ふんわりノート☆

ジャズシンガー平良亜矢子(たいらあやこ)のブログ。
日頃の“ふんわり”な出来事や音楽の覚え書き。

'09,1,30 あ・うん

2009-01-30 00:00:00 | Weblog
with 吉田桂一(P)Qいしかわ(Ts)
   犬童まり子(Vo)

あ・うんの階段を降りようとすると、中からサックスの音色が・・・。あれ?今日の演奏はピアノだけだったような???
「おはよう~!」と階段を上がって来たのはQさん。「およよ~?Qさん今日は御一緒でしたっけ?」「君が出てる日だな~と思って遊びに来たよ!」「え?ホントですか?」「・・・ウソ(笑)今日は僕も出演する日だヨ!」

大変失礼しました
てっきり吉田さんのピアノだけだと思い込んでいて、HPやDMのスケジュールも書き間違えていましたQさんとの共演日に聴きに来たいと思っていた皆さん、スミマセン~
とは言え私は、今日は大好きなQさんと御一緒なのだと判り、嬉しくてテンションが上がりましたけど

Qさんは赤い大柄チェックのジャケットを着ていて今日もオシャレさんなんでも似合うんだな、ホントに。羨ましいかぎり。吉田さんが「ちょっと着させて下さいよ」と言って着るも、なんだか似合わない(笑)。服というのは背格好や年齢や顔の形でこうも違って見えるものなのだと、改めて勉強になったヨ
私もよく「ステキだな~」と思ってネットで購入したものの、届いて着てみるとなんだか顔に似合わなかったなんて事がある。何でも似合う人になりたいなぁ

演奏はというと、もちろんご機嫌曲の合間に誰かが何かしら面白い事を言うもんだから、笑いっぱなしのライヴだったヨ
“On a clear day”の曲紹介では「よく澄んで晴れた日には、立ち上がってよく見渡してみると、自分が何なのかよく見えて来て、その存在の輝きに気付いて驚かされたり、そこら中から今まで聴こえなかった世界の音が聴こえて来て、そう永遠が見える!って曲です」と私が言うと、Qさんは「うん、白内障の手術をした後は、本当によく見えてビックリしたね~」だってサ(笑)

さてさて来週月曜2/2のライヴは、サテンドールで~す
バリトンサックス+ピアノトリオのカルテットに、ボーカルが3人という豪華ライヴ
しかも共演ボーカルは大好きな2人お見逃し無く~!
ライヴはチケットが必要なので、「遊びに行こうかな~」と思って下さる方は当日でも構わないので私まで御連絡下さいね

2月2日(月) 六本木 Satin doll  03-3401-3080
 ¥2,800
(前売券or当日清算券をお持ちの方は御飲食代10%Off。
 お席は前売券購入or御予約のお客様優先で御用意致します。)

「Satin doll vocal night」
 Open 18:00
 1st/19:10~ 2nd/20:50~ 3rd/22:20~
 (各1時間ステージ)
 つづらのあつし(Bs)出口誠(P)藍沢栄治(B)
 滝幸一郎(Ds)池田聖子・佐々木朝美・平良亜矢子(Vo)

お待ちしておりま~す

'09,1,27 カナユニ

2009-01-27 00:00:00 | Weblog
with 川久保典彦(P)

久しぶりのカナユニ と言ってもたぶん半年ぶり位なんだけど、このお店はいつでも時が止まっているようで、前に来たのは数ヶ月前だったか、それとも数年は経つのか判らないような感覚に落ち入るのです

火曜日の19時。階段を降りてフロアを見渡すと、既に満席。沢山の笑顔とテーブルを彩る美味しそうなお料理の数々、慌てずでもスムーズに行き来するベテラン・ウェイター達。世の中が不況だと言われている事も、今日が平日だと言う事も全部忘れてしまいそうな風景。着物の女性のすました表情、髪をアップにして耳元に大きな黒い石のイヤリングをゆったり揺らすドレスの女性の無邪気な笑み、一番端の席で向かい合うまだ若い恋人同士のはにかんだ微笑み、カウンターを陣取っているワインでご機嫌なおじさま達の豪快な笑顔・・・そんな人々の顔が一遍に私の目の中に入って来て、そして今度は逆に自分の体がその風景に溶け込んでいき、急に「誰かではなくここにいる全ての人の幸せをもう1ずつ増やす為に歌いに来た」のだと思えて来た

少しでも多くの方々の傍らで歌いたくて、自然とマイクのシールドを引っ張りながらフロアのあちこちを歩き回りたくなる。動く度に、柱の影からまた別の笑顔と視線が合ったりして、今至福の時を過ごしているその方と出会えた幸せを感じる。ここは、私にとっては遊園地 

