東京芸大 上野動物園 不忍池の弁財天

東京芸大　上野動物園　不忍池の弁財天、これらは地図上、並んでいます。
弁財天は芸能の神様です。芸術のと言っても良いでしょう。
東京芸大の関係者には密接な関係があると思われます。
しかし、その間になぜ動物園、その意味をこじつけなければなりません。
トランジスターというものをご存知でしょうか。一世代前の電子部品です。
信号を増幅するために用います。
半導体物質というものを　三つ並べてできています。
そうです。芸大、動物園、弁天、と、同じです。
トランジスターは　ＮＰＮ、あるいは　ＰＮＰ、という並びでできています。
Ｎ、とＰがなんだったか忘れました。もしかしたら、全く違うアルファベットだったかも、です。
要は真ん中が異質でそこに信号が入ると端から端へ増幅」された電流が流れると言うトランジスターの仕組みです。
ではイメージしてください。
真ん中の上の動物園に来場者がたくさん入ると、不忍池の弁天様のパワーが　どっと、東京芸大に流れ込むのです。

パンダががうなぎ上りに来場者を集めたとき、弁天パワーが芸大に流れ込んだはずです。
そして、そのとき芸大に学んでいた誰かがそれを受け止めたに違いありません。
その人物がいまだその力を顕現させていないか、もうすでにすばらしい作品を世に出しているかはわかりません。
それを調べてみることはおもしろいかもしれません。

現在、上野動物園の来場者は大幅に減少しているようです。
もし、東京芸大の先生方が学生達の芸術力を高めたいと思うなら、
まず、何をさしおいても、中国に行きパンダを上野動物園へという旨を、
中国政府に直訴することです。
　

足利義政

足利義政は確かに無能な将軍です。京を焼け野原にした未曾有の戦乱をただ眺めていただけなのですから。しかし、日本的と考えられる文化はこの人を中心とする東山文化に多大な影響をおっているのもたしかです。
中国から輸入した芸術品を貴族や部下に披露するため様々な苦心をしたのです。
どのように並べるか、かれはそれを追求したのではないでしょうか。
僕が好きな違い棚もこの頃できたのではないかと勝手に思ってます。
枯山水もどのように石を並べるかという禅問答ではないでしょうか。
「禅とは並べることにある。」
これは少しばかり言い過ぎました。

禅と動物園

動物園の檻のなかの、何と言うのでしょうか、デザインというか動物が遊ぶ道具というか、ああいうものが気になります。有名なデザイナーに依頼したとは到底思われない、しかし、何かしらの美意識が感じられる、こういうものにこそ日本人誰もが無意識的に備えている日本伝統美の表現を見るのです。意識的なものはその人の個性や現代的な流行に左右されますが、無意識的なもの投げやりなものには伝統的な日本の美意識がなんとなく現れてくるのではないでしょうか。
僕にはどうしても砂地に石組を並べて、おのれの禅の境地を表現する枯山水がまず頭の中に浮かびます。砂の中に屹立する石の陰に昼間から股をひろげて横になるカンガルー、まさしく禅です。