古都ぶらりさんぽ

京都・奈良など全国を散策し鑑賞した文化、建築など紹介し、咲く花の美しさや魅力を画像に収めたり想いを綴っています。

永観堂③阿弥陀堂

2008-01-12 14:45:28 | Weblog
少し階段を上ると、阿弥陀堂(本堂)に着きます。
手前に菩提樹が植えてあります。2500年前、仏が悟りを開いたと言われる木。5~6月に小さな花を咲かせます。
そして、堂内に入ると重文・見かえり阿弥陀如来を拝顔する。感激の至りです。
この阿弥陀は、1073年、永観律師がこの寺に持参され、1082年、念仏行道の時に、阿弥陀如来が後を振り向かれ、「永観遅し」と告げられ、以来このお姿になられたとのこと。
遅れる者を待つ。自らの位置を省みる。愛情をかける姿勢など、私たちが忘れてしまったことを、常に心がける大切さを教えられた思いがします。高さ77cmで何と素晴らしいお顔をしておられるのかと、胸がつまる感じが味わえます。
その後ろには、永観律師像、十一面観音像、厄除地蔵菩薩像などが祀られています。