古都ぶらりさんぽ

京都・奈良など全国を散策し鑑賞した文化、建築など紹介し、咲く花の美しさや魅力を画像に収めたり想いを綴っています。

地蔵院②竹林

2008-04-30 17:58:21 | Weblog
総門をくぐると、美しい竹林が広がります。
こぼれ陽が差し、静寂があたりを包み、それを破るように鳥がさえずる。
「竹の地蔵」と呼ばれる所以が理解でき、別世界に居る感がしました。

地蔵院①参道

2008-04-29 09:27:12 | Weblog
地蔵院は、臨済宗に属し、衣笠山地蔵院と言います。元は藤原家良の別荘に、室町期(1367年)、細川頼之が宗鏡禅師が帰依して伽藍を建立したとか。開山は有名な夢窓国師。まもなく、台頭寺院が3院、末寺が23寺を数える一大禅刹となりましたが、惜しくも応仁の乱のより焼失しました。その後、1686年に古霊和尚により寺院が整えられました。現在の本堂は昭和の初めに再建。この院は、一休禅師が幼少の頃、修養した所でもあります。

鈴虫寺④枯山水庭園

2008-04-28 17:56:40 | Weblog
ここは庭園も赴きがあります。
楓や竹が石や苔と調和して趣き深い。
また、ここには珍しい竹が多く植えられています。金色に輝く金明竹、形状所が三角形や四角形、黒色の黒竹、布袋竹などおよそ10種類。
さらに高台からの眺めは良く京都市内を一望でき、醍醐味があります。

鈴虫寺③幸福地蔵

2008-04-27 09:49:43 | Weblog
そして、山門を出たところに「幸福地蔵」がおられます。
右手に錫状、左手に宝珠を持っていて、日本の地蔵で唯一。わらじを履いた石地蔵。
何処にいても、京都の方に向き、お守りを両手ではさみ、一つだけ願い事を願うと、この地蔵が訪れてきて願いを聞き入れ、叶えてくれる。
特に若い女性に人気があり、毎日、行列が出来るほど賑わっています。

鈴虫寺②書院

2008-04-26 15:07:15 | Weblog
続いて書院に入る。
中には約4000匹の鈴虫が飼育され、一年中鳴き声が絶えない。
60年前に先代住職が座禅を組んでいた時に、鈴虫の妙音により開眼したのがきっかけとか。
ここで参拝した人は、お茶とお菓子の接待を受け、住職の法話が聞ける。
「鈴虫説法」と呼ばれユーモアのある話はなかなかの人気。

華厳寺(鈴虫寺)①参道

2008-04-25 18:22:03 | Weblog
華厳寺(鈴虫寺として有名)は臨済宗に属しているお寺です。
1723年、華厳宗の再興を図った鳳潭上人が開創しました。
本尊は大日如来。
華厳寺橋を渡ると、程なく「鈴虫の寺」と書かれた石碑から石段を上り、山門をくぐる。たいそう趣きのある石段です。
詳しくは上の寺名をリンクしてください。

万福寺⑦開山堂

2008-04-23 17:56:13 | Weblog
最後に通玄関から、開山堂を見る。
高欄の「くずし卍」はなかなかのデザインです。
ここ万福寺では、中国禅宗の概要が理解でき、明朝様式を取り入れた伽藍配置なので、実際に目で見ることができて良かった。
また、中国風精進料理(普茶料理、3名以上で予約とのこと)も味わいたい。

万福寺⑥巡照板

2008-04-22 18:53:49 | Weblog
巡照板は、此の版木葉、禅堂、西方丈など五ヶ所に釣られています。
開創以来、朝の4時と宵の9時に起床と消灯を告げるために、鳴らされてきました。

万福寺⑤法堂

2008-04-21 17:46:47 | Weblog
奥の法堂に入ると、ここは住職が須弥壇に上って衆僧に説法するところ。
ここも堂の名が書かれた額は、隠元禅師の筆によります。
その東西には、それぞれ方丈があり、歴代徳川将軍をお祀りしています。
さらに祖師堂には堂の中に達磨大師像が安置されています。静に禅を組む姿を見事に表現しています。
右端には歴代(1~60代)の禅師の名が記されていて、歴史を物語っています。

万福寺④魚揶(かいばん)

2008-04-20 09:38:46 | Weblog
大雄宝殿の右には、僧たちの食堂である斉堂があります。
ここでは時計代わりの仏具である魚木(魚揶)が掲げられ、時を報じています。
日本の寺社には珍しいですね。
堂内に響きわたっているんでしょう。