竹島研究室

竹島問題を研究する。

韓国側の動向(7/22):「独島は韓国の地」歴史的証拠ある…Qチャンネル、26日から特別番組放映

2008-07-24 23:55:40 | 韓国側の動向
●「独島は韓国の地」歴史的証拠ある… Qチャンネル、7月26日から二日間特別番組放映 [2008.07.22 17:55]

 Qチャンネルは独島が私たち地なのを現わす歴史的な証拠と最近の日本の挑発に対する対策を含んだ特別プログラムを 26~27日にわたって放送する。

 26日午後 7時には韓国放送協会が企画したドキュメンタリー 「私たちの領土、独島」が放送される。このプログラムは 6世紀鬱陵島が新羅の中央政府に編入以来、独島がただ一瞬間も韓国の領土でないことはないことを歴史的記録を通じて証明する。日本は 1905年 2月独島と一番接した島根県で独島を竹島と称して担当するように告示した。この告示が現在日本が独島を自国の領土として主張する根拠だ。しかしその頃にも韓国が独島を実効的に支配していたし、1900年大韓帝国皇帝勅令にも独島と鬱陵島の行政管理を強化する措置が載せられている。一方 1877年作成された日本太政官文書には鬱陵島と独島は日本と関係がないと明らかにしている。

 27日午後 6時からは 2部作ドキュメンタリー「独島」が2時間連続放送される。1部 「独島の真実」では日本の主張が虚構であるのを歴史的証拠を通じて明らかにする。元々鬱陵島を指称する「竹島」がどうして 1905年島根県告示で独島を呼ぶ言葉に変わったのか理由を暴く。2部「危機の独島」は独島政策を研究してきた国際法学者たちの主張と論理を通じて私たちの独島政策がどんな方向に行かなければならななのかを模索してみる。

キム・ジュニョプ記者 snoopy@kmib.co.kr
http://www.kukinews.com/life/article/view.asp?page=1&gCode=ent&arcid=0920978588&code=13180000

韓国側の竹島報道(7/15):「独島が日本人の生活空間だった事があるか?」

2008-07-24 23:20:02 | 韓国側の動向
●「独島が日本人の生活空間だった事があるか?」

 「日本は独島が日本人たちの生活空間で持続したという点を証明することができるか?そんなことができなかったら独島領有権を主張する資格がない」

 日本政府が中学校教科書新しい学習指導要領解説書に独島領有権を明記して韓国と日本の葛藤が高まっているなかでパク・ソンヨン嶺南大文化人類学科教授は 15日このように述べた。

 今まで独島論争は独島征服記録が書かれた古文献、独島関連古地図、国際条約に関する論難に集中した。独島は「領土にならなければならない人里離れた島」だっただけ生の空間として思われなかったし、これに対する文化人類学的アプローチもほとんどなかった。

 パク教授が 7月末発行する予定である「独島·鬱陵島人々の生活空間と社会組織研究」(景仁文化社)は 1882年高宗が鬱陵島移住を奨励する「鬱陵島開拓令」を公布以後、最小120年以上鬱陵島住民たちが独島を実際の生活空間として認識して占有してきたことを示している成果だ。

 パク教授は現鬱陵島住民を対象として 10余年間口述の調査を通じて民族誌(民族の生活様式全般を調査して記述したこと) 方式で研究した。

 パク教授は長い間伝え受け継がれてきた独島関連方位観念、独島周辺の風の指称語彙、漁業慣習などを通じて独島の生活文化史を考察した。

 鬱陵島住民たちは朝鮮時代から独島へ行くことができる方法を悟った事実も確認された。鬱陵島東の杏南村で伝統佩鉄(方向を現わす昔の羅針盤で今は使われない)を東に向かうようにした後、航海すれば独島に着くという事実が伝え受け継がれてきたこと。伝承内容も「潮流が正常で風が独島の方へ火をくべて佩鉄を東に行くようにした後 103度方向に行くと独島に到着する」というふうに具体的だった。杏南村は「鬱陵島開拓令」の時に移住する人々が集団居住した地域だ。

 60~80歳の鬱陵島漁民たちは北斗七星、三台星(おおくま座にある星)を利用して独島に行くことができる方法が分かっている。伝統的方法で独島に着くことができる多様な方法が伝え受け継がれてきた状況。

