★石破茂
決選投票で高市さんを降し、自民党総裁(=総理)になった。
私の短評では、「石破さんは総裁総理になってはいけない人」と述べたが、総裁になったということは自民党の幕引きの役割を果たすのか、それとも起死回生の逆転ホームランを放つのか、お手並み拝見。
石破さんは議論に詰まると、白目を剥いて妖怪「恐怖の白目男」になるが、余裕を見せてニコヤカ笑顔にした方がいい。
この御仁、夫婦別姓、解雇規制緩和(首切り強化)、金融所得税(株売買の利益に課税強化)、そして原発反対とは、まるで立憲パヨクの政策だな。
がんばれ、石破
★高市早苗
1次投票ではトップだったが、岸田派と林芳正、小泉系の票が石破に流れて敗退した。
しかし年齢もまだ若いし、泥船の自民党の船長になっても乗り切れるかどうかは不安だった。
そこで自民船が座礁すれば短命内閣になる、「人間万事塞翁が馬」であるから、あまりガッカリしない方がいい。
★戦(いくさ)の後
こうして見ると、またしても世襲のボンボンが総裁(=総理)になってしまった。
政界の世襲早慶戦だな。
世襲は血が濃くなって奇形を生み出すが如く、世間知らずのボンボンとお嬢ちゃまを輩出する傾向が強い。
猫などの動物の生態を見ていると、猫の母親は子猫(最低でも4匹)を産むと、生まれた時から3カ月くらいまでは、自身の生命を削っても子猫の面倒を見るが、3カ月を過ぎたあたりから子猫を強制的に一人立ちさせ、自分(母親)には寄せ付けない。
そういう厳しさが自民党には必要だが、世襲議員は政治資金の利権にしがみつくから、利権ゴロになるしかない。
そして後援会もその利権のおこぼれに預かり、石丸伸二のような政治家は嫌われ、後援会の言うことを聞く世襲のボンボンとお嬢ちゃまが好まれる。
さて、河野太郎は惨敗、次はない。
エキセントリック(異常性格)な言動が嫌われた。
この人も世襲のボンボン。
進次郎は当初、先頭を走っていたが次第に失速、3位に終わってしまった。
すべてにおいて未熟で馬脚を露わしてしまった。
世襲のボンボンはキラ輝く学歴を誇るが、進次郎は学歴がFランだから世襲議員の劣化版だな。
青山学院出の元フジテレビ女子アナ、東京オリンピック招致で見事なフランス語を披露した滝川クリステルとの間に出来た男の子は眉目秀麗だから、大枚の寄付金を投与して慶應の幼稚舎に入れて貰え。
それが進次郎の仕事だ。
さて、自民党の秋の陣は終わった。
自民党の敵は立憲ではなく、国民であるということを肝に銘じた方がいい。
(じゅうめい)
フェードアウトは寂しいですが…