Takaakyのボリビアだより

ボリビアにおいて、ボランティアに励んで(?)いた、自称三十路イケメンリーマンのブログ。平成24年1月10日任期終了。

クラワラ・デ・カランガス

2010-06-30 | ボリビア 旅行編
6月7日・8日。同期隊員がいるオルロ県クラワラ・デ・カランガスに行く。
表の目的はクラワラのCentro de Saludの見学。
しかし、Centro de Saludの見学よりは、本来の目的は同期隊員の任地の訪問。
つまり「旅行」である。
(ただ一緒に行った栄養士隊員は、主たる目的が「Centro de Saludの見学」である)

同期隊員から「クラワラは寒い」と脅された(?)ので、重装備で出かける。
いちばん厚いジャンパーを着用し、手袋、マフラー、帽子、そしてタイツも持参。
昼間は暖かかったけど、朝夕は本当に冷える。
防寒具をあるだけ持って行ったのは正解であった。

クラワラは人口5千人くらいの小さな町。町の人も声をかけてくれて本当に親切だった。

Centro de Saludは本当に広くてきれい。だけど患者は少ない。
8日の午前中に行った時には患者はいなく、医者も日向ぼっこしていた。

本当に楽しく、そして勉強になった1泊2日の旅であった。

そしてクラワラの旅を終え、日々の活動に戻った僕。
活動をしているCentro de Saludにおいて、Centro de Saludの所長と僕とのやりとり。
(所  長)月曜日と火曜日はどこに行っていたの?
(わたくし)クラワラのCentro de Saludに行って、勉強してきたよ。
(所  長)別に行ってもいいのよ。だけどこういうことは前もって言ってほしいわ。

いつも「放置プレイ」をされている僕。
別に僕がいなくても、誰も気づかなく、そして何も影響はないと思っていた。
だからCentro de Saludの所長にはクラワラに行くことは言わなかった。
「僕の存在を少しは認めてくれた?」
そうだと、少しうれしい。

【本日の画像】
 山の上から撮影したクラワラの町なみ。

学生が行うフェリア

2010-06-26 | ボリビア 活動編
最近は、学生と一緒に患者宅を訪問している。
患者宅を訪問している際に、学生からフェリアをするので、手伝ってほしいと言われる。
このフェリアが行われるのは土曜日。
土曜日まで活動するのは嫌だな、と思いながらも、せっかくの機会なのでOKする。

土曜日、午前8時にCentro de Saludで待ち合わせ。しかし誰も来ず。
8時半になっても誰も来ないので、帰ろうと思ったが、数人の学生が登場。
やっぱり「ボリビア時間」。もう少しで帰るところだった。

最初にフェリアを行ったのは、Centro de Saludから少し登ったところにある広場。
この広場ではサッカー場もあり、少年たちがサッカーを楽しんでいる。
「僕もサッカーがしないなあ」と思う気持ちを抑えて、フェリアの準備。
フェリアの準備はできたが、人はまばら。よって次の場所へ移動。

次行った場所は、Centro de Saludから少し登ったところのある通り。
まあまあ人が通る。
希望者に血圧を測ったり、5歳未満の子にビタミン剤をあげたりしていた。
また集まった人に、狂犬病、栄養、避妊、HIV、結核等の説明も行った。

この通りでフェリアを行った際のアナウンスの一部。
「このフェリアでは、JICAからの協力も得て行っています・・・」
この「JICAからの協力」とは僕のこと。こういうところで使わないでほしい・・・。

最後に僕の感想。
フェリアには少年や青年もいた。
こういうところで、青少年の健全育成に関する啓発活動を行っていきたい。
タバコ、酒、薬物などついて説明できたらよかったと思った。
これから準備していきたいと思う。

母親からのメール

2010-06-20 | ボリビア ラパスでの生活
僕が日本にいる家族との連絡手段は「手紙」「電話」そして「電子メール」である。
(スカイプとやらは、僕にとっては「神の領域」である)
僕がボリビアに行く前に、自宅にインターネットを引き、父母に使い方を教えた。
しかし父母はもうすぐ70歳。インターネットがすんなり使えるとは思っていなかった。
しかし、父母は最近メールを送ってくるようになった。
もちろん文字の変換などメチャクチャなところもあるが、素晴らしいことである。

