Takahiko Shirai Blog

記録「白井喬彦」

米韓首脳会談続報

2005-06-13 06:00:41 | 国際
中央日報
ブッシュ大統領、盧大統領に「新聞を読むな」とジョーク
2005.06.12 17:33:11

ブッシュ米国大統領が11日、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領との会談で、韓米間に意見の違いがあるという一部の米メディアの報道に不満を表明したと青瓦台(チョンワデ、大統領府)のある会談関係者が伝えた。

首脳会談の1日前、ワシントンポスト紙に「対北朝鮮強硬策が首脳会談で論議され、盧大統領が外交的努力減少を前提に対北朝鮮強硬策を支持、根本的北核解決法に韓米間で意見の違いがある」という要旨の報道が掲載されたことが会談で話題になった。

関係者は「ブッシュ大統領はなぜこういう記事が報道されたのかわからないとし、韓米同盟に対する自分の考えはそうではないのに、メディアが不必要に同盟亀裂と報じているという認識を明らかにしていた」と説明した。

ブッシュ大統領はまた「大統領と2人の間に率直な意見交換が重要だ」とし「盧大統領から韓米同盟懸案に対する立場を聞きたい」と話したという。

これに対し盧大統領が韓米同盟の重要性に対する自らの所信と「概念計画5029」、戦略的柔軟性の問題などの懸案に対する立場を説明すると、ブッシュ大統領はうなずいて理解する意向を伝えていたということだ。

ブッシュ大統領は続いて「韓米同盟は強く、同じ目標を持っている」と再び言及し、盧大統領に「今後、新聞を読まないでください」(Don’t read newspaper)とジョークを飛ばすと笑いが起こったということだ。

崔勲(チェ・フン)記者 <choihoon@joongang.co.kr>


朝鮮日報
米「北の6か国協議復帰、希望持っている」
2005/06/12 20:36

 ホワイトハウスのマクレラン報道官は11日、韓米首脳会談の結果に対し、「われわれは北朝鮮の“近く6か国協議復帰”にわずかながら希望を持っている」とし、「北朝鮮が今すべきことは、核兵器と核兵器プログラムを廃棄する戦略的決断を下すこと」と述べた。

 潘基文(バン・キムン)外交部長官は「両首脳は北朝鮮が核を放棄した場合、安全保証とエネルギーを含む実質的支援が行われることはもちろん、究極的には米朝がより正常な関係を築くことができることを再確認した」と述べた。

 「より正常な関係」はブッシュ大統領が使った表現で、修交に先立つ中間段階の関係正常化を意味するものとみられる。

 潘長官は、北朝鮮が状況を悪化させた場合に備えた軍事・非軍事的措置を協議したかとの問いに、「そのようなことを討議したことが伝えられると、6か国協議再開の雰囲気作りにプラスにならないだろう」と述べ、議題には上がったものの、発表しないことで合意した可能性を示唆した。

 潘長官は「外交実務者間で引き続き協議していく」と語った。

 ブッシュ大統領はまた、「南北関係の進展が北核問題の解決を促す有効な手段として寄与するものと期待している」と述べ、今後南北会談などで韓国側が北の核問題を協議することに期待を寄せた。

ワシントン=ホ・ヨンボム特派員シン・ジョンルク記者>heo@chosun.com
シン・ジョンルク記者 >jrshin@chosun.com


中央日報
南北対話が行われる2週間に「北核、勝負に出る」
2005.06.12 18:52:45

盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領とブッシュ大統領の6・11韓米首脳会談で、両首脳は北朝鮮の6カ国協議復帰を促すため発言を繰り返した。韓米同盟と関連しては異常気流を浮上させた両国の勢力が衰えた分、同盟の強固な発展を強調した。

何よりブッシュ大統領が直接北朝鮮を侵攻したり、攻撃する意思が無いことを明確にしたことに対し、政府は評価している。 北で関心の高い体制保障と関連し、ブッシュ大統領が核放棄時には「より正常な関係」が可能だと言及したことも意味がある。

