へなちょこおやじの自給自足入門

自給自足を目指しておそるおそる農業研修の門を叩いた俺。この先どうなることやら。ちょっと不安。

レタスの定植

2017年04月28日 | 日記
みなさま、こんばんは。

へなちょこおやじでございます。

本日午前中はレタスの定植をやりました。
4/1に種を播き、ハウスですくすく育って1ヶ月。やっと畑デビューです。

まずやることは「どぶ浸け」です。


育苗トレーごと水にズブズブと浸けちゃいます。
いち、にー、さん、しー、ゆっくり数えて5~6秒浸けます。

その後定植場所のC圃場に移動し植え穴を掘ります。
昨日土壌改良材で印を付けたところを三角ホーで軽く掘ります。



穴を掘ったら植える苗を並べます。



ペーパーポットは乾きやすいので、できるだけ早く定植するか、
もしくは、少しずつ並べるようにしましょう。

植える深さは根鉢のトップと畑が同じ高さになるくらいに浅く植えます。
穴の底に土をいれたりして深さ調整し、平らにならします。



ペーパーポットの紙を破り、根鉢を優しく出し、そっと植えます。


活着(根鉢の根が畑の土にしっかりなじむ)するように手でしっかり土を抑えます。



どんどん植えていきます。
隣に植えたのと一列になるよう並べていけばきれいに植わります。

まっすぐ植えた方が除草とかしやすいので、できるだけまっすぐ植えましょう。
僕が植えたのは結構曲がってしまいましたが。。。(^_^;)

ふつう定植後は水をたっぷりあげるんですが、今回はあえて水あげません。
ちょっと鍛えて根を張らせるためと、3日後の5/1の予報で雨がふりそうなため。

霜が来そうな場合は寒冷紗などをかけますが、今日はやりません。
今日植えたレタスは6月下旬ごろに結球するそうです。


その後、かぶの育種用ハウスへ。

倒れそうな“かぶ”の株をトンネル用の支柱で支えてます。

この“かぶ”は去年10月の収穫時に、
よさげなやつを種取り用(母本という)に選んで植えたもの。

アブラナ科は他家受粉なので、受粉には複数の株が必要で、
風や虫により花粉が運ばれ、他の株もしくは他の品種のめしべに受粉します。

このハウスはネットで覆われているので虫は入れず、
風によってのみ花粉が運ばれ受粉します。
受粉したかどうか不安な時はこうして受粉させたりします。




その後は味噌作りをしました。
まぁ、大豆を水に浸けたり煮たりは、水稲チームにやってもらいましたが。。。

塩と麹が入ってます。



塩はいいのを使いましょう。

まずは、塩と麹を混ぜて塩切り麹を作ります。


で、お次は柔らかく煮た大豆をミンチにします。


この大豆と塩切り麹を混ぜて、空気を抜きながら丸めます。
ハンバーグを作る要領ですね。

そのあと、この丸めた大豆ボールを容器に投げ入れます。


バシッバシッと投げ入れて空気を抜きます。
少し溜まったら手のひらで押しながらさらに空気を抜き、またバシッバシッと投げ入れます。

全部入れ終わったら、最後にもう一度手のひらで押して空気を抜きます。


で、表面をきれいに仕上げてラップを張って完成です。



去年はそのあと塩でふたをしたんですが、今年はやらないそうです。
なんでも今年は、上澄み液のたまり醤油もいただくためだそうです。

ちなみに、
僕も、5/3に個人的に味噌を作ろうと思ってます。
麹も大豆も入手したので。あとはちょっといい塩を買って。

大豆は、無農薬の「借金なし」という縁起の良さげな大豆です。
埼玉県秩父地方の在来種で、借金が無くなるくらい沢山とれるというありがたい大豆です。
味噌ができたら3年くらい熟成させるつもりです。。。うふふ

