Truth Diary

中国への旅掲載さる

 一週間ほど前、河北新報「声の交差点」に先日の中国の事を書いて送ったら、翌々日新聞社から電話が来て、生まれ、中国の何処へ、何時から、その内容はなど、具体的に問い合わせがあり、新聞社の報道の正確性を期すための裏付け質問に応じた。
 それから5日後、本日の朝刊、声の交差点欄に「戦後70年亡き父慰霊の旅」として掲載された。記事をネットに掲載することは著作権上認められていないので省かせていただきます。
 あらましは、71年前、私が生まれる前に出征した父は、男女どちらが生まれても好いような名前眞琴と書き置き戦地に赴いた。敗戦の色濃くなったあの時代、勇ましさのひとかけらもない優美な名前(付けられた本人とはずいぶんかけ離れているが)を書いて、生まれてくる私にプレゼントしてくれた。
 70年経った今では人気女優・宝塚スターなどに用いられているカッコいい名前だ。当時世相を反映した名前、勝利、邦男、守、等の名を付けられた同級生が大多数の中で異色な名前で、それにこめたものは、争いの無い平和、安らぎへの希求だったのか。(亡き)父は戦争などなくて平和な世を希い願い、私ら後進に託して、自らは戦いに行ったのだろうと忖度させられる。
 「戦後は日本もいろいろありましたが、貴方が付けた名前が流行るような平和な世の中になりましたよ」と遺影に合掌、貴方亡きあと佐藤家を継いでくれた養父、そして母も揃って94歳になり無事平穏に暮らしている事を報告。

 今がある事に、あらためて3人の親に感謝。
 当時父も願ったであろう、好い国になった日本に帰国した。日本はいいなーを実感。

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