燈子の部屋

さまざまなことをシリアスかつコミカルかつエッセイ風に(?)綴る独り言的日記サイトです

ゴールはどこに

2004-03-16 00:00:00 | 日々つれづれ
今月に入ってから日の経つのが早い。
満足に日記も書けない有様。
その理由はただ一つ。
夫からやくざな仕事を引き受けてしまったから。
久々の設計書作成に頭も肩も凝る始末。
しかも、毎晩食後にレビューをするので、勤めていた頃より憂鬱。
ああ、後悔してももう遅い。
ひとたび「やる」と言ったからには、しまいまでやらねば。
言うなれば、ホームオフィス疑似体験?

しかし。
このせいか、近頃、想像力が乏しくなった。
以前は豊かだったのかと問われると、それもまったく怪しいのだが、
少なくとも今よりはあったと思う。
もちろん、想像力が乏しくたって、日常生活に困ることはほとんどない。
でも、「物書き」に憧れている身としては、非常に困る。
おまけに、創造力も乏しくなった。
まったくもって実に困る。
先月までわたしを悩ましてくれた登場人物たちは、
いったいどこに消えてしまったのだろう。
彼らにまた会える日は来るのだろうか?
わたしに不可解なあだ名をつけられたK氏も、
アルティメット・マジシャンのS氏も、
運悪く駅間で停車してしまった電車に閉じ込められた乗客同様、
いつ動くとも知れない不安と緊張のまっ只中に置かれている。
ついこの間は、彼らだけで勝手に話が進んでいたというのに。

山を登るには目指す頂上があるはずだが、
わたしの書く物語にゴールが存在する兆しはない。
まるで現実の生活みたいに。
わたしはいったいどこを目指しているのか。
せめて、彼らを迷子にしたくない。
なんとかして彼らを先へ進ませ、明快な結末を与えてやりたい。
問題は、その結末をどうしたらわたしも知ることができるのか、ということだ。

そろそろ次の目標を決めたい。

もう、春なんだし。