ちょっと麹が余るので、炊いた米とあわせて、ど〇〇くでも作りますかね。

ということで明日から2連休です。
明日は研修生歓迎バーベキューがあるそうです。その後カラオケとか。。。

明後日の日曜日は、塩尻の本部道場でそば打ち2回目です。

ということで

つづく











レタスの定植準備など

2017年04月27日 | 日記
今日はなんだか肌寒い。

暑くなったり寒くなったり。

この時期は気温の変化が激しすぎます。

皆様お風邪など召しませぬようご自愛くださいませ。


ということで、

だいぶレタスも大きくなって参りました。


明日は定植です。

草生栽培のC圃場に定植します。

先日は、Ⅰ型ぼかしを定植予定の場所にばらまき
除草をかねて軽くすき込みをした。

で、今日は定植する位置に土壌改良材をパラパラと置いて目印をつけます。

これを使いました。

まぁ、別に穴掘って目印にしてもいいんですが…

株間30cmの2条植え、条間は40cmで、こんな風に目印を。


ここは、育種用の畑なのでレタスの品種10種類を植えます。

発育のいいのを選んで種を採ったりします。


その後、そばにある種取り用のハウスにエン麦を播きます。


アーリーキングという名前

緑肥のエン麦。以前播いたときはすじ播きでしたが今回はばらまき。
手首のスナップをきかせてばらばらっと播きます。


播いた後はレーキで軽くすき込むと。

ほんとは耕運機の深さを浅くして耕耘してすき込んだ方が楽ですが。




灌水用のホースを通して別のハウスにあるかぶの菜の花に水をあげてます。
水をあげてるとアブラムシも来ないとか。

週1回2~3時間灌水します。
ゴールデンウイークあけには花も枯れるらしい。
それから種取りです。

隣の果樹園では梨の花が咲いています。


ルッコラの花。



先っぽの赤い芽を食べてみるとルッコラの、あのゴマの味がします。

その後は草生栽培の草生刈りです。
これは刈払機という草を刈る機械で、草生帯にある緑肥を10cm残しで刈り取り



刈った草を熊手で株元に敷く作業です。敷き草ですね。



刈った草を作物の周りに集めると。

以上が今日の作業でその後は座学。
座学のテーマは

 「育種圃場における輪作体型について」

難しそうなテーマですが結構面白かったです。

内容については機会があれば書いてみたいと思ってます。


それと、壊滅したかに思えた僕の小松菜は今日見てみると


霜にやられた双葉の真ん中から元気な本葉が出てました。
よかった~。

ということで

つづく











メロンの定植など

2017年04月24日 | 日記
こんばんは。

へなちょこおやじです。


ちょっとショッキングな出来事が。

先ほど自分の圃場から帰ってきたんですが、
すくすく育っていた僕の小松菜が、そしてこの間みんなで定植したキャベツが、
霜にやられてほぼ全滅状態になってました(T_T)

小松菜ちゃんの大部分が黄色く変色


キャベツも一部を除き、本葉が黄色くぼろぼろに

ううっ(T_T)

自然を甘くみてはいけないですね。

ということで、気分を変えて。。

本日午前中、Q圃場にてメロンの定植をやりました。


しばらくぶりに来たらこんなになってる!マルチとトンネルが張られてる!

1週間前はこんなだったのに。。。



で、まず写真手前のトンネル。
このトンネルだけナイロンのヒモで押さえつけられてません。
これを押さえつけます。

ちなみに、ヒモを張って押さえつける理由は、
トンネルが風で飛ばないようにするためだそうです。

まずは、トンネルの逆U字支柱の内側にペグを45度で打ち込みます。


ペグはトンネルの反対側にも打ちます。
また、打ち込む際には、頭の折れた方を手前側にして打ち込みます。

ナイロンヒモをペグの頭の折れた箇所に引っかけながら、
トンネルのビニールを押さえつけ、反対側に渡すようにペグに引っかけていくと。



で、次はメロンの苗の定植です。

メロンちゃんの根っこはとっても弱いので、根鉢を崩さないようにやさしく扱いましょう。

定植する位置は真ん中よりかなり手前側に植えます。
でも、暑い時期はトンネルをかなり上まで開放するので、
あまり手前すぎると苗に雨が当たり、つる枯れ病になる恐れもあるので微妙です。


