それほんと?

キラ様のデスノート

IBMの新しい雇用制度って?

2005年10月28日 | 経営
 IBMの新しい雇用制度の裏側ってどんな意味を持つのでしょう?

コンサルタント的に言えば、やっと社員の知的資産の重要性に気がついたということでしょう。HW、SWが極端に低価格化し、大所帯を食わせられない。SIビジネスもコスト競争で利益が出しにくい。そんなビジネス環境で、やっとビジネスの本質に気がついたということです。

別の見方もある。経営戦略として知的資産を前面に出したいが、統合したコンサルタント会社の社員の流出が止まらない。思っていたような知的資産を確保出来ない現実があるようだ。

更に言えば、私が唱えているパーソナルナレッジライフサイクルの重要性に気がついたのだろう。やはり、IBMでもどこでも30年の経験は貴重であり、それを外部から購入することはばかなか難しいことに気がついたのだろう。

だからベテランを活用すべきだと気がついた会社は、競合他社を引き離せる。少々高くても、結果がついてくる。若い人への教育も出来る。

何時までも安い社員ばかりとっている会社はそのうち弱体化して、市場から退場させられてしまうはずだ。

人材採用、転職市場が拡大しているようだが、ベテランにフォーカスしていない人材紹介会社は、本当の経営を知らない。即戦力ならベテランに決まっている。

投資してもリターンは確実にある。

それが本当の話。

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