へなちょこおやじの自給自足入門

自給自足を目指しておそるおそる農業研修の門を叩いた俺。この先どうなることやら。ちょっと不安。

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そばもん

2017年06月10日 | 日記
先週の日曜日のそばツアー。
そのバスの中で、「そばもん」という、そばを題材にした漫画があることを知った。

さっそく帰り道にTSUTAYAで「そばもん」を10巻借りて読んでみるが、
さすがに1週間で10巻はつらい。

勉強になる記述が多く、流し読みするにはもったいない。
メモやノートに残したい内容がわんさか出てくる。

農業本を横にどけて、1週間無理して読んでやっと7巻読破。
返却期限は明日なのに。。。
もう1週間借りたろか、てなことを考えております。

「そばもん」の中でこんな話があります。

ソバ屋を夢見る会社員。
脱サラしてそば打ち教室のプロ養成講座に3ヶ月通うが、
ソバ屋開業前に現場の経験も必要だろうと、お店での修行を考える。

それで、プロ養成講座一期生のやってるお店で修行を始める。
が、うまくいかない。3ヶ月経っても、人にうまいと言ってもらえるそばが打てない。
教室では優等生だったのに。。。

結局は、水回しに原因があったわけなんですが。
ちなみに、水回しとは、木鉢の中でそば粉と水を合わせる作業工程です。

そば打ち教室で、そば〇〇グラムに対して水の量は〇〇%とか教わっていて
その通りにしかできなかったわけです。

「水は何グラムいれるんですか?」とか「何回ぐらいかきまわすんですか?」
とか、こんな質問ばかりで常にマニュアルを欲しがっていた。

で、ご主人にビシッと言われます。


  「あんたが変えなきゃいけねぇのはそばの打ち方じゃねぇ」「ものの考え方だ!」


で、次の台詞なんですが、


  「 “こうやればこうなる” じゃねぇんだ、そば打ちは!!」

  「“こうなる” ようにどう打つかだ!!」

うーん、深い。

昔のそば職人の残した言葉ってみんな、“こうなる”という結果だけなんですね。
なぜなら、材料のそば粉だって色んな種類があるわけだし、そのときの気温や湿度だってまちまちなわけで。

だからいつでも“こうすれば”いいよとは言えない。
とにかく色々な状況はあるけれど、結果的に“こうなる”ように工夫しなさいとなる。


読んでてこれ農業にも通ずるなと思う。
僕のいる自然農法センターでよく耳にする言葉にこんなのがある。

  「ここではやり方は教えない。教えられるのは考え方だけ」

まぁ、だから、ここはメジャーにならないんだそうで。
教えっていうのは、単純でわかりやすい方が広まりやすい。
“考え方”なんて言ってるから広まらないんだと。


「耕さない」「肥料は使わない」「草を刈らない」
こういう単純な教えの方がわかりやすいし広まりやすい。

でも、農業で、「やり方」で入ってうまくいくケースは少ないそうで。
〇〇農法を学び、〇〇農法は絶対だと信じて就農するとほとんどが失敗すると。


就農する場所により気候条件も違えば環境も異なる。
ましてや畑の土の状態なんて畑ごとに全部違う。

求める結果は、どんな場所だろうと、

   おいしい作物がたくさんできることだろう。

だったら、場所ごとにやり方も変わってくるはず。


例えば、農業する地域が寒冷地で、畑の土はあまり肥えていないとする。
欲しい結果は、美味しい作物がたくさんできることだ。

そんな中で、頭でっかちに〇〇農法をやりたいから肥料は使わないだの、耕さないだのってのはおかしい。
現時点での状況と欲しい結果を考え合わせ、どうしたらそうなるか、を考えた方がいい。

状況と結果を無視して、ある特定のやり方に固執してもうまく行かない。
そば粉の種類、気温、湿度など気にせず、そば粉何グラムだから水は何ccと考えていた脱サラそば職人とおんなじだ。

でも、有機農業や自然農法の世界では、往々にして、状況・結果を無視して、観念だけが一人歩きすることが多い。



僕自身はというと、かなりマニュアル依存な人間であり、
かつ、それを脱したいと強く思っているので、こういった話には心惹かれます。

ついマニュアルに頼りそうになった時、これからは、心の中でつぶやきます。

  「“こうやればこうなる”じゃねぇんだ、物事は!!」

  「“こうなる”ようにどうするかだ!!」 
 

てね。


つづく











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