やっと 1st Season を見終わった。
レンタルビデオなので、週に1話ずつというわけにもいかず、
平均して週に2話のペースで見たが、なるほどこれは面白い。
全米で大人気となったのもわかったような気がした。
毎回緊張の糸を緩ませることなく最後まで惹きつける脚本、
分割画面やリアルタイムでの進行など斬新なスタイル、魅力的な俳優陣。
ハマるというのとは違うけれど、次のシーズンも借りるつもりでいる。
最終話のあとに撮影の裏話が収録されているが、これも結構面白かった。
それによると、演じている俳優も、実は視聴者とあまり変わらない立場にいた。
先を見越した演技をされないように、台本は少しずつ渡されていたのである。
これは、監督も言っている通り、俳優の演技力を疑っているかのような手法だが、
途中でストーリーを変えることが容易だし、俳優の演技にとって効果的だった。
現実の世界では未来を読むことができない。
その事実を虚構の世界に持ち込むことで、俳優に余計な計算の手間を省かせた。
俳優は少しだけ未来を教えてもらい、その演技に集中する。
撮影は舞台のお芝居のようにAからZまで順番に進められていくが、舞台と違うのは、
俳優がAを演じている間は、Bから先はまだ存在しない未来だということだ。
ドラマを演じている人も、ドラマを見ている人も、互いに思う――
「この先、いったいどうなるんだ?」と。
その思いが画面を挟んで共有されないはずはない。
インタビューでは、キーファー・サザーランド(役名ジャック・バウアー)が
私生活について少し触れ、自身にも娘がいることなどを話していた。
ネットで彼のプロフィールを見ると、
これまでの人生経験を演技の糧とするだけのタフな精神力が求められただろうと思う。
始めに予備知識なしで見ておいてよかった。次からは彼に対する視点が変わりそう。
私よりかなり年上だろうと思っていたのに、たったの6日だけ。
それを知った時の驚きは小さくない。彼の人生は濃いのだと思う。
目をみはったのはレスリー・ホープ(役名テリー・バウアー)。
ドラマでは最もきつい役どころだったのではないかと思うが、
インタビューに答える彼女は思いがけないほど美しく、あでやかだった。
彼女の演技が一番よかった、と夫は言うが、私もそう思う。
テリーは可憐で、ジャックの妻にしては少々自覚に欠けていると思うものの、
血のつながりのない娘のために身を呈したりするなど、見ているほうはハラハラし通し。
すっかり気持ちを掻き乱されてしまった。
で、ザンダー・バークレイ。
彼が演じるジョージ・メイソンには、思わず「んもう~、こいつは~」
と言いたくなるような、何かこう憎めない魅力がある。
小物と呼ぶにはしたたかで、大物と呼ぶには威厳が足りないような、
なんともいい感じのキャラクターだと思う。
このドラマでの共演がきっかけとなって、
サラ・クラーク(役名ニーナ・マイヤーズ)と結婚したとは!
んもう~、こいつは~!
バークレイは『ターミネーター2』でジョン・コナーの養父を、
『ガタカ』では医師役を務めるなどしているのに、どちらも私の記憶にない。
なんだか妙に悔しい。もっとしっかり見なくては!
あら……
いつの間にか、静かにハマりつつあったりして。
(次を読む)
レンタルビデオなので、週に1話ずつというわけにもいかず、
平均して週に2話のペースで見たが、なるほどこれは面白い。
全米で大人気となったのもわかったような気がした。
毎回緊張の糸を緩ませることなく最後まで惹きつける脚本、
分割画面やリアルタイムでの進行など斬新なスタイル、魅力的な俳優陣。
ハマるというのとは違うけれど、次のシーズンも借りるつもりでいる。
最終話のあとに撮影の裏話が収録されているが、これも結構面白かった。
それによると、演じている俳優も、実は視聴者とあまり変わらない立場にいた。
先を見越した演技をされないように、台本は少しずつ渡されていたのである。
これは、監督も言っている通り、俳優の演技力を疑っているかのような手法だが、
途中でストーリーを変えることが容易だし、俳優の演技にとって効果的だった。
現実の世界では未来を読むことができない。
その事実を虚構の世界に持ち込むことで、俳優に余計な計算の手間を省かせた。
俳優は少しだけ未来を教えてもらい、その演技に集中する。
撮影は舞台のお芝居のようにAからZまで順番に進められていくが、舞台と違うのは、
俳優がAを演じている間は、Bから先はまだ存在しない未来だということだ。
ドラマを演じている人も、ドラマを見ている人も、互いに思う――
「この先、いったいどうなるんだ?」と。
その思いが画面を挟んで共有されないはずはない。
インタビューでは、キーファー・サザーランド(役名ジャック・バウアー)が