最近母親から来たメールの一部を抜粋。

「ところで ○○(僕の名前)がもってきた 朝顔 や ひまわりが芽をだして来ました 
大事に育てています ○○が帰って来た時も 咲いているように頑張ります 
かれんそうは大きくなりすぎて 今はピンクの花が咲ききれいですよ」

駒ケ根訓練所に入所する2週間前まで、僕は1人暮らしをしていた。
その1人暮らしをしていたアパートのベランダで、僕はよく植物を育てていた。
朝顔は、日本で流行っていた「緑のカーテン」を作るために、ベランダで育てていた。
ひまわりは、知り合いからもらったもので、丈の低い小型のひまわり。
かれんそうは、蚊が近づかないといわれる植物で、ベランダで蚊よけのために育てていた。
訓練所入所のためにアパートを引き払い、自宅に戻った際に、
これらの植物も自宅に持ってきたのである。

僕が戻るまで、これらの植物をきちんと育ててくれるというやさしさが、うれしい。
離れて生活していても、親のやさしさがきちんと伝わってくる。

ちなみに、僕が帰国する予定は2012(平成24)年1月。
帰国する時、日本は真冬。
もちろん「朝顔」も「ひまわり」も咲いていないけどね・・・。余計なハナシでした。

【本日の画像】
 サマイパタで撮影したもの。
 本日の内容に即して花の写真を探したのですが、ラパスでの写真がありませんでした。

ボリビアへの持ち物 その1

2010-06-18 | 持ち物 ボリビア編
ボリビアに来て、すでに5カ月が経過。
「これ持ってこればよかった!」
「これ持って来たけど、いらなかったな・・・」
このような感想や反省を次の隊次の人に伝え、来ボリの参考にしてもらう企画です。

1 お金
現地生活費がすぐに引き出せない可能性もあるため、余分に持ってきましょう。
(「現地生活費問題」を参考にしてください)
(JICAが指示した金額しか持って来なかった、ということがないように)
またキャッシングができるクレジットカードを持っていくといいです。
ボリビア国内でもクレジットカード使用可能のATMがあります。
(ラパスやサンタクルスには確実にあります。その他の地域は分かりません)
なお現金は必ずドルで持参してください。
ボリビアでは日本円は両替できませんので、日本円は役に立ちません。
なお、僕はシティバンクのキャッシュカードを持参しました。
ボリビア国内のATMで、現地通貨で引き出せると思います(たぶん・・・)。
しかし今のところ使ったことがありません。

2 パソコン
できれば2台持ってきた方がいいでしょう。
2台のうち、1台は持ち運びが楽な小型のものがいいと思います。
パソコンを持ち歩く機会は、けっこうあると思うからです。
また2台あると、万が一壊れたり、盗難にあったりした際にも、少し安心です。
僕は1台しか持ってこなかったので「壊れたらどうしよう」と常に心配しています。

3 デジタルカメラ・ビデオカメラ
盗難や故障のことを考えて、複数台持ってきたほうがいいでしょう。
一眼レフのデジカメを持ってきている隊員も複数います。
またビデオカメラを持ってきている隊員もいます。
僕はデジカメを常に持ち歩いています。よって小型のものが最低1台あるといいです。
なおボリビアでも購入は可能です。

もちろん続編がありますので、ぜひお楽しみに・・・。

【本日の画像】Puente de America
 アメリカ橋は、日本だけでなく、ボリビアにもあります。
 山川豊のヒット曲「アメリカ橋」を思い出します。
 日本にいる時によく歌いました。

インフルエンザ予防接種

2010-06-16 | ボリビア ラパスでの生活
ボリビアは冬となり、そして乾期。最近は全く雨が降らなくなった。
毎日青空が広がっている。

「冬」「乾期」となると、心配なのは「インフルエンザ」
現在Centro de Saludでもインフルエンザの予防接種を行っている。
また待合室で待っている患者に、インフルエンザの啓発活動を行っている。

