古都ぶらりさんぽ

京都・奈良など全国を散策し鑑賞した文化、建築など紹介し、咲く花の美しさや魅力を画像に収めたり想いを綴っています。

西明寺②本堂

2008-01-17 18:05:12 | Weblog
朱色の指月橋を渡り,石灯籠の並ぶ参道を上がって表門をくぐると本堂に着きます。
堂の厨子の中に本尊で重文・釈迦如来立像が祀られています。
本尊は、鎌倉時代、運慶の作で50cm位の御丈で神秘的な雰囲気が漂っています。
右脇には平安時代に彫られた重文・千手観音菩薩立像。1100年前の作だが,今なお神々しく、子どもを授かり度い人のために造られたとのこと。千手は恩愛の細やかさを表すと言います。優しいお顔は胸にきます。
左脇には明忍律師像。神仏の前に誠を込めて誓いを立て真心を尽くせば、その誠心は必ず通じるとの教え。納得しました。
庭も広くは無いですが、なかなかの雰囲気があります。前には樹齢600年の槙の古木がそびえ立っています。