古都ぶらりさんぽ

京都・奈良など全国を散策し鑑賞した文化、建築など紹介し、咲く花の美しさや魅力を画像に収めたり想いを綴っています。

真如堂②本堂

2008-01-31 18:00:22 | Weblog
山門から石段を上ると、威風堂々とした本堂があります。
1705年に再建されたもので、手前には大きな菩提樹が植えられています。
堂内に入ると、中央に文殊菩薩や伝教大師像が祀られ、その後ろの厨子の中には、本尊、伝教大師作、千手観音や安部の清明の念持佛の不動明王が安置されています。
しかし残念ながら公開は11月15日のみ。
また周りの庭には春日局のお手植えの桜、京都に2ヵ所しかない「花の樹」が植えられ趣き深い雰囲気をかもし出しています。

真如堂①三重塔

2008-01-30 18:05:40 | Weblog
真如堂は、正しくは鈴聲山真正極楽寺と言います。
984年、比叡山の僧の戒算上人が慈覚上人作の阿弥陀如来像を神楽岡の東にあった離宮に安置したのが始まりです。
寺地は応仁の乱での焼失や幾たびの場所替えの歴史は有ったが、1693年、現在地に再建されました。
寺宝として、本尊の他、重文・真如堂縁起、国宝・法華経六巻など多くを有します。
ここは約1万坪の境内と広く、かつ春の桜、緑に満ち溢れた夏、紅葉のじゅうたんを敷きつめた秋、雪景色の冬と四季を通じて楽しめます。また寺宝も多く、その公開の時期折々に行かれることをお勧めします。

法輪寺⑤多宝塔

2008-01-29 17:57:29 | Weblog
前回の針供養塔の近くには、松尾山麓を背景に珍しい形の多宝塔が建てられています。
ここは嵐山の賑やかな通りから一歩入った所にありながら、静かな雰囲気が味わえます

法輪寺④針供養塔

2008-01-28 18:18:34 | Weblog
境内に珍しい針供養塔があります。
伝統あるもので、平安の初めから12月8日は針供養法要が行われて、皇室から下賜された針が納められています。

法輪寺③本堂

2008-01-27 09:24:47 | Weblog
石段を上ると正面に本堂があります。
明治の再建ですが本尊と重文・持国天と多聞天が祀られています。
本尊は第①でご説明しましたに、弘法大師が修行の遺跡で有名な境内の葛井に姿を現した虚空蔵菩薩を自ら彫ったものです。

法輪寺②エジソン・モルツ胸像

2008-01-26 17:26:50 | Weblog
山門をくぐると有名なエジソンとヘルツの胸像を刻んだ電電塔があります。
このような胸像があるのは珍しいと不思議に思ったのですが、この社は、電信電波の祖神、電電宮が祀られている所以だとか。
その発展の功労と霊を慰める趣旨で建立されました。

法輪寺①入口

2008-01-25 18:16:38 | Weblog
法輪寺は、713年、行基の開創した古刹です。
葛井寺と称しましたが弘法大師の高弟、道昌僧正が866年、堂塔を起こし法輪寺と改めました。清少納言の「枕の草子」にも登場しています。
弘法大師の修行の遺跡で有名な境内の葛井に姿を現した虚空蔵菩薩を自ら彫って、本尊にしたと伝えられます。
奥州、柳井津と伊勢、朝熊とともに日本三大虚空蔵と言われます。
知恵・福・技・芸の守護仏として信仰を集め、特に成長期の13歳になる男女がお参りする「十三参り」は有名です。

神護寺⑤大師堂

2008-01-23 18:19:51 | Weblog
境内には、五大堂,毘沙門堂(昔は金堂だった)等も見どころがありますが、重文・大師堂です。
弘法大師が10年余り住んでいた住居でしたが、現存は安土桃山時代に建てられた建物で、歴史の重みを感じさせます。
この辺りを弘法大師が生活・修行していたと思うながら散策していると時代をタイムスリップした思いがしました。

神護寺④金堂

2008-01-22 18:05:59 | Weblog
石段を上がると金堂が。
堂々とした建物で圧倒感を受けます。
本尊は平安時代作の国宝・薬師如来立像で脇左には重文・日光菩薩,月光菩薩、十二神将、四天王がお守りするかのように並ばれています。
脇右には如意輪観世音菩薩。如意輪とは,いかなる場所・時でもすべての事が解脱し救っていただける意。左には地蔵菩薩や弁才天の神々しい姿が祀られています。
坂道から緑に囲まれた多宝塔へ。国宝・虚空蔵菩薩坐像が祀られていますが残念ながら非公開です。

神護寺③三絶の鐘楼

2008-01-21 18:10:49 | Weblog
石段を登り楼門をくぐると一面、緑が広がります。
砂利道を進むと清麻呂の御廟を過ぎると鐘楼が建っています。
鐘は非公開ですが、三銘鐘(姿の平等院、音の三井寺,銘の神護寺)の一つと言われるのが理解できる鐘楼です。