2ndセットが始まる頃、予約が入っていた奥の半個室の席にお客様が到着した。一方の女性は確かTVで拝見した事がある・・・と思いながら歌っていたけど誰だったか思い出せない。それよりも、フロアの方を向くと半個室の席に背中を向ける事になってしまうので、上手くどちらも見渡せる角度で歌う事に気がいった。
2ndの演奏が終って、ピアノの川久保さんに「あの女性、政治家だっけ?女優さんかな?よく知ってるお顔だけど・・・」と尋ねても判らない様子。ん~、思い出せないと気になるな~。

3rdセット。空いてはすぐに埋まっていたお席に少しだけ余裕が出来、お食事が済んでワインやウィスキーを傾けながら談笑しているお客様も多い。私が歌い始めると、体を少しこちらに向けて音楽を楽しんだり、リクエストを下さる方もいて、先程までとはまた少し違うゆったりした雰囲気で楽しい このお店はいつもそうなのだけど、今日も誕生日のお客様がいらしたのでハッピーバースデーを歌うと周りの皆さんも御一緒に歌い始め、カナユニ独特の、お客様皆で幸せを共有する空間が出来上がる ところで奥のお席。その席だけは離れ過ぎていてバースデーソングなどを一緒に楽しめないので、3rd最後の曲は多少フロアにお尻を向ける事にはなるけれど、奥のお客様メインで歌う事にした。速いテンポで「Lover come back to me」。それまで話し込んでいた女性は数メートル間近に寄って来た私に気付いて嬉しそうにこちらに振り向き、歌を楽しんで下さっている様子。ピアノソロになると川久保さんを満面の笑みで見つめながらリズムに乗って体を揺らし、また歌に戻ると今度は歌詞を御一緒に口ずさみながらノリノリでお聴きになって、曲が終ると何度も会釈して下さった。私は彼女が何物かなんてもうどうでもよく、とにかくあんなに楽しんで下さって良かったと心から思っていた。

店内もかなり落ち着き、私が4thセットを歌い始めてふと振り向くと、地上に続く階段の下で彼女はコートを羽織っているところだった。普通なら帰る客は皆カウンターにいるベテラン・バーテンさんなどに挨拶をして行くのですぐ判る。でも彼女は静かに席を立ち目立たないように帰ろうとしていたのか、一歩もフロアの方に寄ろうとはせず、気付いた私に、また満面の素敵な笑顔で何度も小さく手を振って下さった。私ももちろん、歌いながらなので片手だったけど、手を振り返して御挨拶をした。

久しぶりのカナユニは、20曲+リクエストも数曲頂いたので忙しかったけど、心はとても充実 言葉を交わしたわけではないけど、人々と出会い音楽で気持ちが通じ合う事程素晴らしい時間は無いような気がする。
帰り際、ホールを仕切っているベテランスタッフのAさんにお礼を言われた。「奥にいらしたお客様が、今日は本当に楽しかったと何度もお礼を言われて、ミュージシャンさんにもお伝え下さいとおっしゃってお帰りになりましたよ。こんな事本来はあまり言う事ではないけど、あの方は○○宮○子妃でしたが、気付いてた?」

・・・あのお顔、知ってるハズだ。彼女はいつも、ジャズとスポーツ(特にサッカー)が大好きだった故○○親王の様々な総裁職を引き継ぎ、天皇杯やJリーグの表彰式では必ず優勝カップを渡すプレゼンターをなさっている。でもきっとこの場合、判らなかったのは仕方ない。だって、まさかそんな方が目の前にいるとは普通は思わないもの

彼女がTVで拝見する以上に素敵な方だった事の嬉しさと、カナユニの尽きぬ奥深さへの感銘と、まるで友達にバイバイするかのように片手で手を振ってしまった自分を思い返しつつ・・・、帰宅の路に着いたのでありました~

'09,1,23 あ・うん

2009-01-23 00:00:00 | Weblog
with 荒武裕一郎(P)梶多美江(Vo)

久しぶりに、とても落ち着いて歌えた日

いや、いつも落ち着いてないって訳ではないんですよ(笑)
なんだろう、なんて言うのかな。
自分の心の声と歌がいつもより素直に手をつないでくれてるというか・・・とは言っても、いつもよりいい声が出てるとかではなく、ホントに気持ちだけの問題なんだけど。

ピアノの音も、いつもよりす~っと自然に体に入って来る気がした。いつも聴こえてなかった何かも聴こえてる感じ

自分でも上手く説明出来なくてもどかしいのですが、この先も大事にしたい、感じていたい感覚だった事は確かです

Chanter La Revue PART17

2009-01-20 00:00:00 | Weblog
劇団未来劇場第17回レビュー公演
「Chanter La Revue PART17
 シャンテ・ラ・レビュー」
 @新宿スペース107
友人のダンサーYちゃんが出演しているので、観て来ました~

