燈子の部屋

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満開の胡蝶蘭

2015-06-25 18:10:00 | 生物
 一つめの開花から三週間──「なごり雪」がついに満開となった。


 


 見れば見るほど不思議な形状をしている花だけど、もとは昆虫との相性から進化していったものだろう。
 合理的な進化の結果が完璧な美しさをもたらすのかと思うと、つくづく不思議に思えてならない。

 梅雨時は、植物が生き生きとして見える。
 先日、マンションの植え込みが剪定され、スッキリとした形状になった。
 個人的には、不揃いにツンツンと伸びている新しい枝が可愛かったので、ちょっと残念な気も。
 植え込みの傍を通ると、剪定直後だったためか、柑橘類のような爽やかな香りがした。

 湿度が高いと、香りが立つもの。
 梅の香りが心地よいのは、乾燥している冬だからこそなのだろう。
 もしも梅雨に開花する木であれば、芳香はそれほど強くならなかったかも。

 蘭ちゃんは、特に香りはしないようなので、芳香で昆虫を誘う気はないらしい。
 となると、紫外線か何かの反射で注意をひくほうかな。
 可視光線でも美しいというところに、植物の完璧さを感じる。



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