差之毫釐、謬之千里
いわゆる差は毫釐(わずか)、誤りは千里なり
長い歳月をかけて
間違ったところへ到達してしまう
自分自身の中(心持ち)にも
社会の中にも
大なり小なり そういう現象を生じさせてしまう
そういう危惧を抱きつつ
修正していく心がけでしか
整った環境を得ることは難しい。。
私自身の永遠のテーマです
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ある時期、熱心に学んだ「太極拳」
はじめは、
単純な興味関心から
でしたが・・・、
日本では「武術太極拳」としての普及が際立つようになり、
私自身は、
「事業」としての「組織」の活動に
違和感を抱くようになり辞めました
けれども、
この図が示す、哲学的な背景には惹かれます。
基本的な、
少ない所作を理解して繰り返すだけでも
「くるい」ない動作(&呼吸)を
無意識にでも安定させることは 難しい。。
他にも、
私は子供のころから長い歳月、
ピアノを鍛錬してきましたが。。
それこそ、
毎日のドリル(演習)は欠かせないし、
それは 単に、
「一定の時間やる」というだけの動作ではなく、
「自己点検」「自己確認」「自己追及」「自己修正」
「自己完成」などなど。。
過程においては
「試練」とまで言わずとも・・・、
時間がかかる分、最後の達成感は至福の境地とも言える
自分の音楽を自分で楽しむことができる。。
同質のことは、
多くのアスリートの取り組みの中にも在る と思います
好之者不如楽之者
「楽しむ」という域に到達するまでの
「鍛錬」に費やす歳月、
その歳月の渦中で
差之毫釐、謬之千里
という現象との格闘
けれども、
差之毫釐、謬之千里
好之者不如楽之者
この二つの言葉に代表される概念は、
大げさなシチュエーションで無くとも、
日常の中で
その人なりの「心がけ」で 達成できる境地
だと、思うところがあります。。
日常というのは、
生涯に通じる日々のこと。。
少しずつのズレが
差之毫釐、謬之千里
取り返しのつかない差異(現象)を引き起こさないよう
あらためて心する思いです
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