩いた往診用薬箱、昔手術に用いた医療器具などから、現代医療の人体内臓器の3Dプリンターによる臓器モデル、最先端のヒトIPS細胞標本などまで医学の進歩の様子が年代毎に展示され、子供連れを含む多くの人達で賑わっていた。
「仁とは他を思う心」であるとの事、群馬医大などでの腹腔鏡手術死亡例などの医療事故?、お医者さん達には「医は仁術」の原点にたち還って患者が安心して治療を受けられるようして欲しいものだ。
エントランス
生き人形、人体内部の知識が広まり薬屋の看板などに使われたもの
空恐ろしい手術用具
これも手術用具
気分直しか、震災復興を願ってレディー ガガから歴博に贈られたキスマーク付きのコーヒーカップ