へなちょこおやじの自給自足入門

自給自足を目指しておそるおそる農業研修の門を叩いた俺。この先どうなることやら。ちょっと不安。

播種など

2017年03月31日 | 日記

朝から曇り空で
寒いなぁって思ってたら、
雨が降ってきてさらに雪に。


暑くなったり寒くなったり。

体がおかしくなっちゃうよ。
ぼやきぎみのへなちょこおやじです。

本日は肌寒い中、畑で作業。

今日の圃場はC圃場といって、
主に育種を行う圃場です。

ここも草生栽培ですね。

赤くローバー、黒クローバー、オーチャードグラスなどの緑肥が植わったラインと、
耕したラインが交互に並んでます。

ここの土地は水はけが良いので、畝は高く盛らずに平らなままの平畝です。
午前中は、5本の畝にエン麦の種を播きました。

まず、鋤簾(じょれん)やキューホーという道具を使って草取り。
土の表面を薄く削るように草を取っていきます。
決して深くほじくり返したりせずに。
深くほじくったりすると土中で眠っている草の種を起こしちゃう。
表面の草だけを静かに静かに取り除きます。

次は熊手という道具で、
でこぼこになった土を平らにならしていきます。

で種蒔きです。
種蒔きには簡単な機械を使います。

部品を交換すると播く間隔や量を調整できます。

えんやこら。えんやこら。まっすぐ進まない(汗)


午後は、明日のレタスの播種の準備です。
育苗するハウスに必要な道具を運んどきます。
温床のための道具あれこれ。水やりホースなどなど。

苗床用の土は市販の土を使います。
自家製の土など使って、もし雑菌などが入っていると発芽に影響するからです。
赤玉と有機培土を混ぜて作ります。

少し大きくなって鉢上げするときは、自家製の土を使います。
米ぬかや籾殻燻炭、油かすなど色々入った土。
鉢上げ用の土は、できるだけ定植する畑の土に近い感じに作れるといいようです。

そんなこんなで、3時半から6時前まで講義がありました。
「自然農法・有機農業のあゆみ」
面白かったです。

つづく











倉庫整理とか…

2017年03月30日 | 日記
本日強風。しかも風冷たし。

へなちょこおやじです。

午前中は倉庫の大掃除。
農業は道具や機械も多いので、
片付けや整理も大事な仕事なのです。

種取り用に干してあるトウモロコシ(自家採種素材のモチットコーン)

午後は、少し離れたところにある
圃場を案内してもらう。

ちなみに、
自農セでは、圃場をアルファベットで呼んでます。
たとえば、M圃場、R圃場という風に。


M圃場にある種取り用大根

同じく小松菜(在来種の新戒青菜)

自農セのOさんが管理してる奇跡のりんご(無農薬のりんごの木)

M圃場の隣にある中川原さんの畑

牧草と栽培するところが交互に

中川原さん。今は定年されてらっしゃいますが、
元は自農セの育種課を作った方だそうで、
畑でお会いした時は、つるはしを華麗にさばきながら、
畑を耕してらっしゃいました。