そういう時に、JICAからインフルエンザの予防接種の希望を募るメールが来る。
Centro de Saludで活動している僕。
病院兼保健所で活動している僕は、いつでもインフルエンザをもらう可能性がある。
予防接種がどこまで効くのか分からないが、できる予防対策はしておきたい。
迷いもなく、予防接種を受けることを希望する。
6月14日、指定された病院に行って、インフルエンザ予防接種を受けてきた。

そう言えば、駒ケ根訓練所でもインフルエンザをはじめ、多くの予防接種を受けた。
駒ヶ根訓練所では、毎週火曜日は予防接種の日と決められている。
本当に「薬漬け」だったのである。
しかしビョーキになって困るのは自分だし、別にカネを余計にとられるわけでもない。
素直に予防接種は受けていた。

駒ケ根訓練所でも、インフルエンザの予防接種があった。
(その時は新型インフルエンザ対応のワクチンではなかった)
だけど、予防接種をしても、流行るものは流行る。
訓練終盤になって、訓練所内ではインフルエンザが流行をする結果に。
インフルエンザの予防接種って効果あったの?と思ってしまったのを覚えている。

僕は駒ケ根訓練所での65日間、インフルエンザはもちろんのこと、風邪もひかなかった。
もちろん風邪薬も一切飲まなかった(のど飴はなめたけど)。

しかし訓練中欠かさなかったことがある。これは「うがい」。
訓練所内のトイレの手洗い場には、イソジンが備え付けてあった。
僕は、1日3回は必ずそのイソジンでうがいをしていた。

ある日、イソジンでうがいをしていたときに、ある友人が僕の隣で手を洗っていた。
僕が吐き出したモノを見て、その友人がびっくりしていた。
その友人曰く「吐血していると思った」
イソジンと血の色、なんとなく似ている・・・。

これから駒ケ根訓練所に訓練に行く方、うがい薬の持参は不要です。

【本日の画像】
 夜のサン・フランシスコ寺院。
 サン・フランシスコ寺院の後ろの夜景もきれいです。

パン作り

2010-06-12 | ボリビア 活動編
5月10日。高齢者の会でパンを作る。
きちんとパンの先生まで来て、パンを作るという本格的な行事である。
僕は日本でもパンなど作ったことがない(料理たるものをしたことがない)。
この日が本当に楽しみであった。

まずは「avena」(オートミール)を細かくする作業。
そして小麦粉、イースト、avena、卵黄、マーガリン、砂糖を混ぜる作業を行う。
このような作業中、僕はずっとフル回転。
ところで高齢者の女性たちはやらないの?と思う。
まあ僕は若い(?)し唯一の男性(先生以外では)だし仕方がないね・・・。
(高齢者の女性は、口ばっかりは出すが、手はださない。これは万国共通?)

焼きあがったパンを実際に食べてみると、本当においしい。
あまりにもおいしそうに食べていたら、高齢者の女性に褒められました。
この時思い出したのが、派遣前に勤めていた職場のY君。
このY君、何でも、いつでも、マズそうにモノを食べていた。
いつもマズそうにたべていた職場のY君、何でもおいしそうに食べましょう・・・。

このパン、次の日の朝も食べてみたけど、冷めてもおいしかった。
またパン作りがあったら、ぜひ参加してみたい!!

腹痛・下痢

2010-06-10 | ボリビア ラパスでの生活
5月28日深夜3時ごろ。急にお腹が痛くなり、下痢になる。
深夜にも関わらず、トイレとベッドの往復の繰り返し。
朝になっても症状は治まらず、その日の活動は休む。

5月29日(土)・30日(日)。下痢は少し治まるが、万全ではない。
日曜日は学生が行うフェリア(健康に関する啓発活動)の手伝いに行く。
下痢は完全に治まっていないが、これで治ってくれるかな・・・と思っていた。