 独島周辺に吹く風の名称が鬱陵島住民たちに具体的に伝わってきたことも目立つ。独島で東に吹く風は「トンセ」、北風は「ブックセ」、西風は「デングガル」、南風は「チョンガルパラム」だ。また北東風は「チョンセ」、北東の方と東の間で吹く風は「インガムプン」など名称が細分化されていて、風による独島周辺の海の操業条件まで伝え受け継がれていて、独島が漁業を主にする鬱陵島住民の生活のなかに密接につながっていたことを示している。

 パク教授は「これは韓半島東南海岸地域で使う風の名称と似たり寄ったりだ」とし「鬱陵島開拓令」の時に移住した人々の方言が独島周辺の風の名称に影響を及ぼしたことが分かる」と述べた。

 鬱陵島住民たちが独島周辺で魚がよくつかまる漁場を「ガール」という独特の名称を呼んでいるし、独島地形を土台で独島周辺の色々な「ガール」を捜し出す伝統的漁撈方法が伝え受け継がれてきた点も、独島が長い間鬱陵島住民たちの生活空間だったのを証明する。

 パク教授は「このように独島は無人島ではなく韓国漁民の生と文化が長い歳月の間形成されて蓄積された韓国人の生活空間」と述べた。

ユン・ワンズン記者 zeitung@donga.com <東亜日報>
http://www.donga.com/fbin/output?n=200807150432&top20=1

韓国側の動向(7/22):「独島、歴史上韓国漁民の生活空間」 嶺南大教授

2008-07-24 22:16:39 | 韓国側の動向
▲パク・ソンヨン教授
http://www.dailian.co.kr/news/n_view.html?kind=rank_code&keys=3&id=119365
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●「独島、歴史上韓国漁民の生活空間」 嶺南大教授
 聯合ニュース

「独島は鬱陵住民と韓国漁民の特徴的認知方式、表象、情感、文化的実践が成り立った生活空間でした」

 嶺南大文化人類学科パク・ソンヨン(52)教授が独島が歴史的に韓国漁民たちの生活空間だったのを立証する書籍を発刊して視線を集めている。

 22 日嶺南大によればパク教授は去年大学独島研究所で初めて発刊した「独島研究叢書」1集「独島・鬱陵島の歴史」に引き続き最近 2集で「独島・鬱陵島人々の生活空間と社会組職研究」(景仁文化社.表紙含み 282ページ)を発行した。

 パク教授はこの本で独島と鬱陵島に関連しながら、鬱陵島で独島を眺めることができる高さと距離、独島の漁場管理などを分析、独島が長年の歳月の間鬱陵島漁民と韓国人の文化がつながって来た生活空間という事実を立証した。

 特にパク教授は日本学者の独島「視逹距離」研究を深層分析、鬱陵島で独島を眺めることができる高さを130mに想定した後「密林のため (鬱陵島で) 独島を眺めることができない」と主張した川上健三の主張を反駁した。

 パク教授は直接鬱陵島各地を踏査しながら杏南、沙洞セガクタン、石圃、白雲洞など鬱陵島のあちこちで独島を肉眼で観察することができるという事実を立証、川上健三の主張が鬱陵島民の生活空間に対する無理解から始まったことだと批判したりした。

 またパク教授は著書で朝鮮時代以後鬱陵島住民たちが独島に行く方法を悟ったという事実も明かした。

 「鬱陵島東の杏南村(1882年高宗の鬱陵島開拓令によって移住する人々の集団居住地域)で潮流が正常で風が独島の方へ火をくべて佩鉄を東に向かうようにした後 103度方向に行くと独島に到着する」という具体的で経験的な方法が鬱陵島住民たちに伝え受け継がれて来たという。

 パク教授は独島の東で吹く風を 「デングガル」、南側で吹く風を「チョンガル風」と称するなど私たち漁民たちが古くから独島に吹く風の種類に対して独特の認識体系を持っていたという事実も記述した。

 これ以外にもパク教授は鬱陵島の自然、経済環境と人口、家族構造、漁撈技術と作業組職、社会関係、村漁業と共同体的漁撈作業の特徴なども扱って、付録で独島が古くから朝鮮の領土だったことを見せてくれる「東覧図」、「天下地図」、「各道地図」など古地図 11編を収録した。

