人が死ぬ時 その１

患者さんが死んだ。
進行胃がん、解離性大動脈瘤、認知症の診断を受けていた人だ。

外科の僕のところには、化学療法がきかず、緩和ケア目的に紹介になった。

認知症は長谷川式とよばれるテストでわかったもので、話は通じるし、
短期記憶も障害はあるも、まったくわすれるというものではなかった。

最初の印象は、くらい人だなというものだった。
とにかく、だるくて、何もする気がおきない。
前はこんなんでなかった　という。。。

病気があり、進んでいること、これからは、症状を軽減し、体の元気を
取り戻す治療を中心にすすめていくことを話した。

がんの治療をしないのは不安だけど、まずはがんばるといっていた。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく

子供を産むということ

http://www.daily.co.jp/gossip/2007/06/06/0000371088.shtml

子供はほんとかわいい。
妻の妊娠がわかった時は本当に嬉しかったし、どんどんおおきくなる
赤ちゃん興奮した。

妊娠中は一緒に頑張ったと思うし、立ち会いもした。
子供を一緒に育てているという実感があった。
幸せな思い出だ。。。

しかし、それは、いまぼくが置かれている現状が大変幸せだから
そう思えるのではないかと思うときがある。

子供は確かにかわいい。
けど、無条件に自分を頼ってくるわけではない。
つらい時でもなくし、夜中も少し暑いだけでなく。。。

寂しいからとなく。そんな子供がいとおしいと本気で思えるのは
僕の心にゆとりがあるからだろうか。。。

元来あかちゃんには、母性本能をくすぐるようにかわいくなる素質があるようだ
それは、丸さであったり、柔らかさであったり。
あかちゃんは、あかちゃんで自分を守っている。

でも、結局赤ちゃんを育てるのは大人なので、
大人が、自分はしっかり育てる自信がある、余裕があると思えなければ、
育児というのは大変なことだと思う。。

かくいう自分は妻に任せ切りなわけですが、、、

うちの子はそろそろ一歳になる。
ますますかわいくなっていく。。。

誤診！？

今日、腹が痛いと患者がきた。。。

去年までうちの病院に通っていたが、前任の医者が開業するとともに、
近くの病院を紹介され、そちらに通っていたという方だ。

腹が痛いという。。。

カルテを見ると、膵癌　未告知　と書いてある。
どうやら胆道ステントというものも入っているようである。
診断がついたのが、約2年前。。。

そんなゆっくり進行する膵がんもあるもんなのか？とおもった。

腹痛に、発熱もあったので、CTをとってみる。病気の進行も気になったからだ。
しかし、膵癌ぽいものがまるでない。カルテの読み間違いだろうか？

とにかく、発熱の原因を同定して、今後の方針を考えなくてはいけない。
本人へはどう説明したらいいか？家族ヘはどう説明したらいいか？

まずは一つ一つ検査をしていくことだろう。。。

突然の当直

気が緩んでいたのだろうか？

夕方、縫合不全の患者に処置をして、
帰ろうかと思った矢先、当直のカギが渡された。。。

一瞬なにかの間違いかと思った。

医局にもどって、当直表を確かめたが、確かに僕のようだ。。。

子供が風邪をひいて具合が悪いというのに。。。
ひとまず、当直に気付かなかった自分を呪うのみだ。。。

何事もありませんように。。。

縫合不全

医者になって2度目の縫合不全だ。。。

一例目は、大腸の手術で、小さな縫合不全だった。
今回は、胃の術後。

3日目あたりからドレーンから胆汁がでてきた。
ドレナージがきいているためか、発熱がないので、
本人はけろりとしている。

水分は許可しているので、そんなに重症感もないのだろう。。。

しかし、縫合不全だ。
ドレーンをいれなおさなければならないかもしれない。
再手術で縫合しなければいけないかもしれない。
家族には医療ミスですかといわれるかもしれない。

いろんな憂鬱が浮かんでくる。

今日は、S状結腸の手術が終わったばかりだ。
同時並行でいろんなことがおこってくる。。。

重たい週初めだ。

救急日直

今日は救急日直で出番だ。
もうそろそろ終わろうとしている。

こんなやすみの日も働いて、子供の面倒を見ることもできず。。。

世間のお父さんもこんなに働いているのだろうか？？？

来週は、土曜日曜、日直、当直である。
休めというほうが無理だ。。。

今月は我慢の月だ。。。

最近、ようやく子供がつかまり立ちをするようになりました。。。
もうすぐ1歳。
どんどん大きくなります。。。

学資保険

今、僕が死んだらうちの妻と子供はどうなるのだろうか？
僕も妻も家から離れて暮らしている。

うちの実家は実家で大変みたいだ。
うちの娘は妻の実家に引き取られるのだろうか？
なんだかそれも悲しい気がする。。。

一番は、健康に事故に気をつけていくことなんだろうが。。。

健康でも進学するたびにお金が必要みたいだ。。。
この間聞いた話だと、こどもを国公立で大学まで卒業させるのに1440万円
かかるらしい。

自分を考えてもそれくらいかかっているだろうか。。。
あと22年でそれだけ、みこまなければならない。
もう一人、もう一人と考えていると×２，３倍だ。。。

今まで、ほったらかしだったが、無駄にお金を使わず、少しずつ貯めていこう
と思う今日この頃だ。。。

外来

今日は外来の日だが、
術後の患者もいなく、引き継いだ患者さんもいなく、
麻酔学会で全身麻酔の手術もなく、暇な一日だ。。。

こんな日に緊急でもくれば、気合いをいれてやるのだが、、、
いやいや、いつでも気合いははいってますが。。。

仕事がなさすぎるのも少し困りもんだ。。。
たまにはこんな日があってもいいか、、、

午前11時に外来の受付が終了します。。。

保険

昨日、保険の話をきいた。
もうすぐ、娘が1歳になろうというのに、まだ保険に入っていなかった。

この一年、なにごともなかったからいいものの、最低限の保障くらい
してあげたいなと思ったのが、きっかけだ。。。

話を聞くと、普段、病院で書いている診断書のことがよくわかった。
いろんな特約があって、それにあてはまれば、お金が下りるし、
あてはまらなければおりない。。。。

いろんな特約をつけると高くなるし、かといって、けちったときに、
保険金が下りないと思うと不安になる。。。

病気にならないのが一番だが、、、
ならないとは限らない。。。

娘の学資保険は、必要だ。
話を聞きながら、自分が大学生の子供を持つ時のことを考えた。。。

お金はいくらあっても足りないなと感じた。。。
いまさらながら親に感謝だ。。。

バスケットボール

昨日は、ひさしぶりにバスケをしてきた。公式戦ではないが、

　小さな大会に、大学バスケ部のOBで出場し、優勝した。

　

　めたぼな僕だが、少なからず試合にでてきた。

　今日はすごい筋肉痛だ。。。

 

　医者をしながら、いろんな趣味をする、社会活動をする。。。

　すごい難しいことだ。仕事をしているのが美学ということもあり、

　外科となると土日休むと患者さんの状態が恐ろしく変わっているのでは？

　という不安もある。。。

 

　でも、試合となると朝早くから遠くの会場となると検査結果もみれず、

　帰ってからだと消灯後ということもなくはない。。。

 

　試合中も、一人の先生が緊急手術ということで帰って行った。。。

　そんな環境でもみんなで集まって、バスケをする場があってほんと

　よかったと思う。。。

　

　汗をかいた後はしっかり打ち上げしてきました。。。