私生活について少し触れ、自身にも娘がいることなどを話していた。
ネットで彼のプロフィールを見ると、
これまでの人生経験を演技の糧とするだけのタフな精神力が求められただろうと思う。
始めに予備知識なしで見ておいてよかった。次からは彼に対する視点が変わりそう。
私よりかなり年上だろうと思っていたのに、たったの6日だけ。
それを知った時の驚きは小さくない。彼の人生は濃いのだと思う。
目をみはったのはレスリー・ホープ(役名テリー・バウアー)。
ドラマでは最もきつい役どころだったのではないかと思うが、
インタビューに答える彼女は思いがけないほど美しく、あでやかだった。
彼女の演技が一番よかった、と夫は言うが、私もそう思う。
テリーは可憐で、ジャックの妻にしては少々自覚に欠けていると思うものの、
血のつながりのない娘のために身を呈したりするなど、見ているほうはハラハラし通し。
すっかり気持ちを掻き乱されてしまった。
で、ザンダー・バークレイ。
彼が演じるジョージ・メイソンには、思わず「んもう~、こいつは~」
と言いたくなるような、何かこう憎めない魅力がある。
小物と呼ぶにはしたたかで、大物と呼ぶには威厳が足りないような、
なんともいい感じのキャラクターだと思う。
このドラマでの共演がきっかけとなって、
サラ・クラーク(役名ニーナ・マイヤーズ)と結婚したとは!
んもう~、こいつは~!
バークレイは『ターミネーター2』でジョン・コナーの養父を、
『ガタカ』では医師役を務めるなどしているのに、どちらも私の記憶にない。
なんだか妙に悔しい。もっとしっかり見なくては!
あら……
いつの間にか、静かにハマりつつあったりして。
(次を読む)
>レンタル半額週間
私もそれで 1st Season を借りたんですよ!(なかなかうまいテですな、半額というのは。)
先日、 2nd を見始めたばかりなのに、もう書きたくてうずうずしています。
でも、先はまだまだ長い~
ジャック、やっぱり最強ですか!?
まずい。じわじわとはまりそうな予感。。。
3rdは、レンタル半額週間の間に・・・と思ったので
必死で見て最後ヘロヘロになりました。
燈子さんにも是非はまっていただきたいものです。
ジャック、最強です!!
検索していて初めて知ったのですが。
彼は寺山修司の元妻、九条映子(現、今日子)とともに寺山籍に入っているのだそうですよ。
>『ダーク・エンジェル』
面白かったのに。TV放映が途中で終わってしまったのはザンネンです。
もしボイコットを実行していたら、すごい!(笑)――いえ、笑ってはいけないのでしょうね。ある意味、平和的な解決策かも。
寺山修司さんの著書やお芝居には今までご縁がありませんでしたが、少し興味が湧いてきました。
エンジェルつながりで『ダーク・エンジェル』を思い出しました^^
アメリカのTVドラマには勢いがありますね!
よく似たセリフを聞いたことがありますよ~
天井桟敷の森崎ヘンリクというひとが、ベトナム戦争中に言ってたとか、実行していたとか。そのハナシを寺山修司がエッセイに書いていたような覚えがあります。
『奥様は魔女』、好きでした♪
『チャーリーズ・エンジェル』もなつかしいですね。
見たいと思う映画がどんどん増えて追いつきません^^
公開年をみると、キーファーの両親が離婚したかしないかという頃……。
まさかこの映画のせいではないですよね?!
やふーの辞書によると、MASH とは mobile army surgical hospital(陸軍移動外科病院)とありましたが、masher には「強引に女性に言い寄る人。色事師」という意味があって、「なるほどなあ~」と(笑)
この映画とは全然無関係ですが、戦争を続ける夫たちに業を煮やした妻たちが sex をボイコットすることでその戦争をやめさせた、というギリシア喜劇の古典を思い出しました。
韓流はうちも無縁な感じ……かな?
アメリカのTVドラマで最初に見たのは『奥様は魔女』♪ 懐かしい~^^
もうあまり覚えていないんですけど、今でも好きです^^
連続ドラマ物は借りるのにためらいがあるんですけど、借りてみてよかった~^^
最初のうちは「ふーむ、、、」という感じが、回を追うごとに面白くなっていく!
キーファー、弱さも垣間見えて、かっこいいです^^
このドラマで初めて彼を見たつもりが、実は『フォーン・ブース』で見ていたことを後から知りました。。。私って観察力なさすぎ~
あ、記憶力か!
最近は韓流ブームですが、アメリカのTVドラマ寄りのわたしです。年令的なこともあって、古い作品のファンですけどね~
キーファー・サザーランドを始めてみたのはスタンド・バイ・ミーでした。かっこよかった