絵を見たら一目瞭然未来劇場は水森亜土さんを中心に活動しているカンパニーです
ここのレビューを観るのは2回目(前回のブログChanter La Revue16)で、昨年の秋にはストレートプレイの公演も拝見したんですが、私はやっぱりレビューが好きだな~ だって、とにかく衣装が華やか! だからとっても楽しみでした。

今回も約1時間半、たっぷり踊ってくれたヨ
あまり激しい振り付けはないんだけど、その代わり、どの曲もステージに立つダンサーさん達は同調性に優れた美しい踊りを見せてくれて夢の世界に惹き込まれるんです。そう、まさに亜土ちゃんの絵の世界を覗いてるみたい。曲毎に次々に変わる超セクシーな衣装も、絵の世界だと思えばいやらしさなど全く無くて、自然に受け入れられるからホントに不思議

そして久しぶりに観たYちゃんのダンスは、相変わらず、いえいえ、益々ステキでなんだか嬉しくなっちゃった本当に素晴らしいダンサーさんなんです。彼女が未来劇場のレビューに出演するのも今回が2回目だったそうなんだけど、もう既にメインダンサーの1人友人としてはなんだか鼻高々でした(笑)

ジャンルは違うけど、彼女も私も、誰かの心のオアシスになれる仕事に巡り合ったのだと気付かせてくれる舞台で、(実は歳も一緒なので)輝く姿に、そしてその笑顔の裏にあるプロ・ダンサーとしての姿勢にも、沢山のパワーを貰えた日でした

浜離宮恩賜庭園

2009-01-13 00:00:00 | Weblog
東京に来てもう18年も経つのに、まだ訪れてない名所って沢山ある。いつか行ってみたいな~ってよく思ってた 特に名園の数々。地図の上ではよく眺めてるんだけどね

という訳で、思い立ったが吉日・・・とはさすがにいかなかったけど、1週間前から計画して「浜離宮恩賜庭園」に行ってみました!
寒い日が続いていたのにこの日はとてもいいお天気。
地下鉄を降りるとそこは汐留の高層ビル群の奥深くで、本当にこのビル群を抜け出したら庭園があるのかと不思議な気持ちになりつつ、上へ上へそして東へ。10分程歩くと四方を川とお堀に囲まれたその名園はありました。
中に入るとまず、ビルの合間にすっぽり抜け落ちたような薄い青空があまりにキレイで思わず見上げた。差し込む暖かな日射しと澄んだ空気に包まれて、まるで“どこでもドア”で何処か遠くに来たみたい。
冬なので全体的に落ち着いた色彩だったけど、それでも、手入れの行き届いた美しい木々が池を囲む、観光客も疎らな遊歩道をゆっくり歩くだけで、心は、海を埋め立てて屋敷と鷹狩場が造られた350年前へとタイムスリップしていました

最初の写真は、この陽気に目を覚ましてしまった(?)梅の花。鮮やかな色が眩しいほど凛と咲いていて、思わず写メ


これは「三百年の松」。六代将軍家宣が庭園を大改修した時に植えられたもの。左奥に見えるのが主幹で、そこから幾重にも枝が分かれて低く張り出し、こんなに大きくなった松。圧巻~

牡丹園では早咲きの品種がすでに花を開いてくれていました


休憩するのも忘れて、気付くとあっという間に2時間。どうりで足が痛い でもきっと、これからは東京の何処を歩いていても、ふとこの風景を思い出してホッとするんだろうな~と思うので、それでいいかナ

春菊

2009-01-08 04:33:55 | Weblog
安くて栄養満点・旬の食材“春菊”。
でもお鍋やおひたしだけでは飽きるんだよね~。
という訳で、今日作ってみたオススメ・レシピ

「春菊のツナ和え

春菊をさっと茹でて2~3cmに切ったら、汁気を切ったツナを合わせ、醤油でクルッと香り付けし、昆布茶を少量ササッと振って(味の素好きの方はそれでもいいかも)混ぜたら完成
ツナは、ノンオイルやカロリー1/2の方がサッパリしていいヨ。その場合はほんの少しだけマヨネーズを混ぜるとコクが増します(入れ過ぎ注意!)。辛党なら七味を振っても
ちなみに、春菊1束にツナ1缶は多いという方は量のバランスを変えて作ってみてね

