古都ぶらりさんぽ

京都・奈良など全国を散策し鑑賞した文化、建築など紹介し、咲く花の美しさや魅力を画像に収めたり想いを綴っています。

神護寺②錦雲峡

2008-01-20 09:30:05 | Weblog
大師道から地蔵院に進むと,一転,視界が開け,清滝川が作る錦雲峡が一望できて最高の眺めが望めます。
若い人や家族連れが厄除の「かわらけ投げ」に熱心でした。

神護寺①楼門

2008-01-19 15:54:14 | Weblog
神護寺は、真言宗別格本山、高尾山と号し、境内は20万㎡の広大な寺域を有します。
古くは平安初期に高尾山寺と、和気清麻呂が創建した神願寺が統合され新たな創建となり、809年には弘法大師が入寺しています。
一時、衰退しましたが、平安後期から鎌倉時代に、文覚上人が再興しました。
その後、現存の社寺の多くは1623年に再建したものです。
平安・鎌倉時代の寺宝も多く、国宝の源頼朝、平重盛、藤原光能画像はよく知られています。

西明寺③客殿

2008-01-18 18:37:28 | Weblog
渡り廊下から客殿へ。
本堂より古く江戸前期に移築され、当時は僧侶の生活や戒律の道場として使われていました。
本堂を出ると「倍返しお守り」があります。
「出るお金に感謝しましょう。倍になって返って来ると言います。
頒布していますので、皆さんも機会があれば買われることをお勧めします。
ここは静かで観光客は少なく,落ち着いた雰囲気は好感が持てますよ。

西明寺②本堂

2008-01-17 18:05:12 | Weblog
朱色の指月橋を渡り,石灯籠の並ぶ参道を上がって表門をくぐると本堂に着きます。
堂の厨子の中に本尊で重文・釈迦如来立像が祀られています。
本尊は、鎌倉時代、運慶の作で50cm位の御丈で神秘的な雰囲気が漂っています。
右脇には平安時代に彫られた重文・千手観音菩薩立像。1100年前の作だが,今なお神々しく、子どもを授かり度い人のために造られたとのこと。千手は恩愛の細やかさを表すと言います。優しいお顔は胸にきます。
左脇には明忍律師像。神仏の前に誠を込めて誓いを立て真心を尽くせば、その誠心は必ず通じるとの教え。納得しました。
庭も広くは無いですが、なかなかの雰囲気があります。前には樹齢600年の槙の古木がそびえ立っています。

西明寺①表門

2008-01-16 18:17:55 | Weblog
西明寺は、天長年間(824~834年)に弘法大師の弟子,智泉大徳が神護寺別院として創建されました。
1290年,独立寺院となり、その後,焼失しましたが1602年,明忍律師により再興されました。
現存の表門や本堂は、1700年頃に徳川綱吉の母、桂昌院の寄進によるものです。
清滝川のせせらぎが何とも言えない風情をかもし出しています。
高山寺、神護寺辺りと共に高尾・栂ノ尾・槙尾の三尾として紅葉の見事さは全国的に有名です。

永観堂⑥客殿

2008-01-15 18:14:32 | Weblog
開山堂の隣に客殿があります。
ここは幕末の伏見城の御殿を拝領したとのことで、中央の孔雀の間は、江戸中期の画家、原 在明が描いた重文・牡丹孔雀が鑑賞できます。
次に修行の場であった瑞紫殿へ進むと、火除け火伏せの阿弥陀如来が安置されています。

永観堂⑤水琴窟

2008-01-14 09:08:30 | Weblog
堂内の廊下を進むと、水琴窟があります。
水琴窟はご存知のように、上には一般的に手水鉢(ちょうずばち)が置かれておりそこから流れ落ちる水が瓶の穴を通して滴り落ちるようになっている。その時の音が瓶の中で反響し琴の音のような音となる。伝統的な水琴窟は茶室前の蹲踞(つくばい)に併設されることが多い。 ...
京都などの寺社に訪れた際、なるべく聞き入るようにしていますが、楽しみでもあります。
ここでも水を中央の石に流してみる。下に落ち、中で琴のような澄んだ音がしました。
皆さんも、ぜひ体験してください。

永観堂④庭園

2008-01-13 09:51:35 | Weblog
永観堂は、庭園も素晴らしく、中央に弁天島を配した放生池の回り、極楽橋、寿橋、楓橋と樹木や草花とがマッチして美しい景観をかもしだしています。
ここは建物全体に禅寺らしく、おごそかな雰囲気がただよっているし、また多くの仏像を拝顔できて、工芸・美術など国宝・重文級を多く有しているので、見どころが一杯です。

永観堂③阿弥陀堂

2008-01-12 14:45:28 | Weblog
少し階段を上ると、阿弥陀堂(本堂)に着きます。
手前に菩提樹が植えてあります。2500年前、仏が悟りを開いたと言われる木。5~6月に小さな花を咲かせます。
そして、堂内に入ると重文・見かえり阿弥陀如来を拝顔する。感激の至りです。
この阿弥陀は、1073年、永観律師がこの寺に持参され、1082年、念仏行道の時に、阿弥陀如来が後を振り向かれ、「永観遅し」と告げられ、以来このお姿になられたとのこと。
遅れる者を待つ。自らの位置を省みる。愛情をかける姿勢など、私たちが忘れてしまったことを、常に心がける大切さを教えられた思いがします。高さ77cmで何と素晴らしいお顔をしておられるのかと、胸がつまる感じが味わえます。
その後ろには、永観律師像、十一面観音像、厄除地蔵菩薩像などが祀られています。

永観堂②釈迦堂

2008-01-11 17:57:26 | Weblog
前回の清め砂から釈迦堂に入りますと、堂には、釈迦如来、文殊菩薩、普賢菩薩が安置してあります。
長谷川等伯の楓雅子や狩野派の松水禽図などの襖絵も素晴らしい。
紙本金地着色の豪華さが目に入ります。
この後、展示室に入ると、国宝・山越阿弥陀図(複製)が展示してあります。