春眠、暁を覚える

明け方に目が覚めて、水を飲もうと台所に行ったら、くしゃみの発作が……。
止まるまで（うるさくて）寝室には戻れない。

　*　*　*

ふぅ～

やっと落ち着いてきたので鼻ティッシュをする。
片方でも十分にみっともないが、両方に挿す。
その場合のみっともなさは、２倍ではきかない。
さらに落ち着くと、片方だけにする。

それにしても、いったいどこからこんなに水分が出るのかと思う。
ノドが渇くのはこのせいなのか？

くしゃみのしすぎでノドばかりか腹筋まで少し痛む。
日頃こんなことにしか腹筋を使っていないせいだ。
以前、職場の同期は、風邪による咳とくしゃみで肋骨にヒビを入れた。
くしゃみをなめてかかると痛い目をみるということを知ったのはその時。

このくしゃみというものはかなり体力を使うようだ。
近頃、妙にお腹が空くのはそのせいだと思う。
お陰で間食するようになってしまった。
これも花粉症の副作用ということにする。

私の花粉症歴は今年で６年目。
でも、血液検査で判明する前からそうだったろうから、
実際には１０年以上になるのではないかと思う。
なかでも今年は特別。ここまで目が痒いのは初めてだ。
赤のアイシャドウを入れたような目元には自分でも退いてしまう。

しかし、私も自虐的だ。
どれほど花粉が乱舞しようと洗濯物はお日様にあて、窓全開で掃除をする。
買物にはゴーグルもマスクもつけずに行く。
見頃を迎えたらお花見だってする。

はたして、完全無防備という無謀な行動で花粉症を克服することはできるのか。
この結果がわかるのは、まだまだ遠い先のことになりそうだ。



今日の意気込み
　「花粉が怖くて花見ができるか！」


（次を読む）