5月31日(月)。また朝からお腹の調子が悪い。
一応活動先には出かけるが、トイレにいく回数多し。
この日の夜は、ボリビアおりがみ協会のイベントがあり、手伝いに行く。
このイベント先でも、トイレに行く回数多し。

6月1日(火)深夜。またトイレとベッドの繰り返し。
トイレに行っても、出てくる便は、もう「水」のよう。その日は活動を休む。
午後少し起きることができるようになったので、健康管理員に電話。
病院に行くように勧められる。
その日の夜、病院に行く。症状を医者に説明(もちろんスペイン語)。
医者は「寄生虫がいるかもしれない」ということで、検便を実施することに。
しかも検便を3日間実施することに。
その日は検便の容器と、薬を処方されて終了。
診断料150ボリビアーノ、薬代38ボリビアーノ、検査代170ボリビアーノ。
総計358ボリビアーノ(約5300円)。けっこう病院代は高い・・・。

その後3日間、毎朝検便を持って、病院へ。
最後の検便を持って行った頃には、下痢はすでに治まっていた。
そして指示された日に検査結果をもらいに行く。
その検査結果、もちろんスペイン語。何が何だかよく分からない。
担当の医師に検査結果を見せたが、特に問題はないとのことであった。
結局は単なる「下痢」だったのだろう。

異国での病気は、本当に心細いものであった。
また今回の下痢では、1週間、果物以外は何も食べられなかった。
みかん、りんご、バナナで1週間生き延びていた。
その結果かどうかは知らないが、1週間で体重が2キロ減った。

これからがんばって食べて、減った体重を回復できるように、がんばります!!

サッカー

2010-06-10 | ボリビア ラパスでの生活
僕は運動があまり好きではなく、特に球技など集団でやるスポーツは好きではない。
なぜなら、運動については何をしても下手で、周りの人に迷惑をかけるからである。
だから日本では、1人でもできるスポーツをしていた。
特に水泳は続けていた。水泳なら、いくら下手でも人に迷惑かけないし・・・。
(あとparejaで行う「夜の運動」も好きである。意味不明・・・)

こんな中、あるラパス隊員から、サッカーのお誘いがくる。
配属先のボリビア人のチームとのサッカーという。
南米に来たら「踊り」と「サッカー」はしなきゃ損損!(と僕は思っている)
ということでサッカーをやってみることにした。

また標高3600メートルのサッカーがどんなものか、体験してみたい気もする・・・。

しかし、実際サッカーをしてみると、他の隊員の足を引っ張るのみで終わった。
第一、サッカーを真面目にするのは、高校の体育の授業以来である。
(何年前のことかは、ここでは伏せておく・・・)
よって、他の隊員のみなさんには迷惑をかけっぱなし。申し訳ない。

しかし「継続は力なり」「参加することに意義がある」ということで・・・
隊員のみなさんの暖かいまなざしのもと、今後も続けさせていただきます。
今後ともよろしく。

高齢者の集まり

2010-06-04 | ボリビア 活動編
4月27日。活動先の長曰く、毎週水曜日に高齢者が集まる会があるという。
その高齢者の集まりに出席して、何か話してほしいという。

ボリビアに来て4カ月目にして、はじめての活動らしい活動である。
しかし、高齢者の前ですぐに何かを話すことができるほどのスペイン語力はない。
僕は「最初は見るだけね」と言うと、それでもいいという。

だけど、高齢者の前で何を話せばいいのか・・・
高齢者にふさわしい話、となるとやはり健康面。
僕ははっきり言って、健康の話などというのは専門外で、何も話せない。

この高齢者の集まり、僕だけではなく、同じ配属先の栄養士隊員も出席することになった。
高齢者の栄養とか健康とかは、この栄養士隊員にお願いして・・・。

さて僕は何をする?
日本文化の紹介、日本の歌を歌う、体操をする、などなど考えております・・・。

週1回だけど、何かすることができたのは、本当にうれしいことである。
この調子で、活動が軌道に乗ってくれたらいいけど。

【本日の画像】
 この高齢者の会で、若い女性が栄養の話などをしているところ。