女性女系天皇容認とした有識者会議は自分的にはかなり左傾しているのではないかと思ってしまう。吉川弘之座長は「皇室の意見を聞くのは憲法違反」として三笠寛仁親王殿下が女性天皇・女系天皇容認に憂慮を示されても「どうって事無い」とかなり突っぱねた発言をしている。更に、同会議のメンバーである岩男寿美子武蔵工大教授が三笠宮寛仁殿下の発言に対し「天皇のいとこであるプリンス寛仁は、女性が皇位を継承できるようにすることに疑問の声を上げ、旧宮家や皇室の側室制度の復活を提案してきた。彼の時代錯誤の考えには、驚くしかない」と発言したそうだ。これは明らかに寛仁殿下に対する侮辱ではあるまいか。何故他人が勝手に時代錯誤と決め付けることができるのかがわからない。旧宮家の皇室復帰がなぜ時代錯誤なのですかと小一時間問い詰めたい。そもそも寛仁殿下は旧宮家の皇室復帰など提案しているわけでもないしそれどころか「かなり難しい」と見解を述べられている。このことを踏まえてみると、いかに岩男という人物が嘘により皇室を侮辱した人間ということが容易に想像がつく。今皇室のあり方が大きく問われている時に自らも皇室の一員である寛仁殿下が自分自身のことを考えて述べられたことを「時代錯誤」と何でも一方的に決め付けるのか。どうせ殿下の言動を深読みせずに勝手に勘違いして自説を述べただけじゃないか?伝統について議論しているはずなのに「時代錯誤」とは実に滑稽だ。皇族も広い意味での国民の一員であるのにもかかわらず何故意見を封殺しようとするのか。これは日本国憲法第21条第1項で定められた言論の自由に反する。憲法違反は皇族ではなく有識者会議のほうではないか。結局有識者会議のメンバーの方々は自分達は正しいと豪語し、対して自分達と異なる意見には耳も貸さないというのは随分お目出度いご都合主義だ。私は女性女系天皇には条件付で賛成だが今回の有識者会議のメンバーの態度には腸が煮えくり返るばかりだ。この際有識者会議のメンバーを総入れ替えしたほうがいいのではないだろうか。