◎横浜市待機児童ゼロへ向けた取り組みの発表がありました。

平成 24 年4月1日現在の横浜市の保育所待機児童数が対前年比で792人、約82%減少し、過去最少の
179人。
神奈川区の待機児童は、昨年が82人で、今年が11人とされています。
平成21年度は全体で、1290人で過去最高を記録し、22年度は1552人で記録更新で連続の全国1位。
昨年度は、971人ですが、25年4月に待機児童ゼロを目指しています。

集計基準を変更していることもあるようですが、明年の待機児童ゼロは、着実に実行されることに期待が寄せられています。
昨日の市長の記者発表では、今年度取組みとして、受入枠の拡大をはかるハード整備と、多様な保育サービスを十分に活用
するためのソフトの対応、この両面からあらゆる手段を講じて待機児童解消に取り組み、待機児童ゼロを達成するとしています。

認可保育所の整備等により、4,922人の受け入れ枠を図り、多様な保育サービスを十分に活用する取り組みとして
・開所後2年以内の新設園では、4、5歳の新規入所者が極端に少ないため、2、3歳の在籍児童が進級して4、5歳と
なるまでの間、空いている保育室を、低年齢児の定員外受入や、一時保育、地域の子育て支援スペースなどで有効活用をする。
・パートタイム就労などの場合に利用する一時保育の非定型的保育において、24 年度から各保育所の判断により、最大で
年度末までの利用申請の受け付けを可能とする。
・保育コンシェルジュによる保育サービス相談を充実するほか、認可保育所以外の保育サービス(横浜保育室、家庭的保育事業、
幼稚園預かり保育等)についての広を積極的に進めるとしています。
駅前の保育所の希望が多い反面、交通不便地域の定員割れが生じている園もあり、マッチングの問題や潜在的な待機児童の
動きも課題です。
また、今年度保育所を41施設新設し、8施設の増築も行いラストスパートをかける意気込みが窺えますが…
保育士さんの確保等トータルな解消へ向けた取り組みの積み重ねが必要となります。