竹島研究室

竹島問題を研究する。

韓国側の動向(7/22):「独島、歴史上韓国漁民の生活空間」 嶺南大教授

2008-07-24 22:16:39 | 韓国側の動向
▲パク・ソンヨン教授
http://www.dailian.co.kr/news/n_view.html?kind=rank_code&keys=3&id=119365
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●「独島、歴史上韓国漁民の生活空間」 嶺南大教授
 聯合ニュース

「独島は鬱陵住民と韓国漁民の特徴的認知方式、表象、情感、文化的実践が成り立った生活空間でした」

 嶺南大文化人類学科パク・ソンヨン(52)教授が独島が歴史的に韓国漁民たちの生活空間だったのを立証する書籍を発刊して視線を集めている。

 22 日嶺南大によればパク教授は去年大学独島研究所で初めて発刊した「独島研究叢書」1集「独島・鬱陵島の歴史」に引き続き最近 2集で「独島・鬱陵島人々の生活空間と社会組職研究」(景仁文化社.表紙含み 282ページ)を発行した。

 パク教授はこの本で独島と鬱陵島に関連しながら、鬱陵島で独島を眺めることができる高さと距離、独島の漁場管理などを分析、独島が長年の歳月の間鬱陵島漁民と韓国人の文化がつながって来た生活空間という事実を立証した。

 特にパク教授は日本学者の独島「視逹距離」研究を深層分析、鬱陵島で独島を眺めることができる高さを130mに想定した後「密林のため (鬱陵島で) 独島を眺めることができない」と主張した川上健三の主張を反駁した。

 パク教授は直接鬱陵島各地を踏査しながら杏南、沙洞セガクタン、石圃、白雲洞など鬱陵島のあちこちで独島を肉眼で観察することができるという事実を立証、川上健三の主張が鬱陵島民の生活空間に対する無理解から始まったことだと批判したりした。

 またパク教授は著書で朝鮮時代以後鬱陵島住民たちが独島に行く方法を悟ったという事実も明かした。

 「鬱陵島東の杏南村(1882年高宗の鬱陵島開拓令によって移住する人々の集団居住地域)で潮流が正常で風が独島の方へ火をくべて佩鉄を東に向かうようにした後 103度方向に行くと独島に到着する」という具体的で経験的な方法が鬱陵島住民たちに伝え受け継がれて来たという。

 パク教授は独島の東で吹く風を 「デングガル」、南側で吹く風を「チョンガル風」と称するなど私たち漁民たちが古くから独島に吹く風の種類に対して独特の認識体系を持っていたという事実も記述した。

 これ以外にもパク教授は鬱陵島の自然、経済環境と人口、家族構造、漁撈技術と作業組職、社会関係、村漁業と共同体的漁撈作業の特徴なども扱って、付録で独島が古くから朝鮮の領土だったことを見せてくれる「東覧図」、「天下地図」、「各道地図」など古地図 11編を収録した。

 大学関係者は「独島を国際法や国内法学、生物学、考古学及び歴史学的側面で研究したものはあるが文化人類学的側面でアプローチしたのは珍しい」とし「生活空間としての鬱陵島と独島に対する研究作業こそ韓国の独島領有権確立に重要な根拠を提供するようになる」と述べた。

入力 : 2008.07.22 13:55

http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2008/07/22/2008072200986.html

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●コメント
 聞き取りによる成果は興味深いが、その内容が戦前ひいては鬱陵島開拓令まで
遡るとは実証されていない。戦前韓国人も竹島に出かけていたが、それは日本人
に連れられて行ったに過ぎない。聞き取り成果は、おそらく戦後韓国が不法占拠
した後の話であると推定される。
 なお、仮に、この聞き取り成果が事実であったとしても、国際法上の要件、韓
国側が政府によって実効支配した証拠とならないことも重要である。したがって
今回の成果は領有権問題に何ら証拠にはなっていないといえる。



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