今週、来週と手術患者が目白押しになってきた。。。
ヒマだヒマだと思っていると、神様はきちんとみている。。。
大腸癌。。。消化器の癌のなかでは一番予後のよいほうのだろう。。。
手術をきちんとして、必要があれば抗がん剤を再発予防にする。。。
これで進行がんでも6~7割の人が助かる。
しかし、肝臓に転移をしていると話は別だ。
大腸癌は血流に乗ってまずは肝臓に転移を起こす。
肝臓は、栄養を代謝し、毒を解毒する臓器だ。。。
これが大腸癌の転移によって、圧迫され、機能をうしなっていく。
以前は肝転移があると、余命は6ヶ月といわれていた。
しかし最近はいろいろな抗がん剤を組み合わせ、更に取れるのであれば、
手術をしてとってしまい、治してしまうという試みが盛んになされている。。。
転移のある大腸癌でも抗がん剤がきけば、20ヶ月生きることが出来る。
手術でとりきることが出来れば50%の確立で3年は再発しない。。。
転移をした癌でも、治る可能性もあるのだ。。。
来週手術の人たちは残念ながら、転移が肝臓全体に散らばっている方だ。
手術で全てをとることは出来ない。とったら、死んでしまう可能性がある。
しかし、大腸癌をほっておくと、つまりそうなほどに進んでいる。だから手術を
する。
これから手術をするこれらの患者に頑張ったら平均22ヶ月生きることができ
ますと、いうことはできない。。。
しかし、今の医療ではそれが限界だろうか。。。
週2回抗がん剤をし続けて、病院中心に人生を過ごして。。。
はじめから、この現実を知っていたら、それにかかるお金を、時間を
僕はどう使うだろうか?やっぱ、なるべく長生きして、家族と一緒に平凡な
生活をしたいと思う。。。だろう。