ポルトガルのえんとつブログ

画家の夫と1990年からポルトガルに住み続け、見たり聞いたり感じたことや旅などのエッセイです。

K.013. 素焼き壁掛け植木鉢 Barro Vaso de terra

2018-10-18 | 飾り棚

直径24cm

 これも随分永く使っている。下町に住んでいた頃からだからもう 10 年以上になる。
 素焼きの割には頑丈に出来ているものだ。
 うしろが平らになっていて壁にぴったりとフィットする。
 下町では壁に釘を打ち込んであってそれに引っ掛けていた。
 隣近所もその様にしていたが、一本の釘だけでよく落ちないものだと思う。
 いま、我家ではベランダの手すりにくくり付けている。

 つる性の真っ赤なゼラニュームを植えているが、久しぶりに植え替えをしてやろうと、その間ちょっと拝借して撮影した。

 毎年 2~3 ヶ月、個展のために日本へ帰る。
 その間全くのほったらかしであるが、瀕死の状態ながらも生きている。
 ポルトガルに戻って水を与えはじめるとめきめきと立派に甦る。
 今我家のベランダにはこの「ゼラニューム」の他「はらん」「月下美人」「セントポーリア」そして「ニラ」のプランター植えがある。
 どれも根性が座っていて、毎年2~3ヶ月の乾燥にけなげにもしっかり耐えている。
 耐えなければ我家では生きてゆけない。
 「赤いゼラニューム」などはこの植木鉢と同じ、もう 10 年以上も我家にいる。
 その間「冬眠」ならぬ「乾眠」の術を既に身に付けたのかもしれない。MUZ

©2018 MUZVIT


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