あ~病み付きになる春菊をモリモリ食べちゃう。幸せ~

'09,1,6 あ・うん

2009-01-06 00:00:00 | Weblog
with 吉田桂一(P)竹内直(Ts)
   池田聖子(Vo)

“あ・うん”歌い始め~・・・あっ、私の歌い初めは昨日のチャーリーズ・クラブだったけどね(笑)

新年第一弾にふさわしい、楽しいライヴだったヨ 直さんはいつもテナーサックスとフルートを持って来てくれるんだけど、このフルートの音色が新春の雰囲気にピッタリでグ~ 清々しい気持ちになりました

てなもんで私も、今日は新春にふさわしい選曲でお届け! 
1stセットは“Lucky”という言葉が連発されて縁起がいいので「Time after time」と、“新春大売り出し”にかけて(こじつけだけど)「Love for sale」。2ndはビートルズのリクエストを頂いたので「In my life」と、初詣の人混みから連想して“100万人が行き交っても私の目には誰も写らない、だってあなたしかみえないのだから”というラヴ・ソング(これもこじつけだね・・・)「I only have eyes for you」。3rdは昨今の不況に打ち勝つ明るい今年であることを祈願して“憂鬱な世界・ブラックバードとはおさらば、青空のブルーバードに会いに行くんだ!”という「Bye bye blackbird」、そして最後はこれもリクエストを頂き“3月の風が私の心をダンサーにさせる”というフレーズに新春の向こうの本当の春を予感して「These foolish things」。
どの曲も、寄り添うような優しくて軽やかな吉田さんのピアノが心地良くて、幸せでした~。

そして、いつもライヴに足を運んで下さるYさんに歌い初めの日にお会い出来て嬉しいかったナ。なんかこうゆうのって縁起がいいというか(笑)今年の運がよくなった気がする 昨年何かと応援してくれた我が妹Nちゃん&Oさんも顔を出して下さって、“今年も歌うぞパワー”が充~分に蓄電された一日となりました

2009!

2009-01-04 00:00:00 | Weblog
新年、明けましておめでとうございま~す

今年も始まりましたネ。
毎年ながら・・・もうお腹一杯です(笑)
年末年始は旧友や長年お世話になっている知人への年賀状作成&家中と資料の整理整理整理!ふ~これも毎年一緒か~

でも、今年もいい歌を聴いて頂きたいそれだけは毎年変わらなくてもいい私の目標です。
2009年のライヴ・スケジュールを御案内させて頂きます


《ライヴスケジュール》
[1月]
 5日(月)六本木 CHARLIE'S CLUB 03-3408-4566
      '09年の年明け第一弾(出演21時~24時)
6日(火)西新宿 JAZZ あ・うん  03-5386-6063
      with 吉田桂一(P)竹内直(Ts)池田聖子(Vo)
       “あ・うん”の歌い始め豪華ライヴで~す
 9日(金)六本木 CHARLIE'S CLUB(出演21時~24時)
23日(金)西新宿 JAZZ あ・うん  03-5386-6063
      with 荒武裕一郎(P)梶多美江(Vo)
       多彩なストーリーを奏でるピアノで
26日(月)六本木 CHARLIE'S CLUB(出演20時~23時) 
27日(火)元赤坂 レストラン『カナユニ』 03-3404-4776
      with 川久保典彦(P)
       繊細なピアノオニオングラタンスープは絶品!
28日(水)六本木 CHARLIE'S CLUB(出演20時~23時) 
30日(金)西新宿 JAZZ あ・うん  03-5386-6063
      with 吉田桂一(P)犬童まり子(Vo)
       軽快で温かなサウンドに包まれて
[2月]
2日(月)六本木 Satin doll  03-3401-3080
      with つづらのあつし(Bs)出口誠(P)
         藍沢栄治(B)滝幸一郎(Ds)
         池田聖子(Vo)佐々木朝美(Vo) 
       「Satin doll vocal night」に3度目の出演
       希有なバリトン・サックスのカルテット!
      (チケットの御予約は私まで
       ご連絡お待ちしておりま~す。)

時間等の詳細は 私のWeb site地図は各店HPでどうぞ!

携帯用サイトも作りましたお手軽にライヴの場所・時間・Music charge・出演者等を確認出来ます。トップページだけの簡単なものなので、開いてすぐに画面メモして頂ければ通信料もあまりかからず、1ヶ月以内程度のライヴ詳細をご覧頂けます。是非ご覧になってみて下さい PCから開くとQRコードが表示されますので、携帯にブックマークしてご利用下さいネ

平良亜矢子携帯スケジュールサイト
今年も是非ワクワクしながらご来場下さい
皆様にとって2009年が幸多き年になる事をお祈致しております!
今年もヨロシクお願い致しま~す