 大学関係者は「独島を国際法や国内法学、生物学、考古学及び歴史学的側面で研究したものはあるが文化人類学的側面でアプローチしたのは珍しい」とし「生活空間としての鬱陵島と独島に対する研究作業こそ韓国の独島領有権確立に重要な根拠を提供するようになる」と述べた。

入力 : 2008.07.22 13:55

http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2008/07/22/2008072200986.html

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●コメント
 聞き取りによる成果は興味深いが、その内容が戦前ひいては鬱陵島開拓令まで
遡るとは実証されていない。戦前韓国人も竹島に出かけていたが、それは日本人
に連れられて行ったに過ぎない。聞き取り成果は、おそらく戦後韓国が不法占拠
した後の話であると推定される。
 なお、仮に、この聞き取り成果が事実であったとしても、国際法上の要件、韓
国側が政府によって実効支配した証拠とならないことも重要である。したがって
今回の成果は領有権問題に何ら証拠にはなっていないといえる。


島根県知事定例記者会見(7月15日)

2008-07-24 21:52:31 | 日本側の動向
●島根県知事定例記者会見(7月15日)

2.竹島の学習指導要領の解説への記載について

○NHK
 昨日の竹島をめぐる解説書の記載についてなんですが、きょうの午前中に韓国の駐日大使が外務省の方に訪れられて、これによって日本は大事なものを失うことになるというように強く抗議をされたということなんですけれども、そういった韓国側の反発に対しては、知事はどのように受けとめておられますか。

○溝口知事
 この問題は日韓間で見解の違いがあるわけですから、それぞれの立場に立ってそれぞれの立場を説明し、発言をするというのは自然なことでありまして、むしろそれぞれがそれぞれの立場を同じ土俵の場で交わす、つまり対話をすることによってこの問題を解決する努力が必要とされておるわけでして、私どもとしては、やはり外交の場を通じまして問題を解決するように努力をしてもらいたいということであります。
 特に外交の問題は政府の役割ですから、私どもは政府に対しまして引き続きそういうことを求めていきます。ただ、外交交渉を行うためには、やはり国民の多くの方々がこの問題に理解をしていただかないといけないわけでありますから、啓発でありますとか、あるいは教育の場で子供たちにも教えていただくとか、そういうことも引き続きやっていかなければならないというふうに思っています。

○NHK
 国民への啓発というか、そういったことに関しては、島根県でもより一層、これまで以上に力を入れたりとか、そういうお考えはありますでしょうか。

○溝口知事
 これまでも随分やってきておりますが、県自身もこれまで以上に努力をしていきますが、国としても啓発のために活動を強化してもらいたいということでありまして、そういう問題につきましては、引き続き国に対して強く申し入れをしていきたいというふうに考えております。
 いずれにしましても、両国で見解が違い領土問題というのが現に存在をしているわけでありますから、そのためには意見の違う立場同士で話し合うことが大切なわけでして、そういう機運が盛り上がるようにもしていかなければならないというふうに思います。

○山陰中央新報
 今回、今朝ほどの韓国側の対応というのは、そういう意味でいうと、知事がおっしゃっているような外交交渉の場というまでには至らずに、その前段で感情的な部分というのが出てくるのかなというふうに......。

○溝口知事 まだ至っていませんね。

○山陰中央新報
 そこを、今回そういう、韓国側が態度に出てこられることというのはある程度予想できることかもわかりませんけども、韓国側にもやっぱりもう少し冷静に議論をしてもらいたいというような意味合いというのは知事にありますか。

○溝口知事
 ありますね。我々はこういう問題はやっぱり客観的な資料とか、歴史的な資料に基づいて議論をすべきであるというのが島根県の立場ですね。そういう意味から、去年でありますけども、2年かけていろんな資料を県内外、あるいは外国の資料なども研究会、専門家の方々が集まってまとめられて、そういうものを私どもも県のホームページの中でWeb竹島研究所ということを設けまして、そこにはいろんな人が意見を言えるような形にしていますし、一部は韓国語などにもしまして、韓国の方も意見をその場で言っていただきたい、そういう対話ですね。
 抗議をするだけじゃなくて、あるいは自分の主張をするだけじゃなくて、相手の話も聞くと、対話をするというようなことを、そういう道筋をつけていきませんと対話は成り立たないわけでして、相手と見解が違う以上、それをどうやって折り合いをつけるかということをせざるを得ないと思いますね。それで、その手段としては、やはり国と国との関係では外交交渉ということが基本になるだろうということでありますね。