ブッシュ大統領はまた「6月、米国の対北朝鮮提案には数多い誘引策が含まれている」と公開言及したと、青瓦台(チョンワデ、大統領府)国家安全保障会議(NSC)事務処は12日、資料を通じて明らかにした。

NSCは「米国の朝野で北朝鮮核問題と関連した多様な意見が出ているが、ブッシュ行政府の平和的、外交的解決原則には変わることがないし、積極的な交渉意志を持っていることをブッシュ大統領の声で確認したことは大きな意味をもつ」と説明した。

一方、政府は14日に訪韓するクリストファー・ヒル米国務部東アジア太平洋担当次官補と北核戦略を議論する。ある当局者は「この日は6.15平壌(ピョンヤン)大祝典に参加する韓国側代表団が出発する日」とし「首脳会談での合意事項を北朝鮮側によりはっきりと詳しく伝達し、戦略的決断を促す」と話している。

今週の平壌大祝典と来週の南北閣僚級会談など、今後2週間の南北対話に勝負の賭けに出るということだ。

ワシントン=崔勲(チェ・フン)記者 <choihoon@joongang.co.kr>
朴信洪(パク・シンホン)記者


東亜日報
韓米首脳、北朝鮮核で「重大局面、平和的解決」を再確認
JUNE 11, 2005 06:34
by 金正勳 (jnghn@donga.com)

盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は10日昼(韓国時間11日未明)、米ワシントンのホワイトハウスでブッシュ大統領と首脳会談を開き、北朝鮮の核保有を容認しないことや、北朝鮮核問題を平和的・外交的に解決するという原則を再確認した。

両首脳は、「北朝鮮核問題が時期的に非常に重要な局面に入っただけに、関連当事国が6者協議の再開に向けた外交的努力を傾ける」ことで意見をともにし、北朝鮮の6者協議への復帰を強く求めた。

韓国政府当局者は、「6者協議が依然として有效だという信号を送ったにもかかわらず、北朝鮮が前向きな態度を見せない場合、対北圧迫政策まで念頭に置いている米政府の方針に、韓国政府もこれ以上反対することは困難だということで、両国の間に暗黙の共感ができている」と伝えた。

両首脳は、2003年5月以降の3回の首脳会談でも、平和的・外交的解決の原則を強調したが、今回は、北朝鮮に事実上6者協議復帰の最後の機会になり得るというメッセージを送ったという点で意味が異なると、同当局者は説明した。

また盧大統領は、21~24日の南北閣僚級会談の再開など、南北関係の進行状況をブッシュ大統領に伝え、「南北対話が北朝鮮の6者協議復帰と北朝鮮核問題の解決を促すことに有用な窓口になり得る」と説明したという。

ブッシュ大統領は、北朝鮮住民の人権改善問題についても関心を示し、これに対して盧大統領は、韓国政府の基本方針を説明したと政府関係者は伝えた。

両首脳はまた、韓米同盟は最近数年間、質的な変化を経験してきたが、大きな枠組みの中で、健全かつ強固な同盟関係に発展しているという点も表明した。両首脳は、首脳会談につづき実務昼食会で、最近葛藤のある韓日関係を含む東北アジア情勢についても意見を交わした。

今回の会談に先立って、両国は実務協議の過程で、△北朝鮮が6者協議に復帰せず、状況がさらに悪化した場合、△状況が継続して流動的な場合、△北朝鮮が6者協議に復帰して、事態が好転した場合を想定して、今後の対応案についても話し合ったとされる。しかし、首脳会談でもこれらを論議したかどうかは確認されなかった。

一方、政府当局者は、「盧大統領が今回の会談で、外交的努力が消尽した場合、準軍事的対応に至るいかなる措置であれ支持するだろう」という米ワシントンポスト紙の報道に対して、「そのような議題や内容を持ってきたのではない」と否定した。

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