新世界都市伝説ノート~事実の裏に潜む真実~

新世界が始まる…今までが崩れ落ちる…僕らは生まれ変わる。無限大のエネルギーを感じて…

「今日、誰のために生きる?」日本人が持つ特殊能力。

2023-10-20 21:18:07 | スピリチュアル

村長は言う。

「SHOGENは、ないものばかりに目が行く。

あの人と比べてこれがない、これが足りない。

本来の日本人はあるってところに目を向けていたんだ。

会話もできるし、呼吸もできてる。

外に出れば太陽の光を浴びることもできる。

あるってことのほうが多いんだよ。

あるってことに目を向けてると、人のいいところが目につく。

SHOGENは、ないってとこばかり見てるから、人のいやなところ、欠点ばかり目につく。

日本人は、あるってところに目を向けるプロだった。

血がつながっていない家族で生きていく必要があることを日本人は分かっていた。

その理由を言おう。

SHOGEN、あんたは発達障害だ(笑)

わたしも発達障害だ(笑)

世界中の人が発達障害。

誰でもできるところがあれば、できないところもある。

わたしたちは、でこぼこで作られている。

なんでか?

みんなで生きていく喜びを味わうためだ。

その核心を生きることができていたのが、あんたたち日本人だ。

思い出せ。」

「SHOGEN、二日前のお昼には何を食べた?」

僕は思い出せなかった。

「SHOGEN、食事はおまえにとっては作業なんだね。

食事が作業なら、お前の生活そのものは作業だ。

おまえは、お昼ご飯のとき、そこにいなかった。

おまえのこころはそこにいなかった。

食べながら、次のことを考えてただろ。

わたしの孫たちもそう言っていたぞ。

SHOGEN、おまえは忙しい世界を生きてきた。

おまえを見ていると人生をこなしているように見える。

生きるとは、一瞬一瞬の今に自分の心が居てるかどうかだ。

SHOGEN、ちゃんと確認したほうがいい。

食事をするときも、絵を描くときも、自分はここに居てるのかどうかを。」

僕は村人たちから「ここにいない人」というあだ名をつけられていた。

「わたしの人生のイメージは、笑うようにいきる、だ。

村人たちを見てみろ。

みんな笑うように人生を生きているだろ。

それは、わたしが笑うような人生をイメージしているからだ。

人生はイメージどおりになる。

イメージングは、日本人たちが常にやっていたことだ。」

 

あるとき、子供たちが遊んでいた。

「僕も仲間に入れてー」

「だめー、SHOGENと話したくない」

「なんでや?」

「SHOGENの会話は面白くないから。

SHOGENの会話は作業の会話で溢れてるよ。

明日どこへ行く?

何をする?

何を食べる?

面白くないよ、話したくないわ。

この村では、みんなそういう会話はしてないでしょ。

それをして、それを食べて、心がどう感じたのか?

心がどう変わったのか?

そういう会話をしてるでしょ

SHOGENもね、こころの会話ができるようになったら、お話してあげるね

これって日本人が当たり前にできてたことでしょ?

パスポート見せてよ、日本人なの?」

僕はいつしか村人たちから実は中東の人なのではないかと疑われていた。

 

村長から言われた。

「日本人には特殊能力がある。

虫の音をメロディーとして聞く力がある。

日本人とポリネシア人以外の民族から虫の音を聞くと、ただの雑音でしかない。

わたしには、牛の声も鳥の声も普通に聞くことができる。

しかし、虫の音だけは工事現場の音のように聞こえるのだよ。」

そういえば、京都の鈴虫寺は海外では騒音寺と呼ばれてたっけ。

「この世界中の中で一番自然から愛されていた人たちは、おまえたち日本人だ。

日本人は自然と向き合いながら、小さな虫の音まで耳を傾けていた。

ものすごく心に余裕がある人たちだった。

SHOGEN、そんなに心に余裕がないのに、本当に虫の音聞こえているのか?」

「聞こえてます」

「ギリギリやな…

しかし、日本人たちは、虫と会話をするために日本語を作り出したんやろうな

これだけは言っておこう、

この世が滅亡するときは、日本人が虫の音が聞こえなくなった時だ

だから、わたしはあんたにお願いする

日本人たちに日本人のプライドを取り戻してもらいたい

世界中が物質的豊かさを追い求めた結果、自然破壊、環境破壊が進んだ

精神にも異常をきたし、うつや自殺者も増えた

これが物質的豊かさを求めた先にあるものだ

これからは心の時代だ

心の時代になったときにみんなを引っ張っていかなければならないのは、あんたたち日本人となる

もっとプライドを持て

血の中にある記憶を思い出せ

お前たちには、争いのなかった縄文の血が流れている」

村長や村人たちの話には、どことなく懐かしさを感じた。

わたしは毎日自然と話す練習をした。

風にも葉っぱにも雨にも土にも話しかけた。

普通にあいさつして回った。

あるとき、テントウムシが僕にとまった。

少年がそれを見て、

「やっぱりそうやった、みんな来い」

僕の周りは40人くらいの人だかりとなった。

わんわん涙を流しているものもいる。

「おじいちゃんの言っていたことは間違っていなかった。

虫は会話のできる人のところに飛んでいくと言っていた。

やっぱりお前日本人やったんやな」

日本人は、虫に手紙を託して伝えたい人のところまで届けてもらっていたらしい。

「SHOGEN、あの人のところに虫飛ばしてみて!」

「できないよ!」

「できんのかい!」

村長も言っていた。

「夢のなかで教えてもらった日本語がある。

ム・シ・ノ・シ・ラ・セ、だ。

はだしで大地の上に立って、両手を広げて五感を研ぎ澄まして自然からのメッセージをキャッチすることが、この言葉の意味だ

残念ながらわたしたちは、ドラムをたたいて踊ったり、自分をトランス状態に持って行かないと自然とつながることができない。

わたしたちも日本人になりたかったわ」

僕は1年半後、アフリカから飛行機で帰国した。

飛行機から日本列島が見えてきたとき、村長の言葉を思い出した。

「この星80億人のうち、1億人が日本人であるというのは希望なんだ。」

僕は、ここに世界の希望となる日本人が1億人もいるんだと思ったら、涙がとまらなくなった。

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