○山陰放送
 知事、済みません、解説書には「日本固有の」という文言がないということですけど、このことについて改めて、韓国がこういうふうに反発してくるのであれば、最初から入れていればよかったのにとか、そういうような思いっておありではないですか。

○溝口知事
 そこは政府の中でいろんな議論をした結果、そういうことになったわけでありまして、それに関していろんな思いもあり、いろんな主張もあると思いますが、これまでなかなか学習指導要領等において記述することが難しい問題だったわけですから、それが初めて指導要領の解説書ということで記述をされるようになったわけですから、小さいですけども一歩前進があったわけです。
 この問題はそういうふうに一歩一歩粘り強くやっていく必要がある問題だと思いますね。長い経過の中でこういう問題が起こってるわけですから、一朝一夕に解決できるような問題じゃないですね。非常にそれぞれの国民が大きな関心を持っている事項でありますから、やはり国民全体がそれぞれ理解をし合うような状況にならないと、なかなか解決は難しいですね。そういう意味で、粘り強い努力を我々はしていく必要があるというふうに思っていますね。


http://www.pref.shimane.lg.jp/kochokoho/kaiken/20/0715QA2.html




韓国側の動向(7/24):‘独島漢字絵’ ご存知ですか?

2008-07-24 19:34:14 | 韓国側の動向
●‘独島漢字絵’ ご存知ですか?

 日本の独島(ドクト、日本名・竹島)挑発が相次ぐ中、独島守護という意味を込めた‘独島漢字絵’が登場した。

‘独島漢字絵’は、ハン・メサンさん(40)が「島」という漢字で島の形をデザインしたものだ。 「太極旗が立てられている島は独島」というタイトルとともに、「島」の字の上で人が太極旗(テグッキ、韓国の国旗)を持った絵が見える。

‘独島漢字絵’がインターネットで注目を集め、これがデザインされたTシャツ、バッグ、マグカップ、キーホルダーなどが独島愛製品という名前で次々と登場している。

大邱(テグ)銀行サイバー独島支店(http://dokdo.dgb.co.kr/dokcash/main_mall.jsp)はホームページで‘独島漢字絵’ダウンロードキャンペーンを行っている。

http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=102824&servcode=400§code=410

韓国側の動向(7/24):【竹島問題】対策チーム設置 韓国政府

2008-07-24 19:23:39 | 韓国側の動向
●【竹島問題】対策チーム設置 韓国政府
2008.7.24 13:02

 韓国政府は24日、日本の新学習指導要領解説書への竹島(韓国名・独島)明記について、政府合同対策チームを設置するほか、小中高校での領有権教育を強化させ、日韓共同の歴史教科書づくりも積極的に進めていく方針を決めた。

 韓昇洙首相が主宰して同日、開いた国家政策調整会議で決定した。

 会議では、竹島問題に関する調査・広報活動を強化するため、政府系の東北アジア歴史財団の傘下に「独島研究所」を設置し、国際法の分野から領有権問題を研究することになった。

 さらに、来年から竹島周辺に「総合海洋科学基地」を建設するほか、島内にある漁民用宿泊所を拡大させ、防波堤を建設し、首都圏に「独島博物館」をつくることも決まった。(共同)

http://sankei.jp.msn.com/world/korea/080724/kor0807241301001-n1.htm

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●韓国、竹島の実効支配強化 観測基地を設置

 韓国政府は24日、竹島(韓国名・独島)の実効支配を強化する総合対策を発表した。日本が中学校の新学習指導要領解説書に竹島を記述したことへの対抗措置。気圧や海流などを調べる「総合海洋科学基地」の竹島近海への設置や、小規模な集合住宅の建設推進などを具体策に挙げている。

