ポルトガルのえんとつブログ

画家の夫と1990年からポルトガルに住み続け、見たり聞いたり感じたことや旅などのエッセイです。

K.067. レース模様のティーポット Chaleira

2018-12-09 | 飾り棚

高さ 18cm

  北部ミーニョ地方バルセロスの焼き物。
  赤土の地に白の釉薬でポチポチと模様を描く。この地方の焼き物はこういう点と線をさまざまに変化させて絵付けしているのが特徴。まるでデコレーションケーキの様に搾り出しで描いてゆくのだ。
  日本からポルトガルに来てまだ間もない頃に、夏祭りの陶器市で買い求めた。
  その頃は、日本のお茶も手に入ることがなく、代りにポルトガルでは普通に売られている、かつての植民地・モザンビークのお茶を飲んでいた。
  世界的にはセイロンなどがお茶では有名だが、モサンビークもお茶の産地として知られているらしい。
  最近はお茶も毎年、日本から緑茶を持参している。
  その後、リスボンのお茶専門店で中国製の頑丈な土瓶を買ったので、このティーポットは今ではあまり使うことなく飾り棚に収まってしまっている。15~6年も経っている割には使い込んでいないから、残念ながら古さは出ていない。
  せっかくポルトガルに住んでいるのだから、日本のお茶ではなく、もう少しモサンビークのお茶を飲んでみるのも良いのかもしれない。そうすればこのティーポットの出番も多くなる筈なのだが…。
  でもやっぱり緑茶がいいな~。
MUZ 2006/06/10

 

©2018 MUZVIT

 

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