古都ぶらりさんぽ

京都・奈良など全国を散策し鑑賞した文化、建築など紹介し、咲く花の美しさや魅力を画像に収めたり想いを綴っています。

鹿王院②参道

2008-01-01 13:45:28 | Weblog
境内の中門までは天台鳥薬などの銘木が配植され、風格あるたたずまいを見せています。
石敷きの庭を散策すると青々とした苔も美しい。
一休和尚も、この山門をくぐり、維摩経を聞いていたとのこと。
客殿に入ると正面には義満筆の「鹿王院」の額が掲げられています。
本庭は、向こう側の舎利殿との間に石組みがなされ、数百年の歴史を刻んだモッコクなどの木が植えられ、また嵐山を借景して格調高い雰囲気をかもし出し、室町時代の面影を、現在に伝えているのは貴重です。
江戸中期の「庭の鳥かん図」にも記されていた程の名園です。