ZEN and ZOO  玉野大介

動物園の中に禅の精神、禅の芸術は生き残っているか、そんなわけの分からないテーマを小脇にかかえ、美術を中心につづります。

つぼみ

2010-03-21 22:54:27 | 考察
花はつぼみの中で完成された形で折りたたまれている。葉のように徐々に大きくなり完成するのではない。そして、時が来ると、一気に咲く。舞台裏をみせない。花よりつぼみが不思議である。人間もそれぞれ咲けなかったつぼみをいくつももっているのかもしれない。

エルサレム模型

2009-11-14 10:42:17 | 考察
稲垣足穂の小説のなかに、「エルサレム模型」というものがでてくる。
これは確か黙示録のなかの「天上からやってくる花嫁のように着飾った新しきエルサレム」の模型だったと思う。
これも安っぽいダンボールのようなものでつくられていたような気がする。
宗教的なものと模型がくっつくとなぜかぐっとくる。
これが黄金や宝石などでつくると台無しなのだ。
ダンボールとかプラスチック、金属ならブリキ。
これは、この世の価値を越えたもの、この世では実現不可能なものを表現するとき、直感的に選んでしまう素材かもしれない。

くじらが絶滅するとたいへんだが、うさぎだとそうでもない。

2009-11-07 20:31:58 | 考察
北極の氷や南極の永久凍土が溶けるとなんらかの被害が人類におよぶように、くじらが絶滅したらたいへんです。くじらは巨大です。彼等は地球の生命体の巨大化する因子をひきうけているのです。くじらが絶滅すると我々は巨大化し、その巨大な身体を維持するの必要な食物が足りなくなり、滅びます。
象が絶滅すると我々の鼻がだらしなく伸び、みぐるしくなります。
きりんが絶滅すると我々の首が伸びて、そこから冷えて風邪を引きやすくなります。けれども、うさぎが絶滅しても耳が大きくなることはないと思われます。

ハイブリッド

2009-08-30 10:20:35 | 考察

ハイブリッドと言えば人魚である。しかし、こんなにわかりやすい混合でいいのだろうか。
なんとなく魚の感じがする女性とか、どうも人間の女性の気配がぬぐいされない感じがするマグロとか、
そんな主人公が登場する人魚姫の物語に涙してみたい。

どうもこのガソリンで動くエンジンはなんとなく電池で動いてるような気がする。
そんなハイブリッド車はやっぱり売れない。

眠ること

2009-04-03 13:27:26 | 考察
テレビの番組で心霊特集などをよく見ます。
そのなかで霊能師が心霊スポットを歩きながらあそこに1体、そこに何体などと指摘して歩くという場面をよく見受けます。
気になるのは、眠っている霊というものを指摘したところを、いまだかつて見た覚えがないことです。
考えられる理由は
1霊が眠ると、霊能者にも見えなくなる。
2霊は眠るとき、誰にも起こされないような場所を探す。
3霊は眠れない。

真実は3番ではないでしょうか。
魂と言うものは肉体を利用して初めて眠りにつけるのかもしれません。
さまよう魂は眠ることを求めて誰かの肉体に取り付くのです。
そして、誰にでもある眠れない夜というのは、あなたの代わりに誰かがあなたの肉体を利用して束の間の眠りを眠っているのではないでしょうか。

どうして、自分の身体より大きいものが見えるのか。

2009-04-01 22:03:55 | 考察
どうして、自分の身体より大きいものが見えるのか、と悩んだことはありませんか。
20インチのテレビに20インチ以上のものが映ることはできません。
もちろん縮小すれば映りますが。
我々が見ている視覚は実物大に、我々の脳の寸法をはるかに超えています。
もしかしたら、人間の脳は宇宙と同じくらいに巨大なのかもしれません。