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札幌観光高橋ジャンボタクシーの札幌ファクトリー観光案内です。

2015-11-10 10:19:53 | 札幌市

札幌ファクトリー、開拓使が明治9年(1867年)にビールづくりを始めてから、110年あまりの間、サッポロビールの第一製造所のあった土地が再開発されて、新しい街に生まれ変わりました。それが「生活工房-サッポロファクトリー」です。ファクトリーというのは工場という意味ですが、ビール工場の跡地の広さは約4万㎡、北海道の都市再開発としては最も大きなもので、平成5年にオープンしました。高さ39㍍、幅34㍍、奥行84㍍の、広々とした丸いガラス屋根におおわれた、日本最大級のアトリウム、アイマックスシアターと呼ばれる巨大画面の映像劇場、最新ファッションから、お肉、お魚まである商業施設、ビヤホールはもちろん、さまざまなレストラン、ホテル、多目的ホール、写真博物館、そして銀行、郵便局と、生活工房の名にふさわしい、ひとつの街を形づくっています。しかし、古いものがすべて捨てられてまるごと新しくなったのではなく、ビール工場のシンボルだった煙突や、赤レンガの歴史的な建物は広場に残されていますし、かつてビール樽を寝かせておいたトンネルが、ビアホールとして活用され、また、新しい建物のいたるところに、ビール工場時代の機械や道具が埋め込まれて、開拓時代の面影を見る事が出来ます。ここはもともとビールの醸造に使う地下水をくみ上げていたところですから、美味しい水が自慢で、レストランなど、施設内では今も水道水を使わず、この井戸水を使っています。ここでさらにボーリングしたところ、温泉がわきました。温度は39.3度、弱アルカリ性ナトリウム塩化物泉で、神経痛や筋肉痛に効くといわれ、温泉施設「サッポロ-スプリングス」があります。このサッポロファクトリーのキャッチフレーズは「人と、物と、情報が出会う街、北の▪新しい▪暮らし」ですが、若者や観光客から夕食の食材を求める主婦まで、たくさんの人々で、早朝から深夜までにぎわう街となっています。このファクトリーのすぐ東側には、2代目北海道長官、永山武四郎が明治13年に建てた屋敷が大切に保存されています。永山武四郎は鹿児島出身の武士で、戊辰戦争で活躍したあと北海道に来て屯田兵制度の基礎を作り、屯田兵育ての親といわれた人ですが、自分の部下に対し「お前達は北海道の土になれ。わしも北海道の土になる」といって、その決意を示すために自分のお金で、ここに屋敷を建てたものです。この建物やサッポロファクトリーの面した北3条通りは、開拓使通りと呼ばれております。