 同日開いた韓昇洙(ハン・スンス)首相主催の国家政策調整会議で決めた。外交通商省や国防省など関係省庁で構成する「独島タスクフォース」も設置。竹島問題に対処する。

 2009年着工とした総合海洋科学基地は大規模なものではなく、無人の気象観測基地となる見通し。集合住宅は現実には「建てる土地がない」(政府関係者)現状で、実現性は低いとの声が根強い。現在、一組の夫婦が暮らしている漁民用宿舎は改装する。警備艇の追加配備や守備訓練の拡充も進め、啓蒙(けいもう)活動として「独島研究所」や「独島博物館」の開設を盛り込んだ。(14:09)

http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20080724AT2M2401U24072008.html


 

韓国側の動向(7/24):独島:海洋水産開発院、4カ国語で教育資料

2008-07-24 19:05:24 | 韓国側の動向
●独島:海洋水産開発院、4カ国語で教育資料

 国土海洋部の韓国海洋水産開発院(KMI)独島・海洋領土研究センターはこのほど、独島(日本名竹島)に対する領有権問題をめぐり、「独島は大韓民国固有の領土です」と題した教育資料を韓国語、英語、日本語、中国語で作成し、25日から配布を開始する。

 同資料は15ページで、韓国と日本の古文書や古地図などを参考にして、歴史的な側面と国際法的側面から独島が韓国領である点を詳しく紹介している。1696年の『竹島一件』、1870年の『朝鮮国交際始末内探書』、1877年の『太政官文書』など日本側の文献で独島が日本領ではないと公式に認めていることも盛り込んだ。


 同資料の発行に当たっては、蔚山大のホ・ヨンラン教授(歴史学)と釜山大の朴培根(パク・ベグン)教授(国際法)など独島研究の第一人者が参加した。独島・海洋領土研究センターは韓国語版資料を中学・高校の歴史教育用資料として、外国語資料は在外公館と国際交流協会などを通じ、海外同胞、韓国専門家などに配布する計画だ。


李衛裁(イ・ウィジェ)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
記事入力 : 2008/07/24 10:43:40

http://www.chosunonline.com/article/20080724000029



韓国側の動向(7/23):【明解要解】「竹島」韓国ではどう教えているのか

2008-07-24 19:01:40 | 韓国側の動向
●【明解要解】「竹島」韓国ではどう教えているのか

2008.7.23 08:17

 ■道徳や国語でも「国土」として学習

 中学社会科の新学習指導要領解説書に竹島(韓国名・独島)の領土問題が盛り込まれたことに対して、韓国では連日のように日本大使館前で反日デモが繰り広げられている。韓国の教育現場では、竹島についてどのように教えているのだろうか。(ソウル 水沼啓子)

 韓国では小学校の道徳や国語の教科書で「国土を愛する心」を教える際の学習資料に、竹島の地図や写真、名前の由来などが載っているほか、中学・高校の「国史(歴史)」や高校の「韓国地理」の教科書で、竹島が歴史的にも国際法上も韓国の「固有の領土」であると記述している。

 中学の国史の教科書では、写真付きで1ページを割き「独島は早くからわが国の領土だった」と明記。歴史的経緯に触れながら、朝鮮王朝時代(1392~1910年)に「(韓国の漁師が)日本の漁師を追い出し、わが国の領土であることを認識させたこともあった」と記している。

 さらに、「独島の強奪」という見出しで「1905年2月、日本は独島に竹島という名前を付け、日本に編入した」と説明。学習資料の中では「新羅時代には(独島は)于山(ウサン)島と呼ばれていた」と述べている。

 高校の国史の教科書では対日関係を中心に竹島を紹介。「独島とその西の鬱陵島は三国時代(4世紀~7世紀半ば)以来、わが領土だったが、日本の漁師がよく侵犯して衝突することもあった」とし、「その後も日本の漁師の侵犯が続いたので、19世紀末に朝鮮政府が積極的な鬱陵島の経営に乗り出し、移住を奨励。鬱陵島に官吏を派遣し、独島まで管轄した」と記述している。

 一方、韓国地理の場合は教科書が数種類あり、出版社によって扱いに違いがある。一部の教科書は竹島の写真とともに「わが国においていちばん東にある島」と紹介しているが、日本との領土問題には触れていない。

