Truth Diary

将来の葬儀委員長をお招き

ご近所に住む元同僚、カミさん曰く、将来の、私の葬儀委員長をお招きしてしばしワインで歓談した。今は仙台市議会副議長の要職に就かれてれているが、政治家には稀なハッタリがなく偉ぶらない人柄で、誰にでもKさんと気安く呼ばれる実に庶民的な人だ。

 一緒に来られた奥様から薪ストーブの炎でのおもてなしや、パエリア、サラダ、柚子入り柿スイーツなどに喜んでいただき、面はゆいお褒めの言葉、朝から準備した甲斐があった。
 これまで何度もお招きしたのだが、公職が忙しく実現せず久しぶりの食事となった。薪ストーブの炎を見なが在職時のこと今後のことなど時間の経つのも忘れて屈託のない話でワインを空け、日本酒ウイスキーと夜が更けた。
 彼は私が在職時,係りのメンバーで、年に一回、職務や進路に希望を聴く際、組合委員長から市会議員に出る気持ちは無いのかとの私の問いかけに「出る気はありません」と言い切った。
 その話とは裏腹に議員となって5期、私に対してそうした後めたさを感じ続けてきたのか。
 今期限りで再出馬せずに、蔵王町に住まいする90歳を越えるご両親の介護を優先されると言う、その決断を誰よりも最初に、わざわざその報告に来てくれた律儀な人。潔い決断に喝采を送ろう。
 葬儀委員長は決っている、さあ、いつ死んでも安心だ。しかしそんな大げさな葬儀をやってもらえるか、私は家族葬で十分だと思っている、これ遺言です。
 友よ、まずは楽しいお酒ありがとう。

 

まず焚火で歓迎


いつもながらのパエリアですみません。でもワインには合うのです

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