元々は牧草地だったところを耕して畑にしてらっしゃる。
牧草地と畑、牧草地と畑。
交互にストライプ状に並んでる。

牧草地と畑の間に溝があり、刈った牧草をその溝に敷く。
牧草はしっかり根を張っており、微生物もわんさか。
それにつられてミミズもやってくる。

ミミズは畑の部分にも入ってきて、
おかげで畑の土は見事な団粒構造になってる。
いわゆる理想的な土。

育種課では、これを草生栽培と言ってました。


大師匠大ベテランの中川原さんをして、
土のことはよ~わからん、一つの世界だから、とおっっしゃられてました。

う~ん。
土壌の神秘。

つづく





圃場の草取り

2017年03月29日 | 日記

今日も日差しが強いです。

まだ春なのに…

夏の日差しが思いやられます。

意外と敏感肌。へなちょこおやじです。

夏に向けてお肌対策をいたさねば。



本日は、草取りです。

農業、特に無農薬で作物を作るなら避けては通れません。


自農セの建物から歩いて数分のところにある圃場。

ここで一日草取り。


ここは、展示圃場。つまり見せる畑。
なので、見学者が歩きやすいように畑の周りに芝生が植わってる。

その芝生が畑の中まで侵入してくる…と。

それを、ノコギリの歯みたいな鎌で

土中の根っこからザクザク切って取り除きます。


強い日差しで土中の水分も蒸発していきます。

遠くには残雪残る山々。
空中ではヒバリが鳴いてる。

自然っていいなぁ…



なんて言ってられないわけで。

自然はたくましいわけで。

畑の周りに生える様々な草たち。
彼らは、現在に至るまでの長い年月、

自然の淘汰、

生存競争に打ち勝ってきた逞しい生き物たち。

しかも彼らが生えるその場所は、彼らにとって最も生きやすい場所。
それがたとえ畑の中だとしても。

それに引き替え、人がせっせとお世話しないと育たない
弱っちい畑の野菜たち。

畑の中で両者が出会ったら、弱虫野菜に勝ち目はない。

だからせっせと抜かないと。

ふーっ。

腰いてー。


つづく





ビニールハウス

2017年03月28日 | 日記

本日は、ビニールハウスのビニールの張り替えです。

自農セには、ハウスがいくつかありますが、
今日はその中の一つのビニールを張り替えました。

というか、張り替えを手伝っただけですが…

張り替えるのは5~6年に1度らしいので、
この作業を体験できたのはラッキーです。

ビニールを剥がし、内側のネットが見えてる

ほぼ完成。
側面と天井部分が巻き上げ式になってる。
ここを開け閉めして温度管理をする。



朝9時すぎから作業を開始して、終わったのが午後3時くらい。
5人で作業して5時間なので、
1人だと25時間。

まぁ、1人で作業は難しいので、
2人でやって2日くらいかかるのかなぁ。

今回は張り替えるだけでしたが、
一から建てるとなると…うーん、大変そう。

農業にはこういう建築的な作業も多々あるみたいです。
まぁ、何でもそうですが、楽しんでできればいいですね。

ビニールハウス。
理想はビニールでなくガラスで、
柱になる金属パイプも太ければ太いほどよい。
大きさも、大きければ大きいほど、
温度が変化しにくくてコントロールしやすいのでよい。
でも値段が…

苗作りには必要みたいなので、
僕もいずれはゲットしたいんですが…

いかにして安く手に入れるか?それが問題です。

つづく








育種課

2017年03月27日 | 日記
こんばんは。

へなちょこおやじどえす。

今日の作業はといいますと、
午前中は、畑周りにある水路、溝をみんなで清掃。
大勢でやると早いですね。

その後、研修するコース毎に別れての実習。
とはいってもまだ何かするわけでもなく…

自家採種コースの僕ら2人は、育種課という部署に配属?
育種課の事務所でコーヒーをいただき、しばし雑談。

その後、種子を袋詰めして発送する場所を見学したり…

きゅうりとトマトの品種いろいろ

種の数を数える機械。100万とかするんですよ~。


種にも種類があって、

  交配種とか 固定種とか 在来種とか 自家採種素材とか

色々あります。

まぁ、その辺りの違いについても、おいおい書いていくつもりです。


午後から、育種チーム長のHさんより、自家採種研修の流れを説明していただく。

自然農法センター(略して自農セ)の育種課は大きく二つに分かれます。

育種チーム(自然農法に適した品種の育成)と
生産普及チーム(種子の生産と頒布(販売とは言わない))

簡単に言うと、育種チームが元種を作り、
生産普及チームがその元種から種を大量に作り、売ると。

僕ら、自家採種コースの研修生は、
主に育種チームの研究に加わり、
その作業を手伝いつつ、農業技術を学ぶ…という感じです。

何でも自然栽培の種の品種育成を国内でやっているのは
ここ自農セだけらしいです。
だから、ここで売ってる種はすんごく貴重なんです。

とかいいつつ…

今日はこの辺りで。

つづく