武田じゅうめい 旅人は風に向かって進む

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人にはニッポンが足りない

がんばれ本村さん

2007年06月29日 | 人生の意味
7年に渡る長い裁判で、被告人と目が合ったのは、今日が最初であったと本村氏は語る。
その犯人は、本村氏を鋭い目で睨みつけた。
そして、退廷間際にもう一度振り返り、怖い目を投げかけたという。
本村氏の隣にいた島は、その犯人の姿にぞっとしたと教えてくれた。
それは鬼畜の目だ。人間性の一かけらも無い犯人の心の窓だ。
山口母子強姦殺人事件。
被告人の弁明にドラえもんが出てきたのは、ドラえもんファンの一人として迷惑な話であり、噴飯ものだ。
また、精神鑑定をした日本福祉大教授の加藤幸雄・鑑定は 「母体回帰ストーリーであり、性暴力の問題ではなく、被告は更正が可能だ」 とする被告擁護論が出されたが、全く腹立たしい。
当時18歳の少年が、強姦目的で水道水質検査と偽ってアパートに上がり込み、隙を狙って本村氏の妻・弥生さん(23)を殺害してから死姦し、母親にすがる11ヶ月の夕夏チャンを床に叩きつけ、泣きじゃくる子を紐で首を絞めて殺した。
そして二人の遺体を押入れと天井裏に隠し、弥生さんの財布を奪って逃げた犯人(26、当時18)。
これのどこが自殺した母を思い出して、甘えたかったと言うのだろう。
欲望を遂げるために、犯人はカッターナイフで下着を切り裂いているのだ。
その後、犯人は「最後に笑うのは悪だ。それが今の世の中だ」とうそぶいたそうな。
裁判の過程でも反省の言葉は一片も無い。
人の家に汚い欲望の赴くまま押し入り、抵抗されれば容易に殺害し、しかも、その後に性的暴行を加えるとは鬼畜以下であり、どこをどのように理屈を付ければ「甘えて抱きついたら、結果的に死んでしまった」などと言い立てることができるのだろうか。
この鬼畜とも言うべき犯人は迷うことなく死刑である。
「正しい裁判ができないなら、犯人を無罪にしてくれ、私の手で殺す」
かつて、このように述べた、本村氏の悲痛な叫び。
感情論ではなく、人が人を裁き、そして死刑に処すべきかどうかの極限の状況において、本村氏の一言一言が、神聖な声に聞こえてくるのは私だけであろうか。
(ムラマサ、鋭く斬る)


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