へなちょこおやじの自給自足入門

自給自足を目指しておそるおそる農業研修の門を叩いた俺。この先どうなることやら。ちょっと不安。

トウモロコシの脱穀

2017年04月19日 | 日記
今日は寒かった~

冷えるとトイレに行く回数が増えるへなちょこおやじです(^^;)

今日は、自農セの自家採種素材であるモチットコーンの脱穀をやりました。


天井に吊して乾燥したモチットコーン

これを下におろして
1本ずつ手で粒を外していきます。


こんな感じで。

午前中は冷たい風が吹きすさぶ中でやってたので寒かった~。
でも、午後は倉庫の中で、しかもストーブまで入れてもらって、ぬくぬくとやらせてもらいました。

コーンの果実にはよく見るとカビが生えていたり虫食いがあったりします。
こういう粒がはじいて後で処分します。

粒はふつう乾燥してシワシワになっているんですが、
シワシワになっていない粒がたまにあります。

この粒もはじきます。

トウモロコシは風で交配しますが、
このシワシワでない粒は、周辺にあるデントコーン(馬歯種)と交配したものだそうです。


トウモロコシにはいくつか種類があり、
食用であるスイートコーン(甘味種)はショ糖の含量が多いので、
乾燥するとシワシワになります。

かたや、
飼料やコーンスターチの原料、はたまた錠剤のコーティングにつかわれたりするデントコーン(馬歯種)は
デンプンの含量が多いためシワシワにならないそうです。


トウモロコシには他に、ポップコーン(爆裂種)や
トルティーヤを作る時に使われるフリントコーン(硬粒種)、
もちトウモロコシといわれるワキシーコーン(もち種)などがあるそうです。


でも交配って、1本の実に純血の粒と交配の粒があるのって変ですよね。

実は、
トウモロコシって株の先端に雄穂(雄花の集まり)がつくんですが、
実になる部分にひげが沢山でて、それの1本1本が雌花になるんだそうです。
で、そのひげの1本1本が受精して一粒ずつの実になると。

つまり、1本のトウモロコシというの1つの実ではなく、沢山の実(粒)の集合体なんですと。


また、トウモロコシには、先端不稔(1本のトウモロコシで先端に粒ができない現象)や、
タッセルシード(普通、雄花に実はつかないが、気象条件によって雄穂の先に実がつく現象)などがあり、
なかなか奥深いものがあります。

明日は、稲の浸種と催芽について。


ではまた。

つづく



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1 コメント

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トウモロコシの髭の謎 (Unknown)
2017-04-20 09:54:46
いつも興味深い内容でとても面白いです。
トウモロコシは一粒一粒、別々に受粉しているとは驚きです。
寒い中、農作業大変かと思いますが身体に気をつけてください。
ブログ楽しみにしています( ´ ▽ ` )ノ
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