










科学や文明がめざましく進歩して、生活が便利になり増した。そのために多くの良い物や・心使いなどが失われてしまいました。
若い頃勤め帰りに町で遊んで、遅く帰りました家の者は皆寝ていました。静かに食事をしてから、風呂に入りました。
すると膝が悪くて寝ていた母が、風呂が「冷めてぬるいやろう。」と言いますので「冷めてない良いので良いよ。」と私が言っても母は「悪い足を引きづりながら、風呂の湯を」暖めてくれました。
現在はどうでしょう。「風呂の中の「スイッチを入れると」すぐに冷めた湯は沸きます。此のスイッチによって、入浴している人への、思いやりの心は必要がなくなりました。
核家族になって若い夫婦の家庭は、大変気楽な生活が出来て良くなりました。然し反面老人の生活の知恵、を排除したり失ったりしました。
と言えばこれだけですが、これは日本社会にとって莫大な損失と思います。一家庭の問題ではなく・・・
あらゆる面で現れて来ています。
子育ての分野で然り・地域社会でよその子に注意をしない・悪いことをしていても、見て見ぬふりをする。こんな事は戦前(昭和30年代頃まで)にはなかった事です。老人をまず家庭から、排除したのです。地域社会に出てまで、しなくなったのだす。
家族を核家族に、分解してしまったのです。諸々の状況の中で、年寄りが消極的になったのは自然の成りゆきです。













大きな忘れ物をしてきてしまいました。いつもセカセカと競争社会の中で相手を蹴落とすことに
そして一歩でも自分が先頭を、そしてたくさんの所得と財産を得ようと、朝早くから夜遅くまで
一生懸命 汗を流していれば それが自分のため家族のため地域社会のため国家のためと・・
この国の将来のこと、歴史のこと、文化のこと、家族や家庭のことそして躾や上下関係常識を
どこかに忘れたまま・・来てしまった いまさらと思えてども今からでも一歩を踏み出さねば
いつまでも 嘆いていても 変わらない その責務はこの私にあるはずです。
いつも多くのことを教えていただき ありがとうございます
我が家でも柿が成るのですが、お宅の方の柿は赤みが輝く
ばかりで、いかにも美味しそうです。
柿食えば…、で味ばかりでなく日本の風景ここにあり、を噛みしめることができます。やはり買ってきたものでは味合えないものがありますね。目で「ごちそうさん」。