えつこのマンマダイアリー

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ドイツの焼き菓子 ~アドベントに手作りシュトレン~

2013年12月11日 | 歳時記

 先週のことですが、友人が主宰をしている天然酵母パン教室に飛び入りして、ドイツの焼き菓子シュトレン(stollen)を作ってきました。
 ドイツでは、クリスマスの4週間前にシュトレンを作り、アドベントの間(イエス・キリストの降誕を待つ期間)に少しずつ食べる習慣があるようです(アドベントについては、こちらの過去記事をご参照ください)。
 このページによると、「シュトレンとは、もともと坑道や地下道の意味。トンネルの形に似ているからこの名がついたと言われている。真っ白でやわらかな粉砂糖に覆われた外観は、幼子イエスを包むおくるみに見立てられることも多いよう」とあります。

 作り方をざっとご紹介します。但し、作業中は手が粉だらけで写真を撮ることができなかったので、全工程の画像はありませんm(__)m

 

<材料> (教室で習った分量なので、記載しませんm(__)m)

 強力粉・砂糖・塩・バター・卵・生種(生イースト)・ぬるま湯・ラム酒漬けドライフルーツ・スライスアーモンド(ロースト)・
 [仕上げ用] 無塩バター・シナモンパウダー・グラニュー糖・粉砂糖

 

<作り方>

 1.こねる
 ボウルに強力粉・砂糖・塩を入れ、別に 混ぜた卵・生種・ぬるま湯を加え、手で練る。
 ※卵・生種・ぬるま湯を別途混ぜてから加えるのは、その総量を量る必要があるから。

 

 

 2.生地がまとまってきたら、バターを練り込む。生地のブツブツ感がなくなり、なめらかになるまでよくこねる。
 さらに、ラム酒漬けドライフルーツを混ぜ込んでこねる。
 薄く伸ばしても生地が切れなくなったらOK。
 

 

 3.一次発酵
 
フタをして10時間ほど寝かせる。
 ※ここまでの作業を先生が終えていました。画像は、すでに一次発酵が終わった生地(11個分)です。  

 

 4.3の生地をボウルから出し、ケッパーで1個分ずつ切り分ける。  

5.ベンチ
 
スライスアーモンドを優しく混ぜ込み、生地を楕円形に丸くまとめる。このとき、ドライフルーツが外に出ないように(焼くと焦げるから)、生地を伸ばしながら中に押し込むようにするとよい。
 クッキングシートの上に置き、10分ほど寝かせる(ベンチ)。
 ※ベンチの後スライスアーモンドを混ぜてもよい。

 

 

6.成形
 厚さ1cm、横の長さが15~20cmの楕円形になるように、麺棒で生地を伸ばす。フルーツが外に出てきたら、また中に押し込む。
 横長に生地を置き、麺棒を平行に置いて中央に押し当て、くぼみをつけてから、二つ折りにする(真二つではなく、少しずらして下側が出るように折る)。
 ※先生のオリジナルレシピでは、くぼみ部分にドライイチジクを置くそうです。

 

7.二次発酵
 
天板に載せ、1時間ほど寝かせる。 
 

 

8.焼成 (ガスオーブンの場合)
 150℃に余熱したオーブンに入れ、8分ほど焼き、190℃に上げてからさらに15分ほど焼く。
 ※温度と時間はオーブンによって加減してください。画像分は、少し焼き過ぎたそうです。レーズンが外に出ていたため、焦げてもいますね(^_^;
 

9.仕上げ
 
熱いうちに、溶かしバターを刷毛で全体に(底も)塗る。
 バターが熱いうちに、シナモンシュガーをかける。
 よく冷ましてから(砂糖が溶けてしまうので)、粉砂糖を茶漉しでたっぷり振りかける。
 
 

 できあがり! 
 もっと粉砂糖をかけてよかったようです。
 

  
 

 ラム酒を染み込ませたガーゼで包むと、1ヶ月は持つそうです。

 ラップで包み、袋に入れれば、プレゼントにもなりますね(#^.^#)

 

 
    
 切り分けて、早速ティータイム
 
  
 
 教室で充分冷ます時間がなく、まだ熱いうちに粉砂糖をかけたため、溶けてしまっています(^_^; 完全に冷ましてから、もう一度かければよかったかな。
 でも、ちょうどよい甘さで、天然酵母だからか、とても優しい味と食感です(#^.^#) この後、ラム酒とコアントロー(ラム酒が足りなかったため)を染み込ませた布巾で包み、保存しています。味が変わっていくのが楽しみ(*^▽^*)
 
 
 こちらはおまけ...使ったお皿の紹介です。 
      
   昔々、アメリカのボストン滞在中に求めたものです。
 
     
          
 [左] こちらも同様に求めたもの。こちらの過去記事で一度紹介したRoyal Doultonの「Brambly Hedge」四季シリーズより、「Winter」です。
 [右] 同時期に旅行した旧西ドイツで求めたもの。童話「ヘンゼルとグレーテル」が描かれています。
 
 

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
シュトレイン (クッキー)
2013-12-12 23:07:12
えつこさん、こんばんは。昨年、シュトレインを見ました。来年は作りたい、そんな気持ちでした。1年が経ったんですね、そんな気持ちです。
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クッキーさんへ:パン作り (takuetsu@管理人)
2013-12-13 21:32:12
クッキーさん、こんばんは。いつもありがとうございますm(__)m

シュトレン、クリスマスを待ちながら、毎日味の変化を楽しみつついただくものなのですね。知りませんでした。
パン屋さんやケーキ屋さんで売られているものは、結構な値段しますよね。

パン作りは時間がかかるし、力も要りますが、作ったという充実感が得られますね。天然酵母で作る手づくりパンの味わいは格別のような気がします(^_^;
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