まず、苗を手前側の植える場所に置いていきます。

マルチのビニールをカッターナイフで縦に切り、手で押し広げて土を露出させます。
土が露出した部分をスコップで堀り、根鉢の頂上部が1cmくらい出るくらいに埋めます。

根鉢を少し上に植えるのは、少しでも地表面の温度の高いところに根が張れるようにするためだそうです。
また、植える方向は、子葉が縦になるように、つまり畝に対して直角になるように埋めます。


周りの土と密着させる。

あとは、スコップで外に出した土を、根鉢の周りに、そしてマルチの破れた部分が見えないようにかける。
マルチの破れた部分が露出していると、暑い時期にそこから熱風が入り根が痛むからだそうです。
また、その際、子葉が土に埋まらないように、また子葉や本葉に土が付かないように注意します。


こんな感じ。


そして
定植が終わったらたっぷり水をかけます。
根鉢が畑の土と活着するまであと2~3回は水をやりましょう。



その後は、一日スイートコーンの脱粒をやり、
3時半からは信州大学理学部名誉教授であ、自農セの場長でもあるF先生の講義。

 「自然農法とは?」

ともすれば小手先の技術に興味が行きがちだった僕も
少しは基本に立ち返れた?ような気がします。


つづく


















そば道場

2017年04月22日 | 日記
こんばんは。

へなちょこおやじです。

土曜日が休日だったのでちょっと農業から離れて、
松本市街にあるそば打ち道場に行ってきました。


実は僕、去年の12月に山梨県北杜市にあるおそば屋さんでそば打ちを体験してまして。。。。
それまでそば打ちにそれほど興味があったわけではなかったんですが

新聞の折り込みに

 「年越しそばを自分で作りませんか」

みたいなチラシが入っており、そのフレーズに惹かれて申し込んだんです。


そしたらその回がたまたま僕一人で、マンツーマンで細かく教えてもらえたわけです。
それに、そのとき教えてくれた先生がまた褒め上手で、うまくできた気になってすごく楽しかった。。。。

そばの工房の隣は普通にお店で、普通にお客さんがいるお店の中で、
自分の作ったおそばを、まるで注文したおそばのように出していただき、
もうもうひたすら感激し、食べてみたらまた激うま!!

そんなわけで、研修に入る前から、
研修中にそば打ちマスターして
農業とそばを組み合わせた何かをやれればって考えてました。


で、昨日の土曜日、
松本にある、かまくら屋という蕎麦粉などを作って売っている会社のHPに載っている
信州そばアカデミー主催の信州そば道場に行ってきました。

スズキの自動車工場の敷地内?に蕎麦道場の看板があり、
2階に上がるともうすでに人がたくさん。

しばらくぼーっと突っ立てると
「あっへなちょこおやじさんですよね。初めての方ですよね」と、
先生とおぼしき人に声をかけられ説明をうける。

ふ~ん、なるほど。
ここ、去年行ったそば打ち体験教室とは違いかなり本格的みたい。
まさに、THE道場という感じ。

先生はみな全麺協?の有段者で、生徒もかなりの強者ぞろい。
マイ麺棒持ってきてる人もいるし。初めての参加は僕だけみたいだ。

先生は4名いらっしゃって、生徒は僕を含めて6名います。

で、まずは講師の一人の方が蕎麦打ちのデモンストレーション。

まずは、水回しという行程。
短時間で粉の一粒一粒に水を含ませるにはかなりの熟練を要する。

いい状態はどんな状態か?
目で見るだけでなく触ってみなさいと先生に促され
皆で触ってみたりして。

こんな感じかとわかっても、この通りにはできませんが。。。


ぐわーっと体が斜めにして体重をのせて練ってます。


のばして

のばして
厚みにむらなく均等に伸ばすのにもやはり熟練を要する。

そして切ります。

厚みと同じ幅に切る。断面が正方形になるように。

で、実際にやってみると。。。難しい。
先生は簡単そうにやってましたが、見るとやるでは大違い。
そば打ちは40分以内に打ち終わりそうじも済んでる状態が望ましいらしいですが、
僕は1時間10分くらいかかり、そばも少し乾燥しちゃいました。