 しかし、別の教科書は、「八道総図」という古地図とともにほぼ2ページを使い、「独島がわが国固有の領土であるという事実は朝鮮時代に製作された地図と、当時日本で製作された日本の地図などで明白だ」と説明。ほかの教科書も三国時代までさかのぼって竹島の歴史に触れたうえで、「国際法上、領土問題は『どちらが先にその場所の存在を知ったか』と『どちらが継続的にそこを利用しているか』が重要。よって独島は歴史的にも国際法上もわが領土であるのは明らかだ」と述べている。

 現在、高校1年生が学ぶ歴史の授業は週2時間だが、歴史教育をより強化すべきだという声が高まっており、2011年から3時間にする教育課程改定案も検討されている。また教育現場からは、教科書の内容も分量も不十分であり、竹島をめぐる日本の動向などをもっと盛り込むべきだという指摘も出るなど、竹島に対する韓国の姿勢はますます強硬になりつつあるようだ。

http://sankei.jp.msn.com/world/korea/080723/kor0807230822000-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/080723/kor0807230822000-n2.htm

韓国側の動向(7/24):竹島問題で韓国退役軍人が抗議 対馬市民反発で現場騒然

2008-07-24 18:57:26 | 韓国側の動向
●竹島問題で韓国退役軍人が抗議 対馬市民反発で現場騒然

 中学社会科の新学習指導要領の解説書に竹島(韓国名・独島)の領有問題が初めて記述されることを受け、韓国の退役軍人ら二十一人が二十三日、対馬市役所前で、日本側に謝罪と撤回を求める抗議行動を展開した。これに反発する一部の市民が駆け付け、現場は一時騒然となった。

 「大韓民国傷痍(しょうい)軍警会」の慶尚北道の会員や鄭政浩(チャン・ジョンホ)大邱支部長(63)らが午前十時から二十分間、市役所前の歩道で抗議。「独島は韓国領土 対馬も韓国領土」と主張する横断幕を掲げ、同様の主張を書いたTシャツを着用。韓国国歌を歌い、日本に謝罪と撤回を求める声明書を呼み上げ、シュプレヒコールで拳を突き上げた。

 このうち六人が韓国旗を身にまとい、バリカンで頭を丸刈りにした。一部メンバーは指先をかみ切って流れ出た血で韓国旗に「独島は私たちの土地だ」とハングルで記し、抗議の意志を示した。

 一方、一部の市民が道路の反対側で日本国旗を掲げ、「韓国は間違っている」「対馬は日本領土だ」「帰れ」などと抗議した。現場周辺は報道陣や市民が集まり、怒号が飛び交った。

 この様子を見た市内の三十代の自営業男性は「対馬でなく、本当に抗議したければ国会議事堂前など中央でやってほしい」と困惑した表情で話した。

 抗議団は対馬市役所敷地内での抗議行動を二十二日、市に申し入れたが、市側は拒否。財部能成市長は「対馬が韓国領土というのはあり得ない。間違った歴史認識は撤回してほしい。竹島問題は国の問題であり、市では対応しようがない。両国間で早期に問題解決され、未来志向の日韓友好交流への進展を期待する」とのコメントを出した。

7月24日のながさきニュース
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20080724/03.shtml


日本側の竹島報道(7/24):「竹島問題を学ぶ講座」島根県が受講生を募集

2008-07-24 18:53:06 | 日本側の動向
●「竹島問題を学ぶ講座」島根県が受講生を募集
2008.7.24 03:53

 日本固有の領土で、島根県隠岐の島町に属する竹島をめぐる問題について県民に幅広く知ってもらおうと県が企画する第2回「竹島問題を学ぶ講座」が27日、開かれる。受講者約40人を募集している。

 講座は同日午後1時半~3時、県立図書館(松江市内中原町)の1階集会室で行われる。講師に県立松江東高校の佐々木茂教諭を招き、「近・現代史における竹島問題」をテーマに、竹島が島根県に編入された明治以降の竹島情勢について考える。

 応募は「第2回竹島問題を学ぶ講座受講申込」と明記し、氏名、住所、電話番号を記入し、郵送またはファクスなどで受け付けている。定員は40人程度で先着順だが、まだ若干の余裕がある。あて先は〒690-8501 松江市殿町1、島根県総務部総務課 竹島資料室。ファクスは((電)0852・22・6239)。問い合わせは竹島資料室((電)0852・22・5669)まで。

http://sankei.jp.msn.com/region/chugoku/shimane/080724/smn0807240354001-n1.htm