古都ぶらりさんぽ

京都・奈良など全国を散策し鑑賞した文化、建築など紹介し、咲く花の美しさや魅力を画像に収めたり想いを綴っています。

浄瑠璃寺①山門

2009-01-31 08:25:37 | Weblog
浄瑠璃寺(京都府加茂町、近鉄奈良駅から奈良交通バスで浄瑠璃寺前下車)は、真言律宗のお寺です。
この地域は興福寺の別所として多くの石仏が造られていました。
この寺もその一つとして池を挟んで薬師仏を祀る三重塔、中央宝池、九体阿弥陀堂から成り立っています。
寺名は創建時の本尊・薬師仏から名付けられました。
国宝として九体阿弥陀像、四天王像、また重文として子安地蔵菩薩像、不動明王・浄土寺流記事、二基の石灯籠など多くを有し、また庭園も藤原時代に始まってもので、特別名勝及び史跡にされています。
平安時代後期の浄土式庭園で、州浜敷きの中島や玉石敷きの出島などが復元されています。
さらに境内には四季折々の花々が植えられ、訪れた人たちの目を楽しませてくれます。

奈良(当尾地域)ながおの阿弥陀如来

2009-01-30 18:09:36 | Weblog
今日から「奈良シリーズ」に入ります。
奈良・当尾地域は奈良県の東北に位置します。
現在は京都府ですが、いにしえから奈良との関連が深いところです。
平安後期から鎌倉、室町時代に掛けて浄土信仰の霊地として栄えました。
また興福寺の別所として多くの石仏が造られていました。
・うち浄瑠璃寺は14.18ha,岩船寺は5.5haの広さで歴史的な遺産と天然林が一体となり、歴史的風土が形成されました。
近鉄電車奈良駅からバス乗車しバス停、浄瑠璃寺口で降りて、浄瑠璃寺まで徒歩で歩いていくと、「ながおの阿弥陀如来」・・銘文で「徳冶二年(1307)4月29日 願主 僧行楽 立派な屋根石を持ち美しい蓮弁の台座を持った定印の阿弥陀如来坐像」と彫られてありました。

上品蓮台寺(じょうぽんれんだいじ)②「源頼i光朝臣」塚

2009-01-29 17:48:39 | Weblog
源頼光は平安時代の武将で、謡曲「土蜘蛛」でお馴染みです。
頼光は原因不明の熱病に臥している時に化身した土蜘蛛が襲ってきたので、頼光は名刀で切りつけました。
その時に家来達が駆けつけ、蜘蛛の跡を付けていくと「北野の後ろ」に塚が有り、そこで蜘蛛を退治したと言われています。

上品蓮台寺(じょうぽんれんだいじ)

2009-01-28 20:26:57 | Weblog
上品蓮台寺(京都市北区紫野、北大路バス停から5分)は、真言宗のお寺で、寺伝によりますと聖徳太子の創建と伝えられ、960年に宇多天皇の勅願により寛空和尚の再興の時に、現在の寺名になったとのこと。
以前は広大な伽藍を誇っていましたが、応仁の乱により焼失し、その後、戦国時代末期の文禄年間に性盛(せいしょう)上人が再興しました。
現在は3院が残っています。
境内は桜の園で、特に枝垂れ桜は見事な美しさを誇ります。

比賣(いちひめ)神社(女人厄除祈祷所)

2009-01-27 17:53:33 | Weblog
比賣(いちひめ)神社(女人厄除祈祷所)(河原町五条から下がった一筋目を西に入って左手に有ります。)は、795年に桓武天皇の勅命により鎮座したのが始まりで、1591年に現在地に変座しました。
女性の神様ばかりを祀っていますので、女性の守り神とされます。
病気平癒、良縁、幸運、安産子授けにご利益があると、多くの女性のお参りする姿が絶えません。
電車で言うなら、女性専用車両と言うところでしょうか。

長講堂(ちょうこうどう)

2009-01-26 17:44:35 | Weblog
長講堂は、1183年に後白河法皇が造営した仙洞御所(六条殿)の持仏堂で法華経を永遠に賛同し、阿弥陀仏を念じて三味境に入る道場と言う意味です。
1590年に現在地に移りました。
本堂には阿弥陀三尊像が祀られ、また御影堂(法皇殿)には法皇御尊像が安置されています。
共に重文に指定されています。

上徳寺⑤身代わり地蔵

2009-01-25 08:32:19 | Weblog
境内の中に、前回の世継地蔵の他に、災難・疫病などの身代わりとなり守護していただける地蔵様が祀られています。
身代わり地蔵というのは、ここだけでしょうか。

上徳寺④世継地蔵

2009-01-24 08:32:32 | Weblog
境内の地蔵堂には高さ2mの石地蔵を安置しています。
1656年に八幡の清水氏という人が夢に中に出てきた地蔵尊像を彫り、世継を祈念したところ、立派な子が授かったとか。
以来、「京のよつぎさん」と親しまれ、多くの信仰を集めてきました。
「元気な赤ちゃんが生まれますように」などと書かれた絵札が、多く奉納されています。

上徳寺③延命長寿のざくろ

2009-01-23 17:49:03 | Weblog
境内に、珍しい延命長寿の石榴(ざくろ)が植えられています。
そのいわれ、またお参りして口にできるかどうか定かではないのですが、興味が湧くところです。
またその近くには江戸時代の俳句師、堀内雲鼓の句碑が建てられています。

上徳寺②本堂

2009-01-22 17:55:03 | Weblog
本堂は、1753年に永観堂の祖師堂を移築しました。
堂内には江州(滋賀県)矢橋の鞭崎八幡宮から移した阿弥陀如来を祀っています。