で、試食。

うまうま。

でも、先生のと食べ比べると全く別物だとわかります。
う~ん。そば恐るべし。


で、残りは持ち帰って寮の夕食となりました。




NPO信州そばアカデミー主催のそば道場は、松本のほか塩尻でもやってます。
僕も休みの日にちょくちょく通おうと思ってます。
そば打ちに興味のある方、参加してみてはいかがでしょうか?

ということで

つづく









キャベツの定植など

2017年04月21日 | 日記
こんばんは。

へなちょこおやじです。

いきなりですが、水稲って成長が早いですね。
種まきして6日でこんな感じです。


今朝(4/21)の様子


さて本日、午前中はC圃場にてレタスの定植準備です。

まず、レタスを定植する畝にⅠ型ぼかしを上からふりかけます。


Ⅰ型ぼかしは、米ぬかと籾殻、そしてEM培養液だけでできています。
栄養という点では、肥料というよりは堆肥にあたります。

完熟堆肥ではなく、もうちょっとで完熟するかなくらいの堆肥です。
当然、発酵分解が進むので熱がでます。
なので、定植する直前でなく、定植の1ヶ月以上前に施用します。

施用する目的は、土壌改良、畑の残渣の分解促進、苗の初期成長を促す栄養などです。

施用する量は、1㎡あたり0.44kg。
定植する面積は、1㎡×15mなので6.6kgとなります。
今回は7kgまきました。

その後キューホーで草取りしながら、軽くぼかしを混ぜます。

それが終わると次はハウスのビニール張りです。
風がほとんどなく、2度目で少しは要領がわかってきたこともあり、
思ったよりはやく終わり、余った時間にスイートコーンの脱粒をやりました。

午後も脱粒。3時半から講義で、今週の研修を終えました。



で、昨日はI圃場にてキャベツを定植しました。
この辺りは黒ぼく土で水はけがいいんですね。ここも畝をたてず平畝です。

まず一列づつメジャーで間隔を取りながら、ゼオライトで定植位置をマーキング。
列は50cmくらいの間隔で、株間は35cmの間隔です。



35cmだとわかりにくいので、まず70cm間隔でマーキング。
その後2つのマーキングの中間にもマーキングしていくと。

植えるキャベツは2種類で、一つは信州868というやつ。もう一つは忘れました(^^;)

キャベツ苗のセルポットは50穴。ナス、トマトの128穴に比べるとずいぶん大きい。
この大きめのセルで本葉4~5枚になるまで育てます。

ちなみに慣行農業だと、本葉2~3枚で定植するらしい。
小さくても化学肥料ですぐ大きくなるんだそうな。

定植する前にたっぷりの水と液肥を与える。
液肥は、フィッシュソリブルという有機認証のものを使ってます。念のため。

白いのはマーキング用のゼオライト

土は前日少し降ったので少し掘ると黒くぬれてる。
この状態であれば定植後すぐに水をやらなくてもいいそうな。

定植するときは、培土にも土をかけ、手で押さえて密着させます。


その際、葉っぱに土をかけてはいけません。
土が付くと病気になりやすいし、光合成もしにくくなります。

では、ちゃっちゃっとやっちゃいましょう。


慣れないと時間かかりますね。
一列25個で19列なのでトータルで475個。
今回7人でやったので早く終わりましたが、一人でやるとなると6時間以上はかかる計算。

プロの農家の人はもっと早いんでしょうが、
研修生はみんな素人なのでしょうがない。

キャベツは7月頭に収穫できるそうです。
また、7月下旬には2回目の定植をするそうです。

ということで明日から2連休。
まぁ、休みといっても苗の観察は行いますが…


つづく