ローソク岩、高さ約40㍍観音様の立ち姿に似ていますので、観音岩とも呼ばれています。ローソク岩の名前は岩の先端に太陽が重なるとちょうどローソクに火をともしたように見える所からローソク岩と名付けられたそうです。ローソク岩について、アイヌの人達の伝説が残されております。昔々、大陸に住んでいた神様が、積丹半島をもぎとって、自分達の領土にしようとスキをうかがっていました。ある時、この神様は、物凄い大暴風と大津波を巻き起こし、そのドサクサにまぎれて、積丹半島を引きちぎろうとしました。これを知った北海道の神様達は、半島を渡してなるものかと、嵐の中、太い縄で積丹半島をしばり、その端をローソク岩の根元に、しっかりと結びつけました。この為、大陸の神様も、積丹半島を盗